【進撃の巨人】ミカサ・アッカーマン 強すぎる彼女の実力や活躍を解説

進撃の巨人に登場する最強のヒロインである、ミカサ・アッカーマン。主人公であるエレン・イェーガーをも凌ぐ戦闘力と格闘センスは物語の中で多くの読者を魅了し引き付けました。なぜ彼女はここまで強くなったのか、物語の中ではどんな活躍をしていたのかここで解説していこうと思います。

【進撃の巨人】ミカサ・アッカーマン 強すぎる彼女の実力や活躍を解説

ミカサ・アッカーマンの基本情報

 ミカサ・アッカーマンの特徴

【進撃の巨人】ミカサ・アッカーマン 強すぎる彼女の実力や活躍を解説

ミカサ・アッカーマンの特徴は薄い顔立ちと漆黒の頭髪、美しい黒い瞳が特徴で物語内では絶滅したとされている東洋人の血を引いているキャラクターです。クールな性格で多くは言葉を発せず、目的を実現する強さと技を併せ持ち、それに必要な情報を取捨選択する広い視野を持っていると評価されています。

ミカサ・アッカーマンの戦闘能力

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ミカサ・アッカーマン1番の特徴であるのは、物語に登場する全登場人物のトップクラスの戦闘能力です。訓練兵時代からその実力は評価されており、上官たちからは「並の兵士100人分の戦力で失われたら人類の大損害」とまで言われています。対人の格闘でも同じ104期生のアニ・レオンハートやライナー・ブラウン以上のセンスを持っており首席1位で卒業しました。調査兵団に入団後もその戦闘能力を活かして壁街調査では数多くの無垢の巨人、奇行種を討伐してきました。

その強さの秘密は「巨人科学の副産物」と言われている過去に巨人化と同等の能力を造り出そうとする人体実験を進める過程で生まれた一族の末裔です。こちらについては後述でも解説をしていこうと思います。

また、訓練兵時代にはアニ・レオンハートに対してデリカシーに欠ける発言をして、ボコボコにされてしまいそれを見たミカサは自分と戦っていたライナー・ブラウンをアニに向けて投げ飛ばす荒技も披露していました。自分よりも身長は20cm大きく、体重も15kgも重いライナーを人に狙って投げる技術と腕力は彼女の強さを物語っています。

ミカサ・アッカーマンとアッカーマン一族の関係

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ミカサ・アッカーマンの姓である「アッカーマン」同じ調査兵団のリヴァイ・アッカーマンも同じ姓だが兄妹というような描写は一切描かれていません。では「アッカーマン」とは一体何なのでしょうか。ここで解説していこうと思います。

「アッカーマン」とはまだエルディア帝国が健在していた頃にその長い歴史の中で、「ユミルの民」に実験を重ねていた中で偶然生まれた一族で人の姿を保ったまま一部の巨人の力を引き出す事ができる一族なのです。本来人間には自身の身体を守るために筋力にリミッターがついており、100%の力を発揮できません。しかし「アッカーマン一族」はそのリミッターを解除することが可能で常人とかけ離れた力を使えます。

ミカサ自身も幼い頃に東洋人の血を引く母親を狙った人攫いに襲撃された際に、応戦していたエレンの「戦え」という言葉によりリミッターが解除されて床板を踏み込みで壊すほどの脚力を出し人攫い達を殺害して、この日以降ミカサは自身の力を自らの意思で解放することができるようになりました。

また、アッカーマン一族は未だに謎が多く解明されていない点が多く、半分エルディア人の血を引いているのに巨人化できるか不明であったり、フリッツ王が「不戦の契り」を交わして全てのエルディア人に「壁の中が世界の全て」だと信じ込ませるために記憶の改竄を行いましたが、少数民族であった東洋人の血族やアッカーマンの血族には通じませんでした。その影響もあってか過去には東洋人やアッカーマン一族は異なる思想をもった異端と思われて迫害を受けていた過去もあります。

アッカーマン一族に関する情報は原作でもエレンがジークから語られた情報がほとんどで、不明確な情報も多くミカサには該当しても、リヴァイやケニー・アッカーマンなどには該当しない点も多々あるのでまだまだ謎が多い一族のようです。

ミカサ・アッカーマンの声優

ミカサ・アッカーマンの声優を演じたのは石川由依さんです。1989年5月30日生まれ兵庫県出身の声優で、6歳の頃から劇団ひまわりに所属しており通学しなが舞台で活躍をしていました。その経歴を活かして普段は舞台を中心に活躍をしており2007年にテレビアニメ「ヒロイック・エイジ」にて声優としてデビューしました。

進撃の巨人以外の主な代表作品は「ヒロイック・エイジ」ディアネイラ役、「蒼穹のファフナー EXODUS」水鏡美三香役、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ヴァイオレット・エヴァーガーデン役など、様々あアニメで主役級の役をこなす実力派の女性声優です。

ミカサ・アッカーマンの名台詞・名シーン

ここでミカサ・アッカーマンの名言・名シーンをご紹介していきます。

「私は…強い…あなた達より強い…すごく強い! …ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることができる…例えば…一人でも」

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巨人による襲撃でミカサをはじめとする104期生たちが立体起動装置のガスを補給しようにも補給棟が大量の巨人に囲まれて補給が出来ずにピンチに陥ります。全員が諦めかけている時にミカサは「補給棟に群がる巨人を全部倒せばガスは補給できる」と皆に言いましたが周囲は「無理だ」と決めつけて賛同しませんでした。

そこでミカサが「できる」といい立体起動のブレードを抜き空に掲げるとその場にいる仲間に向かって「私は強い、一人でも巨人を蹴散らせる」、「それに引き換えあなた達は腰抜けだ」と煽り全員を奮起させて巨人の殲滅へ向かいました。

実はこの時ミカサはエレンの戦死の報告をアルミンから聞いておりその心中は決して穏やかではなかったことでしょう、しかし「今」自分がすべきことは感傷的になる場合ではないと判断をして全員と生き残ろうと決めたのです。

「不毛」

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女型の巨人の正体を調査していく内にその正体が同期のアニ・レオンハートであることが判明して問い詰めるもとぼけ続けるアニに対して放った台詞です。

エレンは憲兵団に壁外遠征の失敗により身柄を拘束されることが決まり、ミカサやアルミンはその状況に乗じてアニの正体が女型の巨人であることを暴こうとしていました。エレンの移送をアニに手伝うように見せかけて地下道へ誘導しましたがアニは周囲の状況を把握して罠であることを見抜きました。そこでアルミンの問い詰めに曖昧な返事しかしないアニに対して、一度エレンを襲ったことや仲間を騙し続けていたことの隠すことのできない怒りが描写されています。

「私にマフラーを巻いてくれてありがとう」

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ミカサのマフラーは過去に人攫いに襲われて両親を失い孤独になったミカサへエレンが巻いたもので、その日からミカサはエレンと常に行動をともにするようになりそのマフラーはミカサの宝物になりました。その後エレンの両親も死にエレンだけは失いたくない恐れながら生きていました。

その後月日は流れてミカサやエレンたち調査兵団は壁外でライナーやベルトルト、巨人たちに襲われて絶体絶命のピンチに陥っていました。そこに現れた母の仇でもある巨人にハンスも殺されて、さすがのミカサも万策尽きたのか死を覚悟して隣にいたエレンに対してたくさんの感謝の言葉を述べた最後に、自分にマフラーをくれたことを感謝したときの言葉です。

またこの時のミカサの表情が登場してから一番可愛いと話題にもなりました。

この言葉がきっかけでエレンは「始祖の巨人」の能力の一つでもある「座標」を発動することができ、エレンは始祖の巨人の能力を開花しました。

エレンのために誰よりも強くなる決断をしたミカサ・アッカーマン

【進撃の巨人】ミカサ・アッカーマン 強すぎる彼女の実力や活躍を解説

孤独から救ってくれたエレンを守るために強くなる覚悟を決めたミカサ。強くなるために心も身体も徹底的に鍛えて人類最強の男であるリヴァイ・アッカーマンと双肩を並べる程までになりました。

しかし、クールな外見や強すぎる戦闘能力だけでなく、エレンに対して赤面したり可愛らしい笑顔を見せたりと年相応の女性らしさもあり温かい人の一面も描写されており読者は親近感を覚えたかと思います。時には嫉妬に目が眩み周りが見えなくなるほど暴走してしまうシーンもありますが、それも全てエレンへの感謝の気持ちからくる行動だと思えば愛おしくも思えます。

今後ミカサとエレンはどのような結末に向かうのでしょうか、今後の2人の行方に目が離せません。