【テニスの王子様】に登場するキャラクターはとても個性的な人物であることが多く、それぞれがそのキャラクターを象徴するセリフを残しています。その中でも石田銀が残したセリフは、テニスの王子様を知らない人でも知っているほど有名なセリフがあります。果たしてそれはどのようなセリフなのでしょうか。
今回は石田銀について解説。セリフや特徴、作中での活躍等について紹介していきます。
石田銀の基本情報
名前 | 石田銀(いしだぎん) |
性別 | 男 |
所属 | 四天宝寺中学校 |
必殺技・能力 | 波動球 |
年齢(学年)/誕生日 | 15歳(中学3年生)/1月25日 |
身長/体重 | 189cm/82kg |
声優 | 高塚正也 |
初登場 | テニスの王子様原作248話 |
決め台詞 | ワシの波動球は百八式まであるぞ |
パートナー・友人 | 特に無し |
その他 | 石田鉄の兄 |
石田銀の特徴や波動球について
石田銀は大阪の四天宝寺中学校の3年生。189cmの長身にスキンヘッドという格好から、とても中学生に見えないという特徴を持っています。また、試合前には合掌をしたり、座右の銘が「色即是空」だったりと、修行僧のようなイメージのキャラクターとなっています。
不動峰中学校の石田鉄は実の弟で、石田鉄の必殺技である「波動球」は本来は石田銀の持ち技。当の本人もパワープレイを得意としており、中学生の中では図抜けたパワーを持っています。
特に波動球は壱式から百八式まで段階を変えることが可能で、その威力も壱式波動球で既に河村隆のダッシュ波動球を超え、さらには他の波動球を無効にできるという、化物のようなパワーを備えています。
また、石田銀は四天宝寺中学校にはテニスの特待生として在籍しており、実家は弟のいる東京にあるそうです。
石田銀の来歴
石田銀は全国大会編で大阪代表として初登場。岡蔵中学校や弟のいる不動峰中学校を倒し、いよいよ青春学園と準決勝であたります。相手は同じパワータイプの河村隆。お互いに波動球の使い手であることから、勝負は波動球の打ち合いになりますが、波動球の段階が108まである石田銀が圧倒的に有利の状況。試合は5-0で石田銀の圧勝ぺースにまで進みます。
しかし、河村隆は弐拾参式波動球で場外にまで飛ばされても諦めず、その姿勢に感化された石田銀は波動球の打ち合いを熱望。これが仇となり、石田銀は波動球の負荷によって腕を骨折してしまい、5-0で勝っていたにも拘わらず棄権負けという事態に。
その後はそのパワーを見込まれてU-17の代表合宿に参加。同士討ちのタイブレークでは同じ学校の黄色小春を棄権負けに追い込み、2軍に参加することになりました。1軍入れ替え戦では同じパワータイプの1軍No.3のデューク渡邊と対決。その圧倒的なパワーの前になすすべなく、棄権負けを喫してしまいます。
それでもU-17のグループリーグにはデューク渡邊とダブルスを組み、スイスのアルバート・フェデラーとランディ・フグのペアと対決することになりますが、わずが1ゲームしか取れずに敗戦してしまいました。
石田銀の担当声優
石田銀の担当声優は、高塚正也さん。高塚さんは青二プロダクションに所属している声優さんで、非常に数多くのキャラクターを担当しています。
高塚さんの主な代表作は、「ワンピース(ジョニー等数多くの役)」、「戦国無双シリーズ(直江兼続、黒田官兵衛役)」、「真女神転生デビルチルドレン(ビビサナ役)」等があります。
石田銀の名シーンや名セリフ
石田銀はテニスの王子様のキャラクターの中でも飛びぬけて有名なセリフを持っており、それ以外の活躍でも、名シーンや名セリフと呼ばれるようなものがいくつもあるキャラクター。ここでは石田銀の名シーンや名セリフと呼ばれるものを2つ紹介していきます。
「ワシの波動球は108式まであるぞ」
恐らくテニスの王子様を知らない人でも、「ワシの○○は108式まであるぞ」という言葉は聞いたことがあるでしょう。その元ネタはこのセリフ。
そもそも石田銀の波動球は威力が桁違いで、参式波動球で河村隆が宙に浮く威力。これが108式となれば、単純な計算では宇宙まで飛んでしまう威力を持っているという計算もあるのだとか。
とはいえこのセリフは、本来の意味合いである「波動球の強さや石田銀自身の強さを誇示するためのセリフ」から、「自身の凄さを誇示(本当に強いかはさておき)するためのネットスラング」へと意味合いを変え、多くの方が一時期使用していました。
河村隆との激闘
石田銀の最大のシーンは、やはり河村隆との闘い。お互いに波動球を使うパワータイプということで、試合は波動球の打ち合いに発展。結果的には石田銀の棄権負けで決着が付いてしまった試合ですが、注目すべきはその試合後の二人の負傷具合。
石田銀は左腕の骨折、河村隆は肋骨3本にヒビ、大腿骨損傷、踵骨損傷、頚部挫傷、右足首の捻挫と凄まじいレベルの負傷を負っています。テニスをプレイしたのに、まるで交通事故にあったかのような試合になっています。
有名なセリフを残したパワーテニスプレイヤー、石田銀
石田銀は非常に有名なセリフを残し、テニスの王子様を知らない方でも非常に有名なキャラクターになりました。
試合も熱い展開を見せ、テニスの王子様の中でもとても読み応えのあるシーンとなっています。