「約束のネバーランド」七つの壁編開幕直後に初登場したあの”ピーター・ラートリー”の部下にあたる存在、アンドリューについてご紹介していきたいと思います。エマたちと敵対する謎多き男の最期は果たしてどうなるのでしょうか。
アンドリューの基本情報
名前 | アンドリュー |
性別 | 男性 |
年齢 | 不明 |
所属 | ラートリー家 |
声優 | 不明 |
初登場 | 12巻 第98話 始まりの音 |
アンドリューの性格と能力
アンドリューは、なんといっても高すぎる戦闘能力と生存能力です。ピーター・ラートリーから絶大な信頼を受けていることが作品の中で何度も見受けられました。アンドリューは鋭い観察力と戦術を持ち備えているので本物のフィルターを襲撃するときもその能力を存分に生かした戦いをします。アンドリューはピーター・ラートリーの掲げる正義のため、時間をかけて完全計画を練るなど、真面目で冷静な性格ということがよくわかります。
アンドリューの所属しているラートリー家
アンドリューの所属しているラートリー家は、1000年前に鬼と”約束”を結び、二つの世界の調停役を担ってきました。鬼と人間は戦争を続けてきましたが、食用の人間を差し出すことを条件に和平させたのです。
アンドリューの役割
アンドリューは、ピーター・ラートリーの部下で協力者です。ピーターの指示により農園やGP(ゴールディ・ポンド)から脱獄した子供たちと、ミネルヴァの支援者の殺害計画を遂行します。ピーターから厚い信頼を得ているので、アンドリューはその期待に応えるために時間をかけて丁寧に、確実に計画を実行していくのでした。
アンドリューの襲撃シーン
エマたちがGF(グレイス=フィールド)から脱獄して2か月後の2046年3月にシェルターを発見します。結果的にそのシェルターはダミーでしたが的確な指示を仲間に伝達する姿からこの抹殺計画の濃さが伺えます。その後、再度襲撃の際にアンドリューの計画性・戦術の高さがさらに秀でて分かるように描写されていました。エマたちに立ちはだかる天才、アンドリューの襲撃シーンをご紹介します。
最初の襲撃
2046年3月、エマたちが脱獄してからおよそ2か月後、アンドリューが一番最初に襲撃したシーンです。足跡を追跡し、フィルターを見つけますが、そこはもぬけの殻でした。エマたちがいた形跡もなく完全に騙されたアンドリューはこのことをピーター・ラートリーに報告します。鋭い観察力で数少ない情報から様々な可能性を割り出し予想していくのでした。
ここで最も気になるのは常に太もも付近をトントン手を動かしている様子が何度も描かれていることでした。モールス信号の可能性非常に高いですが一体誰に何を伝えていたのでしょうか。
1年半の完全計画
アンドリューは最初の襲撃失敗以降、完全抹殺実行のために約1年半時間をかけて計画を練り上げました。エマがGF(グレイス=フィールド)に残した4歳の希望児、フィルに対しても接触し何らかの情報を掴んだことが推測されます。さらに、エマたちの支援者たちを調べ上げ、持っている情報を聞き出した後に全員殺害しました。
2047年10月いよいよ作戦実行です。エマたちのシェルターの出口や内部構造を支援者たちから情報を得ていたので精鋭部隊8人で襲撃を実行します。
しかし、エマの仲間ユウゴとルーカスによってアンドリュー達は追い詰められてしまいます。最後には7人の仲間も殺され爆発を仕掛けられてしまうのでした。
異常なほどの生命力の高さ
ユウゴ・ルーカスの最後の手段である爆発からもなんとか生き延びてエマたちと接触します。人間とは思えないほどの生命力の高さにエマたちは絶望しました。「お前たちに俺は撃てない」と、この状況下でも子供たちを追い込みます。
アンドリューの名シーン・名セリフ
さて、エマたちと同じ人間でありながら敵対するアンドリューですが、その戦闘力の高さがよくわかる名シーンをご紹介します。
「全員殺処分だ」
アンドリューは襲撃開始前に発言しています。ピーター・ラートリーからの指示を必ず遂行させるという意気込みが伺える一言です。
「たとえ世界が許容しても我々は今この秩序でなければならないのだ」
同じ人間である支援者を1年半かけて抹殺し、どんな事態にもひるむことなく戦ってきました。人間世界の安寧のためにも、そしてラートリー家のためにも”約束”を変えることなく守り続けなければならないというアンドリューの”正義”の表現でもありました。
アンドリューが”最期”まで貫いた正義
アンドリューは爆発を仕掛けられても生き残り、エマたちの抹殺を諦めることはしませんでした。最期までピーター・ラートリーと生きていく世界のために、自分の正義を貫こうと戦ったのです。残念ながらアンドリューの最期は野生の鬼によって殺されてしまいました。
エマたちと同じ人間でありながら人間世界のためにエマたちと敵対してしまいましたが、エマたちと一緒に歩めたのなら彼はまた別の幸せを得られたのでしょうか。