元気で明るく気が強いバーバラは、ノーマンたちと共に行動する女の子です。
ラムダ7214にて様々な実験を繰り返し行われたことによって異常な身体能力を身に着けます。そんな彼女の基本的な情報から、驚くべき能力までご紹介していきます。
バーバラの基本情報
名前 | バーバラ |
性別 | 女性 |
所属 | GR(グッドウィル=リッジ)農園→Λ(ラムダ)7214農園 |
認識番号 | 不明 |
年齢/誕生日 | 16歳 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 不明 |
初登場 | 第113話 楽園の王(単行本13巻) |
バーバラの性格
気が強く、負けず嫌いな性格です。鬼を倒しては、自分たちのような人間ばかり食べられてて腹が立つという観点から、鬼の肉を食べ続けています。また、頭で考えてから行動するよりも直観で動くタイプです。さらに、初登場時には、桃太郎の歌を歌いながら登場しますが、桃太郎が何なのかはよくわかっていません。そういった点からも、同じ仲間のヴィンセントから語彙力の低さなども指摘されていました。
単純で素直な性格でもあるので、エマたちと達と初めて話すときもボスであるノーマンと昔からの仲良しということもあり、興味津々でした。エマたちに自分たちも脱走者かつ農園を何個も破壊してきたのだから凄いだろうと、マウントを取りに行きます。子供のような対抗心を素直に表現してくる姿は非常に可愛らしく見えます。
バーバラの異常な身体能力
ラムダ7214農園に移動してからは、過酷な人体実験の日々が訪れます。バーバラは幼いながらに全ての実験を耐え抜いてきました。そして薬の副作用により、頻繁に発作を起こしてしまうようになってしまいました。
幼いころから投薬され続けてきたことによって、彼女の身体能力に異変が起こり始めます。鬼を倒すときも蹴りで倒してしまうなど、普通の女の子ではまずありえない怪力です。その能力の異常発達のおかげでノーマンたちと共に戦える存在へと進化しました。
バーバラとノーマンの関係
バーバラもまた、ノーマンに救われる一人でした。エマとレイがノーマンのもとへ訪れてきたときには興味津々の様子で迎えます。普段、バーバラたちが見ているノーマンの姿は冷たく、まるで帝王のようだとエマたちに話します。すると、エマたちはノーマンは優しくてほわほわしている人だと伝えると、自分たちの知らない本当のボスの姿に高揚せずにはいられませんでした。
バーバラたちはそれほどまでに、命の恩人であるノーマンのことが大好きでたまらなかったのです。ラムダの実験により異常発達した自分の力の使い道に気が付かせてくれたノーマンに勇気をもらったのも事実でした。怪力少女ではありますが、その実力に対してノーマンは頼りにしており、バーバラはその期待に応えていくのでした。
バーバラは死亡したのか!?
対レグラヴァリマ戦にて、腹部を爪で貫かれてしまい瀕死状態に陥ってしまいます。しかし、仲間の助けや毒の効き目から九死に一生を得ました。もともと投薬の副作用で弱っていたバーバラの体には厳しすぎるダメージであることは避けられません。
女王レグラヴァリマが一度倒れた後、ノーマンがバーバラを連れて先にアジトへ戻って治療してくれと頼みます。鬼絶滅作戦が終わるまでは絶対に死ねないと心に誓っていたバーバラは気合いと意地でなんとか持ちこたえるのでした。
バーバラの名シーン・名セリフ
かっこよく、強い姿のバーバラは普通に過ごして生きてきた女の子とは育った環境や戦いの経験値が明らかに違います。そんなバーバラの強さ引き立つ名シーンをご紹介します。
「奴らさえ…鬼さえいなければ…!!」
16歳の少女が抱えるにはあまりにも悲しすぎるラムダ7214農園での絶望の過去。その頃の記憶を思い出してしまうと強い発作を起こしてしまいます。当事者でなければ知ることのない苦痛と絶望は計り知れません。
鬼に対する憎しみは誰よりも深く、鬼を殺害し食べることで気を紛らわしていたのでしょうか。泣きながらノーマンに苦しみを訴える姿は心を引き裂かれます。苦しみもがき続け、何度涙を流しても戦うことをやめなかったバーバラの心の強さも仲間に与えた力だったのではないでしょうか。
「Λ(ラムダ)をナメるなよ。意地でもくたばるもんか…!!」
女王戦を瀕死の状態で先に抜けることになったバーバラの決意のシーンです。まだ、自分たちの願った世界に到達できていないことから最後の力を振り絞って自分の心と戦います。鬼の世界を崩壊させる、復讐を果たすためにも、ここまで辛いことも幾度となく耐えてきました。
かろうじて死を免れたバーバラはこの後、ヴィンセントと共に一度この場を離れて自身の治療に向かいます。お互いで支え続けてきた絆があるからこそ、絶対にここでは負けていられないという意思だけは忘れませんでした。
苦痛を乗り越えた先に見えたバーバラの未来
幸せで満ち溢れていたGR(グッドウィル=リッジ)農園から、仲間であるシスロと共にラムダ7214へ連れてこられ、数え切れないほどの苦しみを伴った人体実験を耐えてきました。最後の戦いも仲間たちと乗り越え、新しい世界でも笑顔で明るいバーバラの姿があるようにと願うばかりです。