物語の初めに殺されてしまったまだまだ幼い少女だったコニーの最期。普段の何気ない日常が一変したきっかけでもあるコニーの死ですが、コニーとは一体どんな子だったのでしょうか。過去を振り返りながら解説をしていきたいと思います。
コニーの基本情報
名前 | コニー |
性別 | 女 |
識別番号 | 48294 |
年齢/誕生日 | 6歳 |
身長/体重 | 115cm |
声優 | 小澤亜季 |
実写 | 浅田芭路 |
初登場 | 第1話「GFハウス」コミックス1巻 |
コニーの特徴
とにかく小さくて可愛い女の子です。毎日行われるテストではあまり良い点が取れず鬼からは「並みの出荷続き」と言われていますが、いつも一生懸命に頑張っている姿が愛らしいです。
年少組と混ざってエマ達年長組によく面倒を見てもらっています。特にコニーはドンに懐いている様子も見られました。ドンもコニーをすごく可愛がり出荷の日もとても悲しそうな表情を見せていたため、ドンはよくコニーの面倒を見ていたのだと思います。コニーが出荷される時にもドンは後ろからしっかりとコニーを見守っていました。
コニーの性格
憧れはママ・イザベラのような「お母さん」になることです。ふわっとした笑顔が特徴的でいつもイザベラお手製の「リトルバーニー」を抱っこしています。甘えん坊でまだまだ小さいコニーは出荷される当日に、「今日だけは良いでしょ?」とご飯をイザベラに食べさせてもらったりと存分に甘えていました。
ママやたくさんのきょうだい達に囲まれて育ったコニーはまさに、幸せな子どもの象徴といえるでしょう。「トロいし優秀でもなかったけど、大人になったらママのような”お母さん”になりたい」と外の世界に憧れを抱いています。
実はお絵かきも好き?
コニーは出発前に一枚の絵を残していましたが、その内容はママと自分とリトルバーニーの絵でした。まさに6歳の女の子が描く絵だなという感じがみられます。憧れのママと自分と大切な宝物の絵。これだけでも何だか胸を締め付けられるような気持ちになりますが、イザベラはこの時どのような心境だったのでしょうか。
コニーが出荷された後、この絵は壁から剥がされています。リトルバーニーもイザベラの秘密の部屋にあったのですがこの絵の行方は一体どうなったのでしょうか。気になるところです。
コニーの死で明かされた事実
コニーが出荷された日に大事なリトルバーニーがテーブルに置かれていた事に気付いたエマとノーマンは、リトルバーニーをコニーに届けるために門のところまで向かいます。そこで二人が見てしまったコニーの死体はまさに衝撃的で、エマとノーマンが真実を知るきっかけともなりました。
人間を食べる鬼という存在と信じていたイザベラの正体が明らかになり、エマとノーマンはショックを隠しきれませんでした。そこで交わされた鬼とイザベラの会話であった「並みの出荷が続いている」というキーワードは、のちに「人間の脳を食らっている」という真実にたどり着きます。
コニーの死を知ってしまった事で物語が始まり、エマ達食幼児の心を動かす事になりました。死んでしまったコニーはとてもかわいそうですが、エマ達が世界を変えるためのきっかけになったということは間違いありません。
コニーの声優
アニメでのコニーの声優をされているのはアイムエンタープライズに所属している小澤亜季さんです。有名な役は「BanG!Dream!」永川日菜役、「鬼灯の冷徹」鳳凰役、「鬼滅の刃」白髪役など様々な声を務めています。2013年WEBアニメ版「俺の妹がこんなに可愛い訳が無い」のゲームの声でデビューし、中学生の時に「魔法先生ネギま!」を観て声優に憧れたようです。
公式によると性格はせっかちでネガティヴ、長所はあまり物事を考えすぎないところだそうです。事務所の同期では長縄まりあ、内田雄馬などが所属しています。
コニーの名シーン・名台詞
序盤で出番がなくなってしまうコニーですが、全てのきっかけとなった重要なキーマンでもあります。そんなコニーの名シーンを紹介していきます。
涙誘う旅立ちのシーン
いつもと変わらない朝を迎えるハウスでいつものようにご飯を食べたり鬼ごっこをして遊んだりと、変らない日常をこの日も過ごしたコニーですが、可愛い洋服に身を包んでいざ出発となった瞬間に泣き出しました。みんなとお別れするのも辛いけど憧れの外の世界に行く事ができると、色々な気持ちがあったのだろうと思います。
この時は何も知らないエマ達も寂しそうな笑顔で見送っていましたが、中でも一番寂しそうだったのはコニーの面倒をよく見ていたドンでした。
誰しも衝撃の儀程(グプナ)シーン
一番この物語の要となるのがこのコニーが死んでいるのを目撃する場面です。リトルバーニーを届けにエマとノーマンはコニーの無惨な姿を見てしまい、コニーが積まれている車の下に隠れます。車の下で聞いてしまった鬼とイザベラのやりとりにより、鬼が人間を食べるためにこの農場を支配しているという事がわかります。
左胸に花を刺され絶命しているこの状態は儀程(グプナ)と呼ばれ、このコニーの状態を見る限りだと「いつでも食べる事ができる状態」という事が分かります。物語が進むにつれエマはこの儀程(グプナ)の意味とやり方を学び、コニーの事を思い出しています。
辛い現実を突きつけられた出来事ではありますがもしこの出来事がなかったら、フルスコアであるエマ・ノーマン・レイは何も知らずに出荷されていたのでしょうか。全ての始まりはここからでした。
コニーの分まで生き抜いていく事を信じて…
コニーの大切なリトルバーニーを見る度に思い出してしまう場面が節々にありますが、コニーや他の出荷された子ども達のためにもエマ達は必死で生きようとします。これからもGF(グレイス=フィールド)ハウス出身の子ども達の活躍を期待していきたいです。