楽巌寺嘉伸は、京都呪術高専の学長をしている人物です。見た目とはかけ離れた姿な戦闘スタイルが印象的な方もいるのではないでしょうか。本編でははっきりとは明かされていない彼の実力は、実際どのようなものなのでしょうか。
楽巌寺嘉伸の基本情報
名前 | 楽巌寺嘉伸 |
性別 | 男 |
術式/領域展開 | エレキギターを使用した術式/不明 |
等級 | 不明だが一級以上の可能性大 |
所属 | 京都呪術高等専門学校 |
年齢/誕生日 | 76歳/不明 |
身長/体重 | 不明/不明 |
声優 | 麦人 |
初登場 | 原作第18話「底辺」/アニメ第8話「退屈」 |
その他 |
楽巌寺嘉伸の特徴
白く長い顎鬚を生やしており、眉毛も同じように伸ばしています。頭に毛は無く、耳、口、鼻にピアスをつけているなど、76歳とは思えない風貌をしています。普段は着物を身に着けているようですが、自身の術式を使用する時はギターを携えてロッカーのようなたたずまいになります。
かなりの高齢のため、目がくぼんでおり暗く見えることも相まって明るい印象はありませんね。五条と話をしていた時も”怖そうな人物”というイメージが強かったです。五条はそんなのものともしていないようでした。
年齢からは想像もできない趣味を持っていて、ギターを得意としています。得意なのはギターで軽音関連は全般的にできるようです。バンドも組んでいたようですが、メンバーは現在全員亡くなってしまっているようです。
楽巌寺嘉伸の性格
公式ファンブックのストレスの欄には「五条悟」と記述されているなど、かなり五条とはウマが合わないことが伺えます。実際に2人対談をしている時の空気は和やかとは程遠い空気感でした。火花が散ってしまいそうなほど緊迫していました。
呪術界筆頭の保守派とされていて、呪術界を変えようとしている五条とは真逆の考え方を持っています。そのため、宿儺の受肉体となった虎杖悠仁のことは即刻排除したいと考えています。五条が提案した死刑の猶予すら気に食わないと思っていた存在です。そのため、虎杖が一度宿儺に殺されるような形で死んだ際は、楽巌寺にとってはかなり都合のいい展開だったと思われます。五条はそれをも感知し、虎杖を隠して修行させる選択を選んでいました。
ただ、呪術界にはさまざまな人間がおり楽巌寺はあくまでも保守派の筆頭であるだけで、そのもっと上の五条が「腐っている」と表現していた上層部とはまた別軸での存在になります。考え方は似ていますが。ただ、東京校との交流会の際には虎杖が生きていると知るや否や京都校の面々に暗殺するように命令するなど、虎杖のことは邪魔な存在と思っているようです。
楽巌寺嘉伸の能力
エレキギター(フライングV)を使用した術式です。これを奏でた旋律を増幅させることで、強い呪力を放つことができます。そのため楽器の演奏能力も問われるような術式になっていて、ギターが弾けない呪術師には上手く使用することができないようです。楽巌寺自身の音楽の実力があっての術式なのでしょう。
詳細な攻撃方法は、中距離迎撃型の戦闘スタイルです。楽巌寺本人の身体をアンプにしてギターの音で衝撃波を相手に送ります。
楽巌寺が実力のわかるシーンは明確に描かれているわけではありません。作中の戦闘シーンは呪詛師「組屋鞣造」と、東京校の学長「夜蛾正道」との戦闘でしたがいずれも結果のみが描かれているだけでした。
楽巌寺嘉伸の名言・名シーン
ここからは楽巌寺嘉伸の名言や名シーンをご紹介していきます。
「儂を殺して 確かめろ」
このシーンは原作派でもアニメ派でも驚いた人は多いでしょう。普段着物を身に着けているような、五条に「おじいちゃん」と揶揄されているような人が、すごくロッカーな恰好で登場したのですから。術式もあまり見かけない斬新なもので、エレキギターを使用して衝撃波による中距離攻撃という術式を使用していました。
「何故今更話した 何故もっとはやく 何故生き延びなんだ……!」
楽巌寺嘉伸は恐らく上層部の命令により夜蛾正道を殺害した後のです。五条悟が封印されたことにより、各界の五条悟によって抑制されていた動きが活発になっていました。夜蛾の殺害もその一派の目的の1つでした。自立型の呪骸を作り出すことのできる夜蛾にその作り方を聞き出すために楽巌寺は夜蛾を手にかけました。夜蛾がもっと早くその方法を口にしていれば、死んでしまうことはなかったのですが、結果的に死ぬ間際になり夜蛾はその方法を語り始めます。そして楽巌寺に「あなたへの呪いです」という言葉を残して息を引き取りました。夜蛾は死んだと明確に描写はありませんが、最終ページ最期のコマには、電球に触れて死んでしまった蛾が描かれています。
呪術界保守派筆頭!楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸は呪術界の保守派筆頭であり、虎杖を邪魔な存在だと思っています。それを守ろうとしている五条悟のこともウマが合わない、邪魔な存在だと感じていた事でしょう。
楽巌寺は同じ学長の立場にある夜蛾のことを手にかけました。五条ほど不仲ではなかったでしょうし、むしろ友好的な関係を築きたい存在であったにも関わらずこのような結果になってしまったことは、本人のセリフからもどれほどの後悔があるのか読み取ることができますね。