【呪術廻戦】虎杖悠仁には実は兄弟がいた?出生の秘密や、実はモテると言われている理由とは?

呪術廻戦の主人公である虎杖悠仁は他人を慈しむ心を持っている青年です。普通の高校生活を送っていたはずの彼が何故”呪術”の戦いに巻き込まれ今に至るのでしょうか。

この記事ではそんな虎杖悠仁の魅力について迫っていきます。

虎杖悠仁の基本情報

【呪術廻戦】虎杖悠仁には実は兄弟がいた?出生の秘密や、実はモテると言われている理由とは?

虎杖悠仁の特徴

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薄茶色、薄ピンク系統の髪色で短髪。髪の毛の後ろ部分、刈り上げの所が黒のため染めているのではないかと言われていましたが、作者曰く地毛だそうです。

高専の制服の首元にパーカーのような帽子がついていますがこれは五条が勝手にアレンジしただけで、虎杖の意思ではありません。しかし虎杖自身は気に入っているようです。ただ、高専に入る前も虎杖はパーカーを着ているようだったので、あまり違和感はありませんね。また虎杖がフード付きパーカーを着る理由としては特にこだわりがあわけではなく作者の手癖で描かれているようです。

現在は目元の下に傷のようなものがありますが、それができたのは宿儺の指を取り込んでからで、その前の虎杖の顔にはそのような傷はありません。宿儺と完全に入れ替わると腕が増え、目が増え、身体中に文様のようなものが出てきます。宿儺が虎杖の中で大人しくしている間は顔に傷が残っている程度になります。時たまその傷から宿儺が虎杖に嫌味たっぷりに話しかけてきます。ただお互いに嫌いなのでしょっちゅう話をしているわけではないようです。

虎杖悠仁の性格

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誰に対してもフレンドリーに接することができ、ノリがいい陽キャのような性格です。結果的にさまざまな人物と気が付いたら打ち解けていたり、気に入られたりすることもしばしばあります(東堂)。伏黒や釘崎を見ればわかりますが、呪術師になる人間は性格は明るいとは言えず、交友関係も広いとは言えないことが多いです。虎杖は真逆のような存在であるため高専入学当初から珍しいと言われていました。

宿儺の指の力で呪霊が集まってきてしまい、どうにもできなくなった、明らかなピンチのシーンではほぼためらいなく宿儺の指を飲み込み受肉させています。これがきっかけで高専に入ることになるわけですが、呪術師になり人々を救うことは、虎杖が守りたいと考えている祖父との約束「オマエは強いから人を助けろ」に準ずることではあるため、虎杖自身も呪術師になることに抵抗はなかったでしょう。なので、虎杖は自身の守れる範囲であればどんな人間であろうと守ります。そしてその人間に危険を及ぼしている悪の存在は絶対に許すことができないのです。

東堂に好みのタイプを聞かれた虎杖はジェニァー・ローレンスのような「強いていえばケツとタッパのデカい子」と答えています。これが東堂の好みとガッチしてしまい、親友と呼ばれるまでに地位を上げたのです。ちなみにジェニファー・ローレンスを好きになったきっかけは『世界にひとつのプレイブック』。自室には水着の女性のポスターを飾るなど男の子らしい一面はもちろんある。ただ、中学時代は女子を見た目で判断することがなかったようで、密かに思いを寄せている女子が多かったみたいです。卒業式の際も特段仲がいいわけではなかった女子と写真撮影をしてくれるなど、普通に良い人。ただその写真は特に意識したわけでもなくノリ。

虎杖悠仁の能力

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虎杖は術式を使用しません。元々虎杖は身体能力は高いものの非術師の家計なので、術式を使用することはできません。今後宿儺の影響でなにかしら使用できるかもしれませんね。

現在まで自身の身体能力のみで戦闘しています。宿儺受肉前の虎杖の身体能力も高く、運動部からのスカウトが後を絶たないほどでした。受肉後の現在もさまざまな敵と戦っているためその身体能力は現在も向上しているものと思われます。

呪術師の中では東堂とタイマンでやりあい「素の力は俺よりも上」と評価され、打撃部分だけで言えば一級呪術師の七海よりも上であるとされています。

基本的な虎杖の戦闘スタイルは肉弾戦。

逕庭拳(けいていけん)

呪力を会得した虎杖の打撃。一度の打撃で二度の打撃が生まれるという特殊なパンチ。これは虎杖の打撃よりも呪力による打撃が遅れてくることが原因になっています。本来は呪力が遅れて流れることはないようですが、身体能力の高い虎杖のスピードに呪力が追い付けていないというかなり珍しい状態になっています。

ただ、これは東堂との特訓の末に一度使用不可能になっています(後述の黒閃を会得したため)。しかし、脹相との戦闘で腕を負傷した際にまた使えるようになります。そればかりか使い分けもすることができるようになり、かなり強力な武器となりました。

黒閃

東堂との特訓の末に会得します。技というよりは現象に近いものだそうです。

初めて使用したのは花御との戦闘の際でした。

打撃との誤差が0.000001秒以内に呪力が衝突し空間が歪むことによって発生します。凄まじい破壊力を持ち合わせています。

卍蹴り

古武術の技で膝抜きと呼ばれています。

ただこれは、虎杖が戦闘の際に最もベストな動きだと判断したものが卍蹴りにつながっただけで、自身が武術を習ったりなどはしていないようです。祖父から空手を少しだけ教わっています。

虎杖悠仁の家族

虎杖は両親の記憶はほぼ無く、父親を少し覚えている程度です。虎杖を育てたのは祖父でした。祖父に育てられた虎杖は祖父が入院してからというもの欠かさずお見舞いに行っていました。そして祖父の遺言のような「オマエは強いから人を助けろ」という言葉を守っています。

また脹相が虎杖を自身の弟だとしています。九相図の10人目の兄弟である、と。

虎杖の出生の秘密は明かされていませんが、虎杖の母親の描写では母親の額に縫い目のような傷があることから、虎杖の母親は虎杖を生んだ時点で、すでに何者か(偽夏油の身体を乗っ取っているものだと考えられる)に身体を乗っ取られていた可能性が浮上してきました。そうなると、「1000年生まれてこなかった逸材」と五条に評された虎杖ですが、それは仕組まれていたものだったのかもしれないということになります。これが脹相が「10人兄弟」だと発言したことにも繋がってきます。

虎杖悠仁の存在しない記憶

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作中では順平、東堂、脹相がこの虎杖との存在しない記憶を共有しています。

順平

順平の死に際に、順平が高専に入り呪術師として活躍するような描写が写し出されます。これは紛れもない「存在しない記憶」です。これは読者にのみ見せる救いの描写のように思われますが、順平の虎杖の呼び方が「虎杖君」から「ゆうじ」になっているところからも、この「存在しない記憶」を虎杖と共有したのだと感がるのが妥当です。

東堂

虎杖が好みのタイプを答えた瞬間に「存在しない記憶」が東堂の中にフラッシュバックのように流れ込んできます。まるで親友のように学生生活を送る東堂と虎杖の姿がそこにはありました。そして東堂は「俺は親友だったんだな」と過去の記憶を取り戻したかのように、虎杖を親友として認識をしました。

脹相

戦闘後、虎杖が気絶し止めを刺そうとしたその瞬間。自分を含めた九相図たちと仲良く食事をしている「存在しない記憶」が流れ込んできます。脹相は虎杖のことを”敵”とみなしていましたが、その記憶が呼び起こされた(存在はしませんが)ことで、虎杖を大切な弟であると認識します。

この虎杖関連の「存在しない記憶」は虎杖の何かしらの能力であると考えられてきましたが、実際はそんなことはないようです。これは作者自身が明言しています。

虎杖悠仁の声優

そんな虎杖悠仁を演じるのは昨今活躍の場を広げている声優・榎木淳弥さんです。アトミックモンキー所属で1988年10月19日生まれ、東京と出身です。

主な代表作は、『鬼滅の刃』煉獄千寿郎、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』パンナコッタ・フーゴ、『半妖の夜叉姫』日暮草太など多くの話題作に出演し、記載した以外にも近年はほぼメインキャラクターを演じている人気声優さんです。

虎杖悠仁の名言・名シーン

ここからは虎杖悠仁の名言や名シーンをご紹介していきます。

「自分が死ぬ時のことはわからんけど、生き様で後悔はしたくない」

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元々虎杖の中にある「誰かを守る」というのは、祖父の遺した言葉を実現しようとした虎杖の意思でした。しかし、それは本来の虎杖の意思とは違うと学長に判断され、自身の生き方を振り返る中で、死刑執行から例えば逃げられたとして、宿儺を食う、誰かを救う、その目的から逃げたくないと自分の強い意志を現しました。

「ブッ殺してやる」

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ここで虎杖は初めて「吐き気を催す邪悪」を許せないと感じます。正しい道を歩き出そうとした順平を捨て駒のように扱い、殺した真人を虎杖は心の底から許せないと感じました。ここから真人と虎杖の因縁が始まったと言っても過言ではありません。ちなみにこの「吐き気を催す邪悪」が初めて登場したのは『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』でブローノ・ブチャラティの言葉からです。

そしてこのセリフは、前日譚での乙骨が涙ながらに言うセリフでもあります。

「おい それ伏黒に言うなよ」

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宿儺が「お前のせいで人が死ぬ!」と虎杖をあざ笑っているシーンです。虎杖はなんとも気にしていないようなそぶりをみせていますが「伏黒に言うな」と宿儺をけん制しています。このシーンの前に最近の呪霊たちの動きがおかしいのは虎杖が宿儺の受肉をしてしまい「共振」が起こっているからだ、と伏黒は判断しています。その事実を一緒にいた釘崎には「虎杖にはいうなよ」と言っていました。この場面は伏黒と虎杖の思いが切ないほどにすれ違っているシーンですね。

ちなみに「伏黒に言うなよ」というのは、序盤の任務で伏黒が「自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする」という発言をしたことを虎杖は気にしているからだと思います。この時点で虎杖は人を3人は殺してしまっているわけですから。

「俺は人を殺した!俺のせいで大勢の人が死んだんだぞ!」

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乙骨に救われた虎杖が現れた伏黒に「高専に戻ろう」と言います。しかし、人を救うために戦っていたはずの自分が大勢の人を殺した(不可抗力的に、です戦うしかなかったわけですので)ことを攻めている虎杖。伏黒はそんな虎杖を諭し「俺を救え」と言い放ちます。それは、渋谷事変が終わり新たに戦いが始まることを意味していました。

虎杖悠仁は心優しく一本の筋が通っている青年

【呪術廻戦】虎杖悠仁には実は兄弟がいた?出生の秘密や、実はモテると言われている理由とは?

虎杖は明るく誰からも愛されるような好青年です。稀に特殊な人間に絡まれる例もありますが、その人たちも必ず虎杖の味方になってくれます。虎杖の性格が故に周りに人が集まってくるのでしょうね。

15歳という年齢で人を殺し、仲間を失い、過酷な現実ばかり目の当たりにしている虎杖が揺らぐことが少ないのは周りの仲間の助けがあるからでしょう。今後彼がどのような成長を遂げるのか楽しみです。