【呪術廻戦】夏油傑って実際はいつ死亡したの?生き返る可能性があるのは本当?彼が変わってしまったきっかけとは?

呪術廻戦本編でも登場している夏油傑。しかし、実際に前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』に登場する彼とはどこか様子が違いますよね。

そんなミステリアスな彼夏油傑の魅力を徹底的に見つけていきます。

夏油傑の基本情報

【呪術廻戦】夏油傑って実際はいつ死亡したの?生き返る可能性があるのは本当?彼が変わってしまったきっかけとは?

夏油傑の特徴

【呪術廻戦】夏油傑って実際はいつ死亡したの?生き返る可能性があるのは本当?彼が変わってしまったきっかけとは?

『呪術廻戦』本編では額に傷が存在していますが、本物の夏油の額には何もありません。

黒髪の長髪で耳元は大きなピアスのようなものを着けていて、高専時代は高専の制服を着用していますが、呪詛師になってからは僧侶のような姿で登場しています。これは額に傷ができてからではなく、自身の呪術師としての目的を失い、呪詛師に転じてからすぐにこのような恰好になっています。

『東京都立呪術高等専門学校』では既に最悪の呪詛師として登場しており、そうなるきっかけのエピソードは五条過去編として『呪術廻戦』本編中に描かれています。

夏油傑の性格

呪術師以外の一般の人間を忌み嫌っていて、その人々を「猿」と呼び見下しています。そして「非呪術師を抹殺して呪術師だけの世界」を造るために新宿で大規模な呪霊テロ・百鬼夜行を起こしたのです。ここで額に傷のある夏油とは似たような目的をもって行動しているように見えますが本編中に登場する夏油は「呪霊の世界を造る」という”呪霊”たちの目的をサポートするような形で存在しています。似て非なる目的を持つことから本編中の夏油は過去編と前日譚に登場する夏油とは違う人物であることがわかりますよね。

夏油は非呪術師を最初から嫌っていたわけではなく、高専時代は呪術師である自分たちが守らなければならない存在であるという認識をしていたようです。しかし天内理子の護衛任務に就き、非術師たちの残酷な現実(天元様と天内が同化することを良しとしなかった非術師たちの団体が、殺された天内の死体を前にして笑顔を作り拍手をしていた事、ある村で起こっている呪いに関する出来事は双子の少女のせいであると2人を監禁しひどい仕打ちをしていた事)を目の当たりにした夏油はそれをきっかけに離反してしまいます。

夏油傑の能力

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術式は呪霊操術、技は極ノ番【うずまき】。

呪霊操術

呪霊を降伏させて取り込むことができてそれを操ることができる術式です。しかし呪霊を口から取り込まなければならず、その味は「吐しゃ物を処理した雑巾の味」だそう。あまり何度も体験したい味ではないことが伺え、これを繰り返していた夏油が精神を擦り減らしていたことは想像に難くありませんね。

階級上2級以上の差がある呪霊の場合は降伏は不要のようで無条件で取り込むことができます。使役できる呪霊の階級に制限はなく一級やそれこそ特級呪霊も取り込み操ることができます。使役可能な呪霊の上限は現在まで明かされていませんが、百鬼夜行時の呪霊は夏油が自身の所持しているところから放ったものと考えると約6500体ほどの呪霊を身体に宿していたようです。さらに取り込んだ呪霊が所持している術式を使用することができるため、本来であれば術師は1人1つの術式しか所持的ないのですが、夏油の場合は例外になるようです。同時に複数の術式を使用できるのはかなりチート能力です。

極ノ番 『うずまき』

自身の中に取り込んでいる呪霊たちをまとめて、相手に呪力をぶつけることができます。かなり強い破壊力がありますが、その時に所持している呪霊を捨てることになるため呪詛師的にはデメリットな部分もあるようです。

所持呪霊(主だったもの)

  • 特級仮想怨霊「化身玉藻前(けしんたまものまえ)」・・・特級呪霊。
  • 「虹龍(こうりゅう)」・・・高専在学中の手持ち呪霊の中で最高の硬度。
  • 「武器庫呪霊」・・・伏黒甚爾が所持していた呪霊。身体の中に呪具を格納。
  • 特級特定疫病呪霊「疱瘡神」・・・天然痘の恐怖から生まれた呪霊。領域展開が可能。

所持呪具・呪物

  • 游雲(ゆううん)・・・特級呪具。三節棍。夏油が使用していたのは前日譚内で、現在は禪院真希が使用しています。
  • 獄門疆(ごくもんきょう)・・・手のひらサイズの箱のような特級呪物。発動条件は「封印有効範囲の半径4m以内に対象を脳内時間で1分間留める」というもの。これを使用し、五条を封印しました。

夏油傑の弱点

特筆すべき弱点というのは現在のところ見当たりませんが、額に傷ができる前の本物の夏油は、歪んだ大義の元に戦いを挑んだものの、乙骨憂太に敗北し、その後五条に留めを刺されます。

夏油傑と五条悟

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高専在学時の2人は”2人で最強”と自称していました。しかしそれはお互いに感じていることで五条は夏油がいれば最強で、夏油も五条がいれば最強だったのです。考え方や意見は中々合わない2人でしたが戦闘になるとそれが嘘かのように息の合ったコンビネーションを見せます。

しかし、その2人は、天元と同化するための星漿体(せいしょうたい)である天内理子の護衛、そして抹消する任務に就いたことをきっかけに夏油の思想や、五条との差が生まれ始めてしまいます。天元を純粋なものとし、不純物である天内理子との同化を良しとしなかった「盤星教」という宗教団体は、天内理子を殺そうとします。伏黒甚爾の奇襲に五条、夏油は敗北し天内はあっけなく殺害されてしまいます。天内の亡骸を抱く五条、そして夏油の周りには天内の死を笑顔で受け入れ拍手を送る「盤星教」の人々の姿がありました。日々、非術師のために呪術師は存在していると考えていた夏油はこれをきっかけに自分が正しいのかどうかわからなくなってしまいます。

高専も3年になると、才能を開花させた五条はほぼ1人で任務をこなすようになっていきます。そしてそれは夏油も同じでした。単独での任務によって、より夏油を追い込んでしまう形になったのです。さらに夏油の術式の関係で、決して楽をして呪霊を取り込むことができるわけではなく、呪霊を払い、そして食べ、払い、そして食べ……それを繰り返すうちに夏油の精神はどんどん擦り減っていきました。そんなところに追い打ちをかけたのが、ある村で呪霊を払っていた時のことでした。村の中で双子の少女が監禁されひどい仕打ちを受けている場面に遭遇するのです。村の人々はこの2人のせいで村に呪霊が出ているのだ、と認識していましたがそれは勝手な勘違いで2人の少女たちは何もしていないのです。そこでタガが外れてしまった夏油は村人全員を殺害し、高専を離脱してしまいます。

夏油傑の最期

クリスマスに百鬼夜行を起こした夏油は、覚醒した乙骨憂太に致命傷を与えられた後、路地裏で五条本人の手によって殺害されてしまいます。

しかし、殺害したはずの夏油は『呪術廻戦』本編に以前と変わらない姿(額に傷がある以外)で登場します。この原因は、夏油の死体を満足に処理をしなかった五条の過失でこれはきっかけで夏油は身体を乗っ取られるという形で蘇っていたのでした。

夏油傑の声優

そんな夏油の声を担当するのは声優業界でもかなりの高い人気を誇る声優・櫻井孝宏さんです。櫻井さんはインテンション所属、1974年6月13日生まれ愛知県出身です。代表作は有名作に数多くあります。

『おそ松さん』松野おそ松役、『鬼滅の刃』冨岡義勇役、『銀魂』斉藤終役等幅広く性格も全く違うキャラクターを演じています。

夏油傑の名言・名シーン

ここからは夏油傑の名言や名シーンをご紹介していきます。

「私達は、最強なんだ」

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この夏油のセリフよりも前に五条が「俺達、最強だし」と口にしています。これはお互いが存在しているからこそ最強になれるということなのです。夏油のこの天内に語り掛けるシーンでも、「私達は、最強なんだ。だから君の未来も保証しよう」と話しています。2人で天内の未来を守る。そう約束した直後に天内は伏黒甚爾によってあっけなく殺されてしまうのです。2人で最強に、綻びが生まれた瞬間でした。

君は最強だから五条悟なのか?五条悟だから最強なのか?

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2人で最強だったはずの五条と夏油は、段々とその実力に差が開いていきます。お互いに特級呪術師であるものの、夏油と五条の間に生まれた差は到底埋められるものではありませんでした。その後五条は最強の男だと呼ばれるようになるのです。かつて2人で最強だったはずの夏油と五条はいつの間にか開いてしまった大きな差によって、2人で最強では無くなっていました。

「意味はある、意義もある。大義ですらある」

【呪術廻戦】夏油傑って実際はいつ死亡したの?生き返る可能性があるのは本当?彼が変わってしまったきっかけとは?

離反後、家入の前に姿を現した夏油。そこへ駆けつけた”夏油の死刑執行”を任された五条へ語ったセリフです。五条は、ずっと非術師を守るという思想を持っていた夏油が真逆の思想になってしまったこと、離反してしまったことを受け入れられずにいました。本来であればこの場面でも有無を言わさずに夏油を殺害するべきだったのですが、五条にはそれができませんでした。

私に 従え 猿共

【呪術廻戦】夏油傑って実際はいつ死亡したの?生き返る可能性があるのは本当?彼が変わってしまったきっかけとは?

離反した夏油は天内を殺害した宗教団体を乗っ取り、そこから資金・呪霊を得続けることでどんどん力を増していきました(過去編内の描写)。そして10年後(前日譚内の描写)、非術師のいない世界を造ろうと百鬼夜行を起こすのでした。当時の夏油は非術師を”猿”と己に訴え続けることで非術師への憎しみを増大させていました。食事もなるべく非術師の関係していないところでとっていたようです。

己の信念を貫き、生きた夏油傑

【呪術廻戦】夏油傑って実際はいつ死亡したの?生き返る可能性があるのは本当?彼が変わってしまったきっかけとは?

夏油は一度五条の手によってその生涯を終えましたが、現在も偽物としてですが本編内では生き続けています。夏油に救われた村にいた双子の少女らは夏油が偽物であるということを知っていて、夏油の肉体解放を条件に偽夏油に協力しているようでした。肉体が解放されれば夏油本人が生還するかどうかははっきりとはわかりません(作者曰く、五条の前で自身の首を絞めた、偽夏油に本物の夏油が逆らっているように見えたのは脊髄反射のようなもののようです。特に残ってはいないと作者が名言しています。)。

非術師のいない世界を作る――歪んでしまった夏油の生き様はさらに歪んだ形で偽夏油へと引き継がれています。