呪術廻戦の中でも重要な”呪い”である漏瑚。
ファンの間では可愛いと話題になっていたり、死亡説があったりなど話題になっているキャラクターです。そんな漏瑚とはいったいどのような”呪い”なのかここからご紹介していきます。
漏瑚の基本情報
名前 | 漏瑚(じょうご) |
性別 | 男 |
術式/領域展開 | 火炎を操る術式/蓋棺鉄囲山 |
等級 | 特級呪霊 |
所属 | 夏油らと行動している |
年齢/誕生日 | 不明/不明 |
身長/体重 | 不明/不明 |
声優 | 千葉繁 |
初登場 | TVアニメ第5話「呪胎戴天-弐-」 |
漏瑚の特徴
火山のような頭になっているのが特徴です。
感情が高ぶると火山の爆発のようなことになったりもして、その時は天辺と左右の穴から噴火します。
顔の真ん中に目が1つだけあります。歯が真っ黒になっていて、昔のおはぐろのような雰囲気があります。
また、原作は爪の色が黒く塗られているのに対し、アニメ版では色が塗られていません。
黄色地に黒い斑点の羽織を着ています。常に猫背のような姿勢をしています。
漏瑚の性格
五条と初戦闘をした際に、少し煽られただけで火山を「ポッポー」と噴火させるなど短気な面が垣間見えます。
そんな漏瑚ですが、1本の芯を通す強い気持ちもあり、「嘘偽りのない負の感情から生まれた呪いこそ真に純粋な本物の“人間”であり、偽物は消えて然るべき」との信条を持っています。
これは漏瑚の願いである「人間になりたい」という気持ちの表れた信条なのでしょう。
漏瑚の能力
漏瑚は見た目の通り炎の術式を使用します。対戦闘の時は、火炎を拳から放つこともできますし、地面・壁などを火口に変化させて噴火によって攻撃することもできます。
術式
- 火礫蟲 (かれきちゅう)
羽のついている小型の呪霊を相手に放つ技です。この虫に触れると奇声を大音量で発するため、それに怯んだ相手に爆発で攻撃を繰り出します。
- 極ノ番「隕」(ごくのばん いん)
大きな隕石を対戦相手に叩きつける技です。建物などをまとめて吹き飛ばすほどの威力がある技です。
領域展開
- 蓋棺鉄囲山 (がいかんてっちせん)
漏瑚の領域展開は並みの呪術師であれば領域に足を踏み入れた時点で焼ききれてしまうほどの熱さになっています。外見のデザイン同様、領域内も火山の中のような構造で溶岩なども存在しており、見るからに熱いことが伝わっています。
漏瑚の声優
漏瑚の声を担当するのは千葉繁さん。81プロデュース所属で熊本県出身の声優さんです。音響監督としても活躍しています。
主な代表作は「ゲゲゲの鬼太郎」のネズミ男が有名ですが、「北斗の拳」のナレーションやモブのやられ台詞などでも有名な方なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
そしてなんとこの千葉繁さんは、呪術廻戦原作者の芥見下ヶ先生のご指名で決定した声優さんだそうです。
ファンに愛されている漏瑚
漏瑚は初回登場の印象から邪悪な呪霊ということが伺えますが、そのフォルムから呪術廻戦ファンからはマスコットのような存在として人気があります。
作中の呪霊のほとんどはそれはそれは呪霊らしく自己中な言動をしており、どこからみても”悪”という言葉がふさわしい呪霊ばかりが出てきます。
しかしその中でも漏瑚は呪霊の存在自体を悪とすることを許せずに、自分が滅んでも今後の呪霊たちのために死に際に謝罪を口にするなど、他の呪霊と比較しても”心”が垣間見えるシーンが多くありました。
実際に漏瑚の中に人と同じような心はもちろん存在してはいないと思いますが、そんな人間味があるという点でも漏瑚がファンに愛された理由なのかもしれません。
漏瑚が死んでしまったことで少なからずショックを受けたファンも多くいたようです。
漏瑚の名言・名シーン
ここからは漏瑚の名言や名シーンについてご紹介していきます。
「真に純粋な 本当の”人間”なのだ」
漏瑚の信念が見えた台詞です。この台詞の真意としては「人の悪の気持ちから生まれた呪霊こそが人間らしく、人間にふさわしい」という考えからです。人間の「正の感情」よりも「負の感情」こそが人間の本質の感情であり、本物の人間として成り立っているという意思のもとで漏瑚は行動しています。
「…何だこれは」
漏瑚は死に際にこの台詞と共に涙を流しました。漏瑚自身は宿儺の指8~9本分ほどの強さがあると夏油との会話からわかりますが、指を15本取り込んだ宿儺に漏瑚は敵いませんでした。宿儺の意識の中に取り込まれた漏瑚は宿儺に「お前は強かった」と認められ、そこで涙を流しました。呪いのはずの漏瑚が人間らしい表情を見せた唯一の場面かもしれません。
自分が滅んでも呪いが人として残ることを選んだ漏瑚
漏瑚の信念は「自分が滅んでも最後に呪いがそこに人間として立っていればいい」というものでした。自己中心的な考えを持つ呪霊たち(真人や宿儺がわかりやすい例だと思います)の中でも、自分の仲間である呪霊たちのことを考えて行動をしている唯一の呪霊のように思えました。
その信念を漏瑚の自信の力で実現することは結果的にできませんでしたが、それを仲間に託し、最期まで人間味溢れた呪霊でした。