【呪術廻戦】祈本里香と乙骨憂太との関係性は?原作の前日譚で登場した彼女の正体とは?

祈本里香は『呪術廻戦』の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』の登場人物です。ヒト型で物語の登場したのは前日譚のみですが、『呪術廻戦』にも実は登場しているんです。

そんな祈本里香はどのような人物だったのか見ていきましょう。

祈本里香の基本情報

【呪術廻戦】祈本里香と乙骨憂太との関係性は?原作の前日譚で登場した彼女の正体とは?

祈本里香の特徴

長い黒髪で口元のほくろがあるのが特徴的な可愛らしい女の子です。

乙骨憂太とは幼なじみで、結婚の約束をしていました。乙骨も里香の気持ちに「ずっと一緒だね」という風に答えていることから2人は両思いであったことがわかります。前日譚作中でも「僕たちは愛で繋がっている」などと発言していることから、2人の間にある思いは恋以上であることが伺え、お互いがお互いを必要として一緒にいることが伺えます。

祈本里香の性格

呪霊になる前の性格は定かではありませんが、乙骨が里香の呪いを解呪した際に乙骨に「ずっとそばに置いてくれてありがとう」と発言していた点から、呪霊の時のような感情を乙骨に押し付けるような一方的なものではなく、ちゃんと乙骨の意思も尊重することのできる女の子であることがわかります。そんな子だからこそ乙骨も惹かれたのでしょう。

交通事故で亡くなってしまった際に乙骨に憑りついているため、当初は彼女の呪力や乙骨への想いが強すぎるが故に乙骨に憑りつき、突然現れると考えられていましたが、乙骨は超大物術師の菅原道真の子孫であることがわかりました。実際は里香の想いが乙骨を呪った、というわけではなく、乙骨の里香への想いが呪いとなり里香を呪霊にしてしまったことで乙骨は里香に呪われてしまったという解釈になります。

また呪霊の里香は大変乙骨に依存しているような描写が多く、乙骨に危険が迫った際や乙骨に女が近づいた際などに顕現します。里香が真希に対して、恨みつらみを語っているシーンでは乙骨に怒られてしまい「ごめんなさい、嫌いにならないで」というような言葉も残しています。

祈本里香の能力

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乙骨に危害を加える存在を許すことが出来ず、突然現れ乙骨を守りますが、乙骨自身が里香を制御することができなかったため高専へ入学をしています。

里香の能力は「呪いの女王」と言われるほどに高く、完全に顕現した里香は町を1つ破壊できてしまうほどの力を備えています。

現在の『呪術廻戦』の乙骨の実力は本人の努力や鍛錬によるものだと思いますが、0巻時点で彼の能力はほぼ里香の呪力頼りの能力だったと考えられます。

  • 無条件術式模倣・・・術式は本来であれば1人1つしか持つことができないためかなり強力な能力です。
  • 底なしの呪力・・・原作に再登場した乙骨の発言「僕に呪力切れはある」ということから、0巻当時の乙骨の呪力は里香のものであった可能性が高いです。
  • 傷を治す 反転術式・・・0巻での乙骨は反転術式を使用して真希らを救うシーンがあります。現在使用できるかは不明ですが、この傷を治せる術式は家入が持っていてかなり貴重な術式とされているため、こちらも里香の影響によるものだったことが考えられます。

里香と乙骨は0巻時点では婚約指輪を媒介にして主従関係を築いていました。解呪した現在里香の存在自体は乙骨の刀の中に残っているようです。ただ、解呪は行われているため里香の残った呪力が乙骨の側に居続けていると考えるのが自然かもしれません。

祈本里香の名言・名シーン

ここからは祈本里香の名言や名シーンをご紹介していきます。

「里香はこの6年が生きてる時より幸せだったよ」

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里香が呪霊としてではなく、里香本人として現れて乙骨に自信の想いを伝えるシーンです。同時に解呪のシーンでもあるので、乙骨と里香の別れのシーンでもあります。11歳とは思えない大人びた発言は、6年の間に呪霊としてでも精神的に里香が成長しているという証ではないでしょうか。

「里香と憂太は大人になったら結婚するの」

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0巻にある乙骨の過去の回想シーンです。11歳で婚約をする乙骨と里香はお互いがお互いに必要な存在であったことを幼いながらも理解していたのかもしれません。この約束の中にある「大人になったら」は叶うことはありませんでしたが、里香は呪霊となっても乙骨の側にいたかったのか、と思うとその思いの強さは計り知れませんね。

2人を繋ぐ愛が高じた結果呪霊になってしまった祈本里香

【呪術廻戦】祈本里香と乙骨憂太との関係性は?原作の前日譚で登場した彼女の正体とは?

祈本里香を語るには乙骨憂太は欠かせない存在ですし、乙骨憂太を語るにも祈本里香の存在も欠かすことができません。実際に里香が呪霊として乙骨に憑りつくことがなければ、乙骨が高専メンバーと会うこともできませんでした。また、乙骨が里香を解呪しなければ里香の口から「傍に居られて幸せだった」という言葉を聞くことはできなかったでしょう。

前日譚ではなく原作『呪術廻戦』に登場した里香は呪霊としての登場でした。その際に乙骨の所持している刀が消えていることから現在の里香は乙骨の刀として乙骨の側にいるのかもしれませんね。今後里香がどのような場面で出てくるか楽しみにしたいですね。