【呪術廻戦】存在自体が謎に包まれている天元とは何者?黒幕説やその結界の強さとは

『呪術廻戦』の中でもかなり重要な人物であるのがわかる天元ですが、その姿は未だに描かれていません。

現時点で天元はどのような存在であるのかなど天元の謎について迫っていきます。

天元の基本情報

天元の特徴

天元は作中にその姿を現すことはありませんが、肩書としては”呪術師”とされています。

天元には500年に一度人間と同化することで肉体の情報を書き換える作業が必要とされていて、この作業を行わなかった場合、今後の呪術界がどのようなものになるかわからず、最悪天元は呪術界の敵になる可能性も示唆されています。

その500年に1度の星漿体との適合を行う時が、五条・夏油がまだ高専生だった頃に重なりました。五条と夏油は当時の担任であった夜蛾から「星漿体の少女の護衛と抹消」の任を担うことになります。その適合を無事に完了させれば2人の任務は完遂となりますが、簡単な事ではありませんでした。

天元が肉体を作り変えるこのタイミングを狙い、盤星教の「時の器の会」や「Q」と呼ばれる呪詛師集団が星漿体である天内理子の命を奪うために次々と襲ってくるのでした。

盤星教・・・天元を崇拝している宗教団体で、天元のことを崇高な存在であると認識しているため人間である少女との同化を快く思ってませんでした。

Q・・・天元の弱体化のタイミングで呪術会の転覆を狙っている呪詛師集団です。

天元の性格

”天元”としての人物は作中一度も出てきていないため、ここでは「天元の器」として登場した天内理子について解説していきます。

天内理子は普通の女子学生で、生まれた時から天元の星漿体として特別な存在として育てられてきました。天内自身も自分は天元と同化する存在になることを頭では理解しているようでした。五条も夏油も彼女に会った際にはそれを受け入れていると感じているようでしたが、彼女と過ごす時間が増えるごとに彼女の本当の気持ちに気が付いていて、彼女を守るという任務以上の感情も沸いていたと思われます。

天元の能力

天元の弱点

天元の弱点と言えるものではないと思われますが、天元の結界は「人を結界内に入れない」ことに特化している訳ではなく、「ものを隠す」ことに特化しているようです。

その事実、作中で行われていた呪術高専東京校と京都校の交流会ではその結界が呪霊たちによって破られ、侵入を許してしまうという場面もありました。

天元の名言・名シーン

ここからは天元の名言や名シーンをご紹介していきます。

”天元”について最も言及されているシーン

ここが大きな天元のポイントだと思われます。”不死”の術式を持っている天元ですが、”不老”ではないということは、身体は衰えていくという意味になります。そのために500年に1度肉体を星漿体である自身の器と適合させる必要があるのでしょう。この呪術界に巨大な影響を及ぼすほどの天元はどれくらい前から存在していたかなどの詳細は明かされていません。500年に1度の改変と同化を繰り返して何百年、何千年とその生を保ち続けているのかもしれません。

とはいっても、天元は高専を守る結界(正確には高専を隠す)を張っているため、高専側にとっては欠かせない存在であります。

”天元”の星漿体(天元の器)である少女の気持ちが垣間見えるシーン

天元の器として登場する天内理子の感情が溢れ出るシーンです。夏油が、天内の「消えたくない」という感情を読み取って、天内に言葉をかけているかなり重要なシーンです。この後、天内は伏黒甚爾によって頭を打ち抜かれて亡くなってしまいます。

これを目の前で見ていた夏油は自身がいつも信念として掲げていた「非呪術師を守ることが呪術師の役割」というものが正しいのかどうか自分の頭ではわからなくなってしまいました。その後、天内の死体を抱き上げた五条の周りを囲むようにして天内の”死”に笑顔で拍手をしている「盤星教」の信仰者たちを見た夏油はさらに自分の信念が揺らいでしまったのでした。

さらにこの夏油に追い打ちをかけたのは九十九由基の発言です。

「星漿体が死んだ後も天元は安定している」

夏油はこの言葉をきっかけにして、今まで自分が貫いてきた信念は無駄だったのではないかと思い始め、結果的に「呪詛師」になってしまいます。

伏黒甚爾

天内を殺害するために奔走していた「Q」と「盤星教」の裏で動いていた人物です。天内の首に多額の懸賞金をかけて、呪詛師と五条・夏油を戦わせるよう仕向けました。その理由は「五条を消耗させるため」です。五条は当時の時点で無下限術を習得しており、その術式が疲労の蓄積で緩むその機を狙っていました。結果、1度目の闘いで五条は甚爾に敗北。しかし、これをきっかけにし、五条は呪術師として覚醒し最強の呪術師「五条悟」となります。

天元の存在は謎!しかし呪術界に大きな影響を与えている存在

天元の存在は明確にされていますが、その正体は謎に包まれています。術式を使用しているため、呪術師とされてはいるものの、戦闘に参加している経歴などは未だにありません。

ただ、天元が存在していなければ呪術界自体も存在しているかは危うく、さらには夏油の離反・五条の覚醒も天元に関わったことがきっかけで起こっている出来事のため、天元がいることで物語が動いていたといっても過言ではない存在でしょう。

今後天元は物語に深く関わってくるでしょう。これからの展開が楽しみですね。