ギャッツは、ドレスローザ編にて登場するキャラクターです。ドレスローザ編はワンピースの中でも100話を超える最も長いシリーズなので、ギャッツという名前を聞いてもピンとこない方もいるのではないでしょうか。
コリーダコロシアムの司会者をしていることから饒舌ながらも、どこか愛らしさを感じるキャラクターで作中でもいい味を出す脇役っぷりを発揮しています。
この記事ではギャッツの基本情報や名シーンについて紹介していきます。
ギャッツの基本情報
ギャッツの基本情報は以下のとおりです。
名前 | ギャッツ |
性別 | 男性 |
所属 | コリーダコロシアムの司会者 |
年齢/誕生日 | 不明/8月26日 |
声優 | 武虎さん |
初登場 | 71巻第702話"コリーダコロシアム" |
その他 | コリーダコロシアムの司会だけではなく運営にも携わっています。 |
コリーダコロシアムの司会者でありながらも公平な実況を行わないことで有名で、実況しながらコロシアムの出場者を罵ることがあります。ギャッツ自身コリーダコロシアムの運営側であることに誇りがあるため、自分の実況でどんなにお客さんから罵倒されようとへこたれない強い心を持っています。
詳しい過去は明らかにされていませんが、読者の中ではギャッツの見た目や服装から「過去でコリーダコロシアムで戦っていたのでは?」との憶測が広がっています。
レベッカとの関係
ギャッツとレベッカはコリーダコロシアムの司会者と剣闘士という関係で、それ以上の深い関係でないことか作中でも明らかになっています。
レベッカはコリーダコロシアムの剣闘士でありながらも、会場に一歩足を踏み入れただけでお客さんから大ブーイングを受けてしまうほどほとんどの国民から嫌われてしまっています。もちろん、司会者であるギャッツもレベッカに対して当たりが強いのです。
ギャッツはかっこいい?
ギャッツは他のキャラクターに比べて登場回数が少ないのですが、読者の中でもかっこいいキャラクターとして有名です。ギャッツがかっこいいと言われるようになったのも、ドレスローザのために戦うルフィの力になろうと自ら名乗り出て、麦わらの一味と共にドレスローザを救ったのもギャッツの力があってこそです。
そのため、コミックス79巻の表紙にギャッツがいますし、脇役としては珍しく第7869話のタイトルは「ギャッツ」です。
ギャッツの声優は武虎(たけとら)さん
ギャッツの声優を担当したのは、武虎さんです。
2001年から声優業を始めた武虎さんは、主人公やメインキャラクターではなく脇役や悪役での出演が多く、アニメ好きな方でも知る人ぞ知る存在ですが、声優界ではバイプレイヤーとして有名です。厚みのある低音ボイスが特徴でワンピースでも見事にギャッツを演じています。
アニメだけではなくドラマの吹き替え、バラエティ番組のナレーターも務めています。
ギャッツの名セリフ、名シーン
ギャッツの名セリフや名シーンを紹介していきます。
読んでいながらも迫力を感じるギャッツの実況に注目です。
ルフィを助けるシーン
ドフラミンゴとの戦闘で体力を使い切って動けなくなってしまったルフィのために力になると宣言するシーンです。市民が身の危険を感じる中で唯一、ボロボロな姿のルフィの元に駆け付けたのがギャッツだけなのです。
処刑場だァ~!
ルフィが動けるようになるまでドフラミンゴを挑発するシーンでのセリフです。このとき、ギャッツはドフラミンゴに対して罵倒を浴びせながらも身体が震えているのです。
ルフィのためにギャッツは何としてでも10分持たせようと頑張ります。そして、レベッカの母親であるヴィオラを殺したのもドフラミンゴの手下であるとギャッツは分かっており、市民の前では嫌いだと言っているレベッカのことも心の中で助けるためにギャッツは口を止めません。
ドレスローザの国王でありドフラミンゴ海賊団の船長であるドフラミンゴをここまで罵倒できるのは数多くいるキャラクターの中でもギャッツしかいません。
ギャッツは勇敢な名脇役
自分が罵倒されても毅然とした姿勢で振る舞ったり、ただ1人ボロボロのルフィの元に駆け寄るなど、脇役でありながらもギャッツは物怖じしない性格であることが分かりました。
そして、ルフィがドフラミンゴに勝利したときも誰よりも涙を流して喜んでいる姿が印象的です。
100話超えるドレスローザ編でギャッツが登場したのはほんの僅かな話数であり、登場した話の中でもメインどころではないので今後登場する可能性はあまりありませんが、ギャッツは誰よりも勇敢で人情味に溢れたキャラクターです。