人造人間14号とはドラゴンボールに登場するキャラクターの一人で、映画「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」で敵キャラとして悟空たちの前に立ちはだかりました。
映画自体は約20年ほど前に制作され、キャラクターの知名度もそこまで高くないため、ドラゴンボールに詳しくない人にとっては初めて聞く名前かもしれません。
ここではそんな人造人間14号の性格や活躍、かっこいいシーンや必見シーンについて詳しく紹介していきたいと思います。
人造人間14号の基本情報
名前 | 人造人間14号(じんぞうにんげんじゅうよんごう) |
性別 | 男(機械) |
所属 | ドクターゲロのコンピュータ |
種族 | 不明 |
戦闘力 | 約15億 |
必殺技 | 不明 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 江川央生 |
初登場 | 映画「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」 |
その他 |
人造人間14号の特徴
ドクターゲロが開発したコンピュータによって、人造人間14号は生み出されました。登場時にはすでにドクターゲロは自信が作り上げた人造人間17号によって殺害されていましたが、残ったコンピュータが「孫悟空への復讐」という目的のもと独自に稼働し続け、完成に至りました。
体格は非常に大柄で、盛り上がった筋肉が特徴的です。グレーの肌に対して長い黒髪を三つ編みにしてまとめているのも印象深く、その人間離れした風貌から人造人間である証が顕著に表れています。
作中では14号と同時に作られた15号と常に行動を共にし、2人の完璧なコンビネーションと機械によって徹底的に分析された悟空たちの戦闘スタイルをもとに悟空やトランクスをどんどんと追い込んでいきます。
人造人間14号の性格
大柄で筋肉質な見た目とは対照的に、無口で「ソンゴクウ」と機械的に発する以外にはほとんど話しません。表情もあまり変えることはなく、冷淡な性格であることがうかがえます。
ですが人造人間の中で仲間意識はあるようで、15号に自身の髪が掛かってしまったシーンや、15号が氷の中に埋まってしまってそれを支えるシーンなどからは若干温かみのある印象も感じられます。
戦闘中もほとんど笑うことはなく、楽しんだり苦しんだりしている様子も見られないため、感情はほとんどなくあくまで孫悟空への復習を果たすためだけにプログラムされた人造人間であることがこれらの様子から分かります。
人造人間14号の戦闘スタイル
大きな体格を活かし、気弾を使って戦うよりも己の拳で戦うスタイルが印象的です。武器などは持っていませんが、トランクスとの戦いで剣を2本の指だけで受け止めそれを奪って攻撃するというシーンもあることから、その剛腕さと狂暴な戦闘スタイルが彼の持ち味であると言えるでしょう。
また、15号とのコンビネーションは完璧で間髪入れずにパンチや蹴りを入れ続ける攻撃は、スーパーサイヤ人になる前の悟空に手も足も出させませんでした。トランクスとの2対1の戦闘でも圧倒しており、14号は15号とタッグを組むことでより強い力を発揮することができると分かります。
人造人間14号の最後
前半は圧倒的なパワーでサイヤ人たちを追い詰めていましたが、最後はスーパーサイヤ人になったトランクスに倒されてしまいます。
お互い最後の一撃を繰り出し、どちらが勝つか分からないというところまで演出してくれましたが、トランクスの刀によって体を真っ二つにされてしまい、そこで敗北してしまいました。
しかし、残った体の中に埋め込まれていたコアのようなものを人造人間13号が吸収し、さらなる力を得たことからトランクスとの戦闘では完全に死んではいないという見方もできるかもしれません。
最終的に13号は悟空によって倒され、そこで完全に14号は最後を遂げてしまいました。
人造人間14号の声優
14号の声優は江川央生さんが担当しました。
江川さんのアニメ出演は、SLAM DUNKの牧紳一やNARUTOのキラー・ビーが有名です。
14号としてはほとんど言葉を発しませんでしたが、少ないセリフの中でもしっかりとした存在感を発揮されていました。
人造人間14号の名シーン
人造人間14号の名シーンを紹介していきます。
15号に自分の髪の毛が掛かってしまう
映画の17分ごろに出てくるシーンです。登場から町を破壊しながら孫悟空を探す様子しか映っていなかったため、2人とも冷酷で残虐な印象を私たちに与えていましたが、このシーンで初めてコメディ要素のある2人が描かれ、緊迫した空気の中でほっと温かい人息をつかせてくれます。
少しいら立ちを見せながら髪を払う15号に対して、それをあまり気にせず(気づいていない?)立ったままの14号の姿に「かわいい」という感情を抱いてしまった人もいるのではないでしょうか?
トランクスとの1対1の戦闘シーン
これが14号が登場するの一番の見どころ場面でしょう。
地球にやってきたフリーザを一瞬で倒してしまうほどの実力を持ったトランクスと、前半は互角以上の戦いを繰り広げます。トランクスは自慢の剣を使用しながら攻撃を仕掛けてきますが、それをものともしずにかわし、鋭いパンチで追い込んでいきます。
最後はスーパーサイヤ人になったトランクスに体を真っ二つにされて負けてしまいますが、それでも力では負けず劣らずの戦いを最後まで見せてくれました。
冷酷でありながらかわいげもある人造人間14号
孫悟空を倒すために関係のない人たちを巻き込み、町を破壊してしまいましたが、15号との絡みではおちゃめな性格も若干見せてくれるなど可愛い印象を与えてくれました。
しかし戦闘の技術は紛れもなく一級品で、悟空たちを最後まで苦しめたのはその強さの証です。
知名度はあまり高くないキャラクターではありますが、パワーとルックス、そして彼の性格から、コアなファンがいることは間違いないでしょう。