「ワンピース」にて、ゾウ編に登場したミンク族のペドロ、ロジャーとも面識があるペドロの過去や基本情報、名シーンを解説します。
ペドロの基本情報
名前 | ペドロ |
性別 | 男 |
所属 | ノックス探検隊→ノックス海賊団(船長)→モコモ公国くじらの森侠客団(団長) |
種族/出身地 | ミンク族(ジャガー) |
懸賞金 | 3億8200万ベリー |
悪魔の実 | 無し |
使用する技・術 | 覇気(武装色、見聞色) |
年齢/誕生日 | 享年32歳/6月16日 |
身長/体重 | 233cm |
声優 | 三木眞一郎 |
初登場 | ゾウ編 |
好きな食べ物 | ラザニア、骨 |
ペドロの特徴
ペドロはジャガーのミンク族で、くじらの森の守護者ネコマムシの侠客団(ガーディアンズ)の団長を務めています。二つ名が「木の上のペドロ」であり、高いところからの偵察が得意です。
ジャガーという特徴から、かなり強面ですが内面は優しく、面倒見がいいです。
ペドロの性格
ネコマムシに信頼されていることから分かる通り、人格者で、義理堅い性格です。
その義理堅い性格から、恩人である麦わらの一味やネコマムシに忠義を尽くします。
冷静沈着な性格ですが、ある自身の事情(後述)により、戦いではかなり無鉄砲な行動を取ることもあります。
ペドロの能力
ミンク族、ジャガーという特徴通りかなり身軽で俊敏です。そのスピードを活かした攻撃に電撃(エレクトロ)を纏わせて戦います。
懸賞金は、単純な強さではなく、海賊時代にポーネグリフを追っていたことが大きく影響したものと考えられます。
しかし、ペドロの元弟分のペコムズが懸賞金3億3000万ベリー、懸賞金4億2900万ベリーのタマゴ男爵を追い込んだことを考えると、相当な実力者であると考えられます。
ペドロとゴール・D・ロジャー
ペドロは幼少期にロジャー海賊団と出会っています。その際に、ゴール・D・ロジャー、光月おでんと共に海に出たがりましたがロジャーから、「お前はまだ待機だ。」と出番が来る時を待つように説得されます。
ペドロは”その時”をロジャーの死後も待ち続けていました。
ノックス海賊団時代
17歳の頃(約15年前)ペドロは、ネコマムシの役に立つだろうと考え、ポーネグリフ探しの旅にペコムズらを連れて出ました。
「ノックス探検隊」と名乗り、探検家として旅に出たペドロ達でしたが、ポーネグリフ探しを禁止している世界政府によって賞金首になってしまいます。
結果として違法行為をするものとして海賊扱いになってしまい、「ノックス海賊団」として活動することになりました。ペドロはそのことについて、当時の自身は「世間知らずだった」と語っています。
22歳の頃に、旅の離脱者をペコムズに預け、ペドロは相棒のゼポ(ハート海賊団のベポの兄)と共にポーネグリフ探しの旅を続けました。
そして、27歳の頃に、四皇ビッグマムことシャーロット・リンリンの持つポーネグリフを狙い万国(トットランド)を訪れ、ビッグマム海賊団のタマゴ男爵と戦い、四皇の勢力を前に負けてしまいます。
その落とし前として、ソルソルの実の能力者であるビッグマムから、ゼポと合わせて100年分の寿命を奪われることになってしまい、ゼポは死んでしまいます。
残されたペドロは、残りの70年分から、弟分のペコムズの嘆願によって-10年、さらに「世界の夜明けは近く、まだ無意味に死ぬわけにはいかない」と自身の左目を差し出し-10年の計50年の寿命を奪われて、ゾウへと帰ります。
ペドロは上記の出来事が理由により、自身の寿命が残り少ないことを理解していたため、無鉄砲な行動に出ていたのです。
ペドロの声優
ペドロの声優は三木眞一郎さんという方です。東京都出身の男性声優さんで、81プロデュース所属です。
代表作には、「キャプテン翼J」の若林源三、「頭文字D」の藤原拓海、「BLEACH」の浦原喜助や、「鬼滅の刃」竈門炭十郎などがあります。
ペドロと麦わらの一味
ペドロは麦わらの一味を、幼き頃出会ったロジャー海賊団に重ね、「世界を夜明けに導く者達」と信じます。
麦わらの一味がビッグマムから逃れられず絶体絶命の危機の時、ペドロはロジャーの言葉にあった「出番」が今だと考え、自爆という選択をします。
それによってルフィらはビッグマムの追っ手から逃れ、無事万国を脱出することができました。
ペドロの名シーン
ここからは、ペドロの名シーンを紹介していきます。
こちらは、ペドロがロジャーから「出番」について伝えられた回想のシーンです。
ペドロはこの時伝えられた「出番」をずっと待ち続けていたのです。また、ビッグマムに寿命を奪われ、残された時間の少ないペドロは、出会った頃のロジャーと重なるものがあります。ペドロは憧れたロジャーの生き様を繋いだとも考えられるシーンでした。また、後述の最後のシーンでもロジャーと共通したがあります。
こちらはペドロがキャロットに出番に備えるよう伝えるシーンです。
ペドロにとってロジャーの「人には出番がある」という考えが深く響いていたことがわかります。ロジャーの言葉を信じて待ち続けたペドロは、その考えを下の者にも伝えていました。
こちらは、ブルックと共にポーネグリフの写しを奪取する時のシーンです。
自らに残された時間が少ないことを知っていたペドロは、囮役という危険な役割に微塵も躊躇しませんでした。おそらくこの時にはすでに、自らの出番はここで麦わらの一味に協力することであり、命を捨てる覚悟を決めていたのではないかと考えられるシーンでした。
こちらはビッグマムから片目を引き換えに寿命の取り分を減らしたシーンです。
このシーンから、ペドロは自らの死を恐れていないことがわかります。ペドロが避けたいのは「死」ではなく、「無意味な死」であり、それは”世界の夜明け”のためでした。
また、このペドロが繰り返し口にしていた「世界の夜明け」については詳細が明かされておらず、考察の対象となっています。ペドロの言い方から考えると、現在の世界は「夜」ということであり、世界に何らかの変化が起こることが示唆されていると考えられます。
結果的にこの時の選択が、後に麦わらの一味を救う起死回生の一手となります。
こちらは、ペドロが自身の覚悟を言葉にしたシーンでした。
命を顧みない行動を取ってきたペドロでしたが、キャロットら下の者達に余計な心配をさせないためか、言葉にすることはなかったペドロですが、最後のシーンにはその覚悟を言葉にします。これには、ビッグマム海賊団のペロスペローを驚きを露わにしていました。
そしてこちらが上記の後のシーンです。
このシーンの後自爆するのですが、ペドロは笑顔でした。
死の瞬間に笑うといえばロジャーの処刑のシーンがあります。また、ルフィがローグタウンで死を覚悟した瞬間も笑顔であり、それらを想起させるシーンでした。
ペドロは「世界の夜明け」のため「出番」を全うしたミンク族の戦士!
ペドロはミンク族の戦士で、ロジャーに指示された「出番」をロジャー死後も待ち続けていました。そして、自らを犠牲にし、恩義ある麦わらの一味をビッグマムの手から逃がしました。
死んだとされていますが、作中でそれを確定させる描写は無く、読者の間では生存説もあります。アラバスタ編のペルのような例もありますから、可能性としては無くは無いと考えられます。
再登場となれば、歓喜する読者も多いと思いますが、すでに寿命が残り少な買っただけに、少々微妙な所です。とはいえ、読者はこのまま死んでほしく無いと思いますので要注目です。