【ワンピース】キャロットがかわいい!声優や変身の能力も紹介!

キャロットは、モコモ公国に住むウサギのミンクの女の子で、ビッグ・マムに拉致されたサンジを助けるためホールケーキアイランドに向かう際、ひょんなことから麦わらの一味についてきたキャラクターです。

かわいらしい容姿や、チョッパーとの笑いをさそう掛け合いなど、読者人気の高いキャラクターですが、当初は癒し系担当としてその重要性は注目されておりませんでした。しかし、冒険のさなかで数々の試練を麦わらの一味とともに乗り越え、だんだんと作品内におけるその重要性を現しつつあります。

今回は、キャロットの基本情報とともに、「スーロン」の能力や声優、名シーンをご紹介します。

キャロットの基本情報

【ワンピース】キャロットがかわいい!声優や変身の能力も紹介!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

キャロットの特徴

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

キャロットはミンク族の女の子です。ゾウという島(実際は1000年歩き続ける巨象の背中)にあるモコモ公国では、ミンク族という半獣人の人々が住んでおり、犬や猫など様々な動物の特徴を持っています。キャロットはウサギのミンクで、全身が白い純毛で覆われており、ウサギの耳やしっぽを持っています。金髪にかわいらしい顔立ちの美少女で、歳の頃は10代半ばと思われます。

キャロットの性格

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

キャロットはとても人懐っこく明るい性格をしています。好奇心も旺盛と見え、冒険へ出てみたいという動機から、こっそり麦わらの一味についてきてしまいます。明るい性格の彼女はすぐに麦わらの一味とも打ち解け、特にチョッパーのことは「チョニキ」(チョッパーの兄貴)と呼びかわいらしいやり取りが話題となっています。

ニンジンが大好物で、持参したニンジンに手を出されるとルフィ相手でもその喉笛にかみつくなど、狂暴な一面もありますが、頭をなでると笑顔になってしまうという単純な性格も魅力です。

キャロットの能力

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

キャロットは、モコモ公国では「銃士隊」と「王の鳥」を兼ねていました。モコモ公国では昼の王イヌアラシ侯爵と夜の王ネコマムシの旦那がそれぞれ分担して国を治めており、「銃士隊」とはイヌアラシ侯爵の率いる軍隊です。その中でも、「王の鳥」は昼夜を問わず両者の間を行き来できる重要な職務であり、キャロットの能力の高さが伺えます。

ミンク族は「生まれながらの戦闘種族」と呼ばれるほど、皆が高い戦闘能力を持っています。ミンク族特有の「エレクトロ」という技を用い、触れた相手に電流を流す武器を装着し攻撃します。キャロットは爪の突き出た手袋を装着し、電撃を纏わせたパンチを繰り出す「エレ爪(エレクロ)」や、エレクトロによって発生させた電撃を地面に通し広範囲に攻撃する「エレクトリカルルナ」などの技を使います。

キャロットの覚醒した姿

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ミンク族は、満月の夜にその陰りない光を見つめると、記憶の奥底にある真の姿、「月の獅子(スーロン)」になることが出来ます。キャロットも、ホールケーキアイランド編でのシャーロット・ダイフクとの闘いの際は、このスーロンの姿を披露しました。

明るい少女の姿から一変、髪と尾は白く長くなり、獅子のような赤い目に変身します。もともとウサギらしい敏捷さと跳躍力を持っていましたが、この姿になると戦闘能力は格段に上昇し、ダイフクでさえ捉えることができませんでした。

しかし高い戦闘能力と引き換えに、この能力には危険が付きまといます。訓練されていないミンク族がスーロンとなった場合、野生の本能を制御できず、闘い疲れて死亡してしまうのです。キャロットは、ネコマムシ率いる「侠客団」の団長ペドロに鍛えてもらい、この能力の制御を身に付けました。

キャロットの声優

キャロットの声優は伊藤かな恵さんです。長野県出身の女性声優・歌手で、青二プロダクション及びレコード会社ランティスに所属しています。2007年のデビュー以来、アニメ・ゲームでの声優として活躍を続け、本人の天然な性格もあいまって高い人気を誇っています。代表作に「しゅごキャラ!」日奈森あゆむ、「とある科学の超電磁砲」佐天涙子、「侵略!イカ娘」長月早苗などがあります。キャロットの天真爛漫な少女の声にぴったりの配役といえるでしょう。

キャロットの名セリフ・名シーン

では次に、キャロットの名台詞・名シーンをご紹介します。

「海って……!!!ワンダーランド!!!」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

サニー号にこっそり乗り込み、初めての海を見たキャロットの台詞です。

ビッグ・マムのもとに攫われたサンジを助けるためモコモ公国を出発した麦わらの一味ですが、当初ミンク族から同行するのはペドロとペコムズのみのはずでした。そんな中キャロットは、「冒険してみたい」という好奇心から、見張りの子ザルのミンク・バリエテをバナナで買収し、こっそりついてきてしまったのでした。

明るく好奇心旺盛、向こう見ずなところのあるキャロットの性格がよく表れています。続く「私外泊初めてー」という台詞も、緊張感を解いた和やかな笑いを届けてくれた台詞として、人気のあるものの一つです。

「今夜は『満月』かなあ」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

前後をビッグ・マムと子供たちの艦隊に囲まれ、絶体絶命となったとき、キャロットが意味深な言葉をつぶやくシーンです。

スーロンなのかと尋ねるジンベエに、キャロットは訓練はしていると答え、ダイフクたちの相手を引き受けます。満月の光を受けスーロンとなったキャロットは、その圧倒的な戦闘能力で麦わらの一味の危機を救いました。

訓練されているとはいえ、スーロンを使うことによる消耗はかなりのもので、海上でスーロンを解除したあとは力尽きてしまいますが、ブルックに救出され回復までサニー号で休むことになりました。

麦わらの一味の危機を見事に救った、キャロットの一番の見せ場となりました。

「『あり゛がとう』って言ったげで……!!!」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ホールケーキアイランド編の終盤、キャロットの戦いの師匠であるペドロは自らの身をなげうって、一味の島からの脱出を助けました。ペドロが犠牲になったことを知り、自分のせいでと嘆くサンジに、キャロットが「ペドロは自分の意思でそうしたの」と声を掛けます。

始めはサンジを励ますようにニコニコと笑顔で話すキャロットですが、だんだんとその表情が崩れ始めます。ついに、「『あり゛がとう』って言ったげで……!!!これ゛でよかったんだがら……!!!」と大粒の涙を流してしまいます。

キャロットの優しさを感じるとともに、ペドロの死を誰よりも悲しむキャロットの気持ちが、痛いほど伝わってくる名シーンでした。

キャロットは麦わらの一味に入る?今後の動向に注目!

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

「冒険に出たい」とある種気軽な気持ちでついてきたキャロットですが、ペドロの死を経て、彼の遺志を継ぐという強い動機を得ることとなりました。

ペドロはかつてルフィ達のことを「数百年間我ら一族と”光月家”が待ち続けた世界を夜明けへと導く者達だ!!」と評していました。Dの一族の役割、ミンク族と光月家の数百年に渡る関わり、「世界の夜明け」という意味深な言葉など、ワンピース世界の中枢となる多くの謎を示唆しています。

キャロットはその後も一味と同行を続けています。現在は「同行者」という肩書ですが、ペドロの言葉から感じられる重要性、長く同行していることからも、麦わらの一味にとって重要な役割となるのではと期待する声が多いです。

物語の終盤にかけて、結果的に多くの謎をはらむ存在となったキャロットの動向に、今後も注目すべきことは間違いないでしょう。