【ワンピース】トニートニー・チョッパーの声優や能力は?名シーンも解説

「ワンピース」にて麦わらの一味のマスコット的存在なトニートニーチョッパー、可愛さだけでなく悪魔の実の能力者でもあるチョッパーの基本情報や性格などを解説します。

トニートニー・チョッパーの基本情報

【ワンピース】トニートニー・チョッパーの声優や能力は?名シーンも解説

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

トニートニー・チョッパーの特徴

【ワンピース】トニートニー・チョッパーの声優や能力は?名シーンも解説

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

トレードマークの帽子にマスコットキャラのような可愛い姿が特徴的なキャラクターです。

余談ですが、当初作者の尾田栄一郎さんは媚びたマスコットキャラを嫌い、チョッパーの容姿はトナカイのリアルな姿を投影したものとなっていました。

しかし、アニメ版の作画担当である小泉昇の作画と大谷育江の声に影響を受けた尾田さんは「マスコットになってもチョッパーはチョッパー」であると考え、現在の姿となりました。

トニートニー・チョッパーの性格

とても優しくて、臆病な性格です。人見知りな性格もあり、当初はすぐに物陰に隠れてしまうことがあった。また、隠れる際に逆に隠れてしまい、身体が見えてしまったり、天然な面もあります。

また子供らしい純粋さを持ち合わせており、そげキングの正体がウソップだと気付かなかったり、フランキーのロボやヒーローへの憧れがルフィ、ウソップと並んで強く、それらに涙を流して感動するシーンが描かれています。

トニートニー・チョッパーの能力

チョッパーは動物(ゾオン)系の悪魔の実「ヒトヒトの実」の能力者です。

チョッパーは元々は普通のトナカイでしたが、ヒトヒトの実を口にしたことで人間のような姿と言葉を喋れるようになりました。

トニートニー・チョッパーの形態

チョッパーは自身の研究によって開発した「ランブルボール」という丸薬を使用し、悪魔の実のバランスを崩し、通常の動物系悪魔の実の3つの形態に通常では不可能な4つの変形を加えた、7段変形を可能とします。

こちらでは、それらの形態を解説します。

・脚力強化(ウォークポイント)

通常の動物系の獣型です。本来のトナカイの姿で、瞬発力と素早さに優れた形態です。

・重量強化(ヘビーポイント)

通常の動物系の人型です。二足歩行の姿になり、パワーや頑丈さに優れた形態です。船の操縦に関わることなど力仕事が必要になった時にもこの姿を使います。

・頭脳強化(ブレーンポイント)

通常の動物系の人獣型です。チョッパーの普段の姿であり、小柄ですが、頭脳に優れた形態です。

以下は、ランブルボールによって可能になった特殊な型です。

・飛力強化(ジャンピングポイント)

二足歩行の姿になりますが、重量強化と異なり、細身になっています。脚が獣の状態を保っており、跳躍力に優れた形態です。

・毛皮強化(ガードポイント)

球状になり、全身は毛で覆い尽くされます。その毛が緩衝の役割を果たし、敵の攻撃を防ぐ、防御力に優れた形態です。ルフィのゴムゴムの風船と似ています。

・腕力強化(アームポイント)

二足歩行になりますが、重量強化と異なる点が、手が獣の蹄を残しており、腕を重点的に強化した形となっています。その蹄から、チョッパーの最大の攻撃である「刻蹄」を繰り出します。重量強化よりもさらに腕による攻撃に特化した形態です。

・角強化(ホーンポイント)

角が枝分かれし大きなものになります。角での攻撃に特化した形態です。

暴走状態

・怪物強化(モンスターポイント)

ランブルボールは劇薬なため、6時間に1つまでの服用という制限があります。6時間以内に2つ目のランブルボールを服用してしまうと、変形がコントロールできなくなり、3つ目の服用で巨大な怪物の姿になり理性を失ってしまいます。怪物強化はその姿であり、いわばチョッパーの暴走状態でした。

ちなみに、4つ目の服用では作者が暴走し、5つ目では読者が暴走するらしいです。

トニートニー・チョッパーの2年後

2年後のチョッパーは、怪物強化以外はランブルボール無しで変形が可能となりました。

また、いくつかの型が以下のように統合されました。

・重量強化+腕力強化

・飛力強化+角強化

さらには、新しい型も追加されました。

・柔力強化(カンフーポイント)【ワンピース】トニートニー・チョッパーの声優や能力は?名シーンも解説

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

小型でずんぐりした体型ですが、動きは素早くカンフーを使いこなします。2年後からは主に戦闘時はこの姿をメインに戦うようになりました。

2年後では、ランブルボールを1つ服用することで怪物強化に変形することが可能になり、さらに意識を保ち、言葉も喋れるようになっています。

しかし、その反動として怪物強化の後は疲労によって数時間動けなくなってしまいます。

トニートニー・チョッパーの声優

トニートニー・チョッパーの声優は、大谷育江さんという方です。東京都出身でマウスプロモーション所属の女性声優さんで、女優としても活動されている方です。

代表作には、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の鷹羽二郎丸や「ポケットモンスター」のサトシのピカチュウ含む複数のポケモン、「NARUTO」の猿飛木葉丸などがあります。

また、「ワンピース」では他にもエニシダ、偽ナミサンジの少年時代の声も担当しています。

大谷育江さんは、2006年1月から一時休業しており、その間の代役は青二プロダクション所属の伊倉一恵さんが務めていました。

チョッパーの怪物強化の声は、通常時と変わっていますが、大谷育江さんの声を加工したものとなっています。

トニートニー・チョッパーの名シーン

以下では、チョッパーの名シーンをご紹介していきます。

チョッパーが医者になることを決意したシーン

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

これは、恩師であるDr. ヒルルクの死後に、Dr.くれはの元を訪れ、医学を教えてもらいたいと懇願するシーンです。

ヒルルクの死によって、この世に万能薬なんてものが無いと知ったチョッパーが、自らが万能薬になると決意するとても熱いシーンでした。

チョッパーが自身の名前への思いを語るシーン

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

チョッパーの名付け親は恩師であるDr.ヒルルクでした。チョッパーが医者を目指すきっかけになった人物でもあり、また、海賊への憧れもヒルルクの影響でした。

失敗ばかりのヒルルクでしたが、チョッパーにとっては世界で一番偉大な医者だったのです。

チョッパーの考えの変化が現れたシーン

【ワンピース】トニートニー・チョッパーの声優や能力は?名シーンも解説

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

チョッパーは、トナカイにして、ヒトヒトの実を食べたことでトナカイと人間の中間のような存在になってしまい、化物と呼ばれ、どちらからも受け入れられなかった過去がありました。

そんなチョッパーを受け入れてくれたのがヒルルクやルフィでした。そんなルフィのためなら、本当に怪物になってしまいたいほどというチョッパーの思いが明らかになったシーンでした。

この後、チョッパーは2年の修行を経て、ゾロ曰く化物じみた姿になりますが、チョッパーは、あの頃の自分は仲間が欲しかった、今はルフィの役に立つ怪物になりたいからこれでいいのだと言いました。

チョッパーは麦わらの一味の怪物!

チョッパーは麦わらの一味のマスコット的な存在でありながら、戦いの際には非常に強力な怪物になるキャラクターでした。「怪物」と呼ばれた悲しい過去よりも、現在の仲間のために役に立つ「怪物」であることを望んだチョッパー、麦わらの一味の末っ子のような存在のチョッパーの成長に今後も期待です。