【ワンピース】ロロノア・ゾロはカッコいい!様々な活躍と名言を解説!

麦わらの一味には欠かせない存在であり、ルフィの初めての仲間になったゾロ。クールに見えて実は方向音痴など、意外な一面もあるゾロの魅力を改めてご紹介していきます。

ロロノア・ゾロの基本情報

【ワンピース】ロロノア・ゾロはカッコいい!様々な活躍と名言を解説!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ロロノア・ゾロの特徴

緑色のベリーショートヘアと鋭い切れ目をしており、鍛え抜かれた筋肉質な体躯が特徴的です。人相は悪人面というべき部類で、特に戦いや強敵に対しての笑みは子供が泣くほど凶悪であるとされています。

服装は基本的に白いラクダシャツに緑色の腹巻を纏い、黒いズボンとブーツを着用しており、左耳には雫型のチャームを下げた金のピアスを3つ付けています。
右腰には得意の三刀流で戦うための三本の刀を差しており、腰を下ろしたり居眠りしたりするとき以外は常に肌身離さず持っています。そして左上腕に巻いた黒い手拭いは、戦闘時に頭にバンダナのように巻いて気合を入れるためのものです。
地域の文化や気候に合わせて様々な衣装を纏っていますが、腹巻やピアス、黒手拭いは常に共通しています。

新世界編からは修行によるものか左眼に縦一文字の傷を負っており、常に左眼を閉じている状態です。服装もラクダシャツから着物のような緑色のロングコートへ変わりましたが、腹巻・手拭い・3連ピアスは共通して身に纏っています。

ロロノア・ゾロの性格

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

心身共に恐ろしく頑丈で、一味の誰にも負けません。特に精神力の強さは凄まじいものがあり、死を伴うほどの苦痛であろうと根性で耐えきり、いかなる屈辱であろうと仲間のためなら一心に耐える鋼の精神の持ち主です。
この心の強さから、自分に匹敵し得る剣士としてミホークに一目置かれることとなりました。
「背中の傷は 剣士の恥だ」というセリフが有名ですが、一味の中でもギャグシーン以外でゾロが涙を流す描写は極めて少ないです。

ルフィの一番の仲間であり、ルフィに対しては船長としての全面的な信頼を持っており、船長命令とあらばどんな指示でも黙って従います。ルフィもまたゾロを一心に信じており、少ない会話で意思疎通し、「何があっても大丈夫」と豪語する(一方でその信頼の高さゆえにいざゾロの敗北を知ると一番動揺するのがルフィである)。ルフィが不在の状況では代役として一味の指揮を執る場面も少なくありません。
冒険が進むにつれて思考回路がルフィに似てきた節があり、特に新世界編以降はルフィを想わせるような天然ボケを披露する機会が増えています。主にゾロ独りかルフィと二人だけの状況になると、とたんに思考や行動指針などがルフィ並みに雑になる面もしばしばあります。

「世界一の剣豪」という夢があるゾロですが、ルフィは「海賊王の仲間ならそれくらいなってもらわないとおれが困る」というスタンスでいるためその夢に向かって常に邁進する姿勢を見せるゾロを決して邪魔しません。それと同時に、その道を邪魔しようとする輩を決して許さないです。だからこそルフィはゾロが単独で挑む戦いについては、例え加勢できる距離にいても静観を決め込みます。「ゾロの野望(たたかい)に手ェ出すな!」と他者の横槍は誰であろうと全力で阻むルフィは、ゾロにとっても凄く信頼できる船長だと言えるでしょう。

サンジとの相性は最悪

同じクルーであるサンジとは最初の出会いから相性が悪く、日頃から喧嘩が絶えません。サンジからは「クソ剣士」、「マリモヘッド」、「クソ迷子野郎」などと渾名をつけられています。彼らの喧嘩は子供のようなつまらない理由である場合がほとんどではありますが、大体はギャグシーンとは言えど、傍からは殺し合いに見えかねないほど激しい場面も多々あります。
一応戦士としては互いの実力を認め合っており、非常時の際の呼吸は普段では考えられないほど抜群に合っています。
しかし、お互いに「自分の方が上」という意見は決して譲らず、原作では未だに一度としてサンジの名前を呼んだことがありません。

致命的な方向音痴

とても強くてカッコいいゾロの最大の弱点と言えるのが、致命的なまでの方向音痴です。
物語序盤はまだ「迷子になりやすい」程度ではありましたが、回を追うごとに悪化していき、遂には次元の壁すらも跳躍する程の方向音痴へと進化していました。

今となっては東西南北の概念を理解できているのかもかなり怪しくなっています。
誰かに先導されているのに間違えたり、道を教えてもらった人の目の前で見当違いの方向に行ったり、何故か先行した面々の前から走ってきたりと別の次元を移動しているのかと疑ってしまうレベルであり、ファンタジスタ呼ばわりされたこともあります。

実は賞金稼ぎとして名を馳せていたのも、ミホークを探す為に海に出たら自分の住んでいたシモツキ村の方角が分からず帰れなくなったために、「生活費を稼ぐために賞金首を倒していたらいつの間にか賞金稼ぎ扱いされていた」というのが真相でした。

明らかに異常なレベルの方向音痴にあたるゾロですが、当人にはまったくと言っていいほど自覚が無く、仲間たちとはぐれても「あいつらどこ行った!?世話の焼ける…!」と逆に仲間を迷子扱いにするほどで、一味の面々は「ゾロを一人では行動させない」ことを念頭に置いています。しかし一瞬の油断やちょっとしたアクシデントなどから、気付けばゾロが単独に動く事態になってしまうという事が少なくありません。

ロロノア・ゾロの声優

アニメでの声優はナレーターや声優として活躍をされてる青二プロダクション所属の中井和哉さんです。中井さんは声優になる前、サラリーマンとして働いていたそうです。

主な代表作は「機動新世紀ガンダムX」ウィッツ・スー役、「サムライチャンプルー」ムゲン役、「銀魂」土方十四郎役、「戦国BASARA」伊達政宗役、「青の祓魔師」勝呂竜士役、「血界戦線」ザップ・レンフロ役、「あひるの空」千葉真一役など、数々の有名キャラクターを演じています。

親しみがある方もかなり多いのではないでしょうか。長年の役により中井さんといえばゾロ、という印象もあると思います。

ロロノア・ゾロの名台詞・名シーン

強く頼もしい姿とは裏腹に、天然な部分も持つゾロの魅力を名シーンと共に紹介していきます。

あ…あのガキに伝えてくれねェか…!!!「うまかった、ごちそうさまでした」…ってよ

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

海軍に捕まってしまったゾロは、一ヶ月何も食べずに生き残ることを条件に磔にされていました。そんなゾロを見かねた心優しい少女が、ゾロのためにおにぎりを作って持って来ましたが、その様子を海軍に見つかってしまいおにぎりを踏み潰されてしまいます。

せっかくも少女の優しさを無駄にしないよう、ゾロはそのおにぎりを食べさせろとルフィにお願いしました。砂にまみれてドロドロのおにぎりを流石のルフィも「やめておいた方が」と念を押しますが、それでもゾロはそのおにぎりを口いっぱいに頬張りました。

その姿を見たルフィはゾロの人間性を見極めたのでしょう。ルフィの仲間になる前の最初の出会いがこのシーンでした。

てめえの正義もさぞ重かろうが、こっちも色々背負ってんだよ!!!

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

エニエスロビーにて、海軍本部大佐Tボーンは”正義の男”であるため、罪なき民間人を守るために罪人を許さずに命をかけて戦っていました。そんなTボーンと、海軍からロビンを助けようとしているゾロが刃を交えることになった時のシーンです。

凄まじい戦いの結果、ゾロの勝利となりました。その際に倒れゆくTボーンを見ながらゾロが言ったセリフがこのセリフです。「俺たちはもう止まれねぇんだ」というセリフと共に、ゾロなりの覚悟や背負うものの重さを感じる言葉となっています。

……なにも!!!なかった……!!!

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

七武海のバーソロミュー・くまが瀕死の状態であるルフィの首をとろうとしてきました。ゾロはくまに対して、自分の首を差し出すことを条件にルフィを助けてくれとお願いします。これに対するくまの返答は、ルフィに蓄積された全てのダメージを自分の能力によってゾロに移し変えることでした。

ゾロは「自分が全てのダメージを引き受ければ、ルフィが助かる。」という思いからその条件を呑むことにしました。これによってゾロは瀕死の重傷を負うこととなります。

全てが終わった後ゾロの姿を見つけたサンジから何があったのかを聞かれたゾロですが、ゾロはかなりの血を流しながら「何もなかった」と嘘をつきます。

不器用ではありますがゾロなりの仲間への気配りに感動を覚えた名シーンです。

背中の傷は剣士の恥だ

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

世界最強の剣士ミホークと戦ったゾロは人生初の敗北をしました。「俺が負けるなんて考えたことなかった…!」とゾロ自身も驚き、同時に世界最強の力を思い知ることとなりました。

負けを悟った瞬間ゾロはミホークの方を向き、自分の腹に刀傷を受けました。これは剣士としてのゾロの生き様であり、誇りを汚さないようにというゾロの信念でもあります。

敗けながらもとても誇り高くかっこいいゾロの姿が見える名シーンです。

ロロノア・ゾロはどこまで強くなるのか

【ワンピース】ロロノア・ゾロはカッコいい!様々な活躍と名言を解説!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

今現在でもかなりの強さを見せるゾロですが、それと同時に方向音痴にも磨きがかかっているのも事実です。カッコよくも面白いゾロだからこそ、まだまだ目が離せないファンも多いのではないでしょうか。