【ワンピース】Dr.くれはの年齢と若さの秘訣は?ロジャーとの関係も!?

Dr.くれはと言えば、トニー・トニー・チョッパーの大恩人であり、医療技術を叩き込んでくれた優秀な医師であり、チョッパーの母親がわりとも言えます。

チョッパーの船出の際には、表面上では大反対したものの、実際には「男の船出は派手じゃなくては」と、チョッパーのこれまた亡き大恩人であるヒルルクが発明した『雪を桜色に変色させる薬』で、年中真冬のドラム王国に満開の桜を咲かせ(実際には桜色に変色した雪)、素晴らしい船出を演出しました。そんな、情に厚いDr.くれはに迫ってみましょう。

Dr.くれはの基本情報

【ワンピース】Dr.くれはの年齢と若さの秘訣は?ロジャーとの関係も!?

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

Dr.くれはの若さの秘訣

上記のように、ほとんどの情報は不明ですが、気になるのはその年齢。素晴らしいスタイルと運動神経を持っているのに、現在の御年141歳という、現実世界ではちょっと考えられない年齢です。これは種族が人間ではないからでしょうか、はたまた悪魔の実の能力でしょうか。推測からは、どちらもNOでしょう。

まず、種族は人間で間違いないと推測されます。ワンピースは巨人族、手長族、足長族、魚人族、はては小人族など、様々な種族の混在する世界ですが、人間以外に当てはまりそうな種族がなく、唯一、寿命の長い巨人族でも、見た目からはちょっと巨人族には当てはまりません。しかも、この世界では人間でも身長5mを超える人もいたりしますので、年齢が141歳と言われても実は意外ではないのです。

次に悪魔の実の説ですが、これもあまり考えられません。年齢を自在に操れる『トシトシの実』ですが、これはジュエリー・ボニーがすでに食べています。唯一、人に永遠の命を与える、『オペオペの実』による最上の技『不老手術』を受けていたとも考えられますが、『不老』というならば、正直もっと若々しい顔のはずです。新しい悪魔の実とも考えられなくもありませんが、伏線好きの尾田先生が、今更Dr.くれはが悪魔の実の能力者だった、などという伏線がどこにも見当たらないため、これもあまり考えられません。

ならば、やはりその若さの秘訣は類い稀なる医術によるものと推測されます。本人いわく、若さの秘訣は「ハッピー!」であること。これはDr.くれはの口癖でもありますが、ハッピー=幸せであること、その幸せとは心も身体も健康であること、とも解釈してよいのかと思います。現実世界でも、心と身体が健康な方は若いですからね。

Dr.くれはとロジャーの関係

Dr.くれはは、作中、初めて『Dの意思』について言及した人物であり「生きていたのか、Dの意思は」と意味深に発言しています。この『Dの意思』とは、ゴールドロジャーの本当の名前、ゴール・D・ロジャーのDから来ています。また、作中にも登場する他のDの名を持つ一族をも指しています。

上記の台詞の場合、このDの意思はモンキー・D・ルフィについて言ったものと思われますが、ここで注目したいのは彼女の年齢です。ドラム王国編当時139歳ですから、もちろん、ロジャーのことは知っているはずですし、『生きていた』というのは、処刑された海賊王ロジャーのDの意思のことを言っていると捉えることができます。ここで、この台詞までの流れを把握しておきましょう。

「お前たち、ゴール・D・ロジャーを知っているかい?」「どうやら、ウチのトナカイは大変な奴について行っちまったらしいね」から「生きていたのか」に繋がります。ここでも、作中初めてゴールドロジャーの本名がゴール・D・ロジャーだと語られました。上記の台詞を見る限り、Dr.くれははロジャーに会ったことのある人物とも考えられます。もちろん、海賊王として名声を手に入れた有名人であるロジャーをただ知っていただけ、とも思えますが、であれば、ロジャーの本名までも知っており、また、Dの意思を語るとなると、実際にロジャーに会ったことがある、もしくはロジャーより以前のDの一族を知っていたと解釈できます。

Dr.くれはの名シーン・名セリフ

【ワンピース】Dr.くれはの年齢と若さの秘訣は?ロジャーとの関係も!?

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

Dr.くれはとヒルルク

チョッパーの最初の師、ヒルルクとは昔からの知り合いで、普段、高額な医療費をとる(それに見合った高度な医療技術)Dr.くれはですが、ヒルルクの命が短いことを医師として知っており、本人の前では悪態をつき、ヒルルクの寿命には関心が無いように見せます。

しかし、ヒルルクの病気を治すためにチョッパーがアミウダケ(猛毒)を飲ませたことを知り、チョッパーに対して「いいかい、優しいだけじゃ人は救えないんだ!!!人の命を救いたきゃそれなりの知識と医術を身につけな!!!」と泣きながら叱ります。ここから感じ取れるのは、ヒルルクに対して、それなりの感情があったことと、ヒルルクの優しさを知って、感情をあらわにしたと思われます。

Dr.くれはの親心

チョッパーのヒルルクに次ぐ医術の師であり、厳しくも温かく育ててくれたDr.くれは。チョッパーのことを他人には「飼っていたペット」などと憎まれ口を叩きますが、心中ではチョッパーのことを息子のように思っていたのは明らかです。

それが、チョッパーの船出のシーン。チョッパーが「おれ、海賊になって海に出る」と言い出した時には激高し、猛反対したものの、逃げ出したチョッパーを先述の『雪を桜色に変色させる薬』を大砲で打ち上げ、ドラム王国を桜満開にし、船出を祝いました。そして「行っといで、バカ息子」と、涙ながらにポツリと呟きます。これには当のチョッパーもDr.くれはの意思を知り、また、今まで育ててくれた恩と愛情を実感し、声をあげて大泣きします。

Dr.くれはのまとめ

【ワンピース】Dr.くれはの年齢と若さの秘訣は?ロジャーとの関係も!?

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

人からは魔女などとも呼ばれていたDr.くれはですが、本当は情に厚く医師として志の高い人物とわかります。ドラム王国から新たにサクラ王国へと変わり、世界会議(レヴェリー)に参加した際は、国王ドルトンの船医として同行しました。141歳という年齢から考えて、色々なことをまだ知っていそうですので、今後の登場も期待できます。