シスタークローネと共にGF(グレイス=フィールド)にやってきた赤ちゃんのキャロルをご紹介していきます。エマにそっくりな容姿にも注目です。
キャロルの基本情報
名前 | キャロル |
性別 | 女の子 |
所属 | GF(グレイス=フィールド) |
年齢 | 1歳 |
声優 | 不明(アニメで出演しているが、表記なし) |
初登場 | 1巻 第5話 やられた! |
キャロルの性格と能力
まだ生まれて間もない様子のキャロルがGF(グレイス=フィールド)にやってきました。まだ赤ちゃんなので何かを話せることはありません。オレンジ色の明るい髪色で明るく元気な姿はエマにそっくりです。エマが発信機の調査のためにキャロルの腕や耳を調べていると、キャロルは遊んでもらえているのだと思い、楽しそうにキャッキャッと笑っている様子が描写されています。健康的な赤ちゃんです。
キャロルがやってきた理由
ここ、GF(グレイス=フィールド)農園は、孤児院という名の人間飼育所です。キャロルはコニーが出荷され、1名減ってしまった代わりにここへやってきました。あくまでも商品の補充にすぎません。
赤ちゃんを含む全員で脱獄したいエマにとって、常にだれかイザベラに抱っこされている状況は絶望的です。イザベラはそれをわかっていたので予定よりも早く赤ちゃんを要請しました。そしてやってきたのがキャロルでした。
キャロルはどこからやってきたのか
キャロルはエマたちと同様に食用人間の供給拠点(本部)からきたと推測されています。1歳の子供たちは、供給拠点(本部)から5つの高級農園に振り分けられています。キャロルはそのうちのひとつであるGF(グレイス=フィールド)に割り当てられたのでした。
キャロルのクローン説
キャロルの容姿があまりにもエマにそっくりだったことから、キャロルはエマのクローンなのではないか?と広く噂されてきました。また、キャロルの目の色がノーマンと一緒で、キャロルの髪の色も、エマの髪色に白を足し合わせたような色という点から、エマとノーマンと同じ遺伝子を持ったクローンなのではないかという説も同時に浮上しました。
キャロルはエマとノーマンのクローンなのか
原作では色の判別がつきませんでしたが、アニメ化されることによって色合いなどはっきりわかるようになりました。前述したように目の色や髪の色から、もしキャロルがクローンなのであれば、エマ単体・ノーマン単体というよりは、エマとノーマンのクローン説が最も有力になるでしょう。
原作の中で、イザベラがお腹にレイを身籠ったシーンでは針で遺伝子を受け継ぐような描写がありました。これが上質な商品を作り出すための方法だとすると、人間世界からある程度定められた遺伝子を使用されていそうです。クローン技術によって優秀な同じ遺伝子的特徴を人工的に生み出すことが出来れば、鬼たちも半永久的に商品を受け取ることができます。
キャロルはどうやって生まれたのか
農園で育った子供で女の子が出荷されるときに、鬼に食べられるか、飼育監(ママ)になるかの選択ができます。この鬼の世界では、ママが育てる高級農園と量産型の農園に分かれます。ここにいる子供たちの多くはママを目指した人の子供が多そうです。ただ、例外としてレイは胎児の頃からの記憶を断片的に所持していました。そのため、彼だけは自分の母親を知っていました。
キャロルの名シーン・名セリフ
キャロルは、エマたちが脱獄する際に重要な役割を果たします。ただ寝ているだけではないキャロルの優秀なシーンをご紹介します。
キャロルの与えた発信機の手掛かり
エマたちが脱獄する際に、どうしても破壊しなければならなかった発信機について、体のどこかに埋め込まれているのではないかと仮説を立てました。11歳の自分たちは成長していく中で、自分のからだのどこに発信機があるのかわかりませんでした。しかし、来たばかりの1歳の赤ちゃんであれば、発信機の手術痕がまだあると気が付きます。
赤ちゃんのお世話を担当するのは年長の女子のみとされていたのでエマが調べるには適任でした。キャロルの着替えで体を調べてみると耳に小さなしこりを発見します。それはエマにとって身に覚えのあるものでした。エマは小さい頃、イザベラに「病気の検査のための採血した後」と耳のしこりについて説明されていました。”来たばかりの赤ちゃん”だからこそエマたちにとって重大なヒントを与える存在となったのでした。
キャロルの成長
エマたちが脱獄してからおよそ2か月後、キャロルが少しずつ言葉を覚えてきたことをフィルがエマに報告するようにつぶやきます。GF(グレイス=フィールド)に来たばかりの時と比べると、言葉だけではなく髪が伸びてより一層エマに似てきました。目がおっとりしている様子はノーマンにも似ています。
キャロルまとめ
キャロルはエマたちにとって重大な導きをしてくれた必要不可欠な存在です。数々のクローン説など噂の絶えないキャロルですが、きっとこの先の未来でもエマたちの力となり一緒に生きていくことでしょう。今後の動向に要注目です。