9歳にしてナルシスト少年、ナットについてご紹介していきたいと思います。原作もアニメも1話から登場する人物で、ユニークなその性格から密かな人気を得ています。
ナットの基本情報
名前 | ナット |
性別 | 男性 |
所属 | GF(グレイス=フィールド) |
認識番号 | 30294 |
年齢/誕生日 | 9歳 |
身長/体重 | 133㎝ |
声優 | 石上 静香 |
初登場 | 1巻 第1話 GFハウス |
ナットの性格と能力
ナットは特筆して何か能力が高いわけではありませんが、9歳ながらにしっかりしているお兄さんです。ナルシストでかっこいい自分を表現していることが多いですが、実はとても臆病な性格の持ち主です。それでもエマたちの作戦実行時にはしっかりサポートし、自分よりも年下の子供達を一生懸命に守ろうとします。スコアも176と悪くない点数を獲得していますし、特技はピアノと意外な一面も持っています。アニメでは、ナットの声を石上静香さんが担当しています。
ナットの育ったGF(グレイス=フィールド)
ナットはエマたちと一緒にGF(グレイス=フィールド)で育ちました。いつも楽しそうにしているのでここでの生活に満足している様子がよくわかります。毎日のテストが終わると自由時間になり、ノーマンたちといつも”鬼ごっこ”をしますがすぐに気が緩んでしまうので捕まってしまいます。自分よりも年下の子供たちに好かれている描写も非常に多いです。
ナットの夢と憧れの人
いつもフルスコア(300点)を取っているエマ・レイ・ノーマンに憧れを抱いています。「マジ何食ったらああなるんだよ!!」と悔しそうにする姿も可愛らしい一面です。
また、アニメの第1話にて、外に出たら何をしたいかという会話の中では「うまいものをいっぱい食べたい」と発言しています。食べ物には興味津々の様子です。
ナットの声優、石上静香さん
ナットの声優を務めるのは、数多くのアニメやゲームなどで女性キャラクターを演じる石上静香さんです。
東京メディアアカデミー声優ボーカル科を卒業し、現在はプロ・フィット事務所に所属しています。もともと漫画家志望だった石上さんは、とても絵が上手ということで年賀状に書かれた絵が反響を呼びました。
声優へのきっかけは、ゲームのキャラクターを演じてみたいと思ったことが始まりです。基本的に女の子を演じることが多いだけに男の子役のナットは新鮮でした。
ナットが脱獄した後
エマたちと共に激動の戦いを制し、なんとかみんなで脱走できたナットですが、不安と戦う自分よりも年下の子供たちに優しく接しお兄さんらしさを発揮します。見たことのない生物や地形に目を疑う景色が視界を貫きますが、ナットなりに考えて行動します。
初めて鬼を見たナット
ナットは臆病な性格なので、頻繁に驚く姿が描写されています。初めて鬼を見た時、ナットの頭の中はごちゃごちゃでしたがそれでもエマたちに置いていかれないように全力で走るのでした。弱さも強さも、多くの表情を見せてくれるのはナットの魅力といえます。
9歳のナットとアンナ
ナットとアンナは同じ9歳です。二人よりも年上なのはエマ・レイ・ドン・ギルダの4人しかいません。脱走した15人のうち、ナットよりも年下の子供の方が数は多いので、少しでもエマたちの役に立とうと二人は新しいフィルターで一生懸命知識を付けていきました。
気が付くのが鋭いナット
ナットは小さな変化に気が付くことが非常に多いです。衝撃的なモノを見つけてしまうことが多く、いつも最初に仰天してしまうのでした。
また、脱獄直後に人食いの木の穴に落ちて、みんなで生還したシーンではその鋭さが垣間見えました。脱出直後にドンが喜びながら「今が冬で良かったな」と言うと、ヒントになった本を読んでいたナットは「さっきの地下、冬にしか開かないっぽいぞ」と指摘します。
さすがテストで176点を獲得する9歳です。
ナットの名シーン・名セリフ
ここからは、密かな人気を集めるナットの名場面をご紹介していきたいと思います。
ナットの新しい呼び名
脱獄してからシェルターに辿り着くナットは、そこで出会うユウゴに勝手にあだ名をつけられます。エマは触覚、レイは片目寝不足などと付けられましたがナットは”鼻”でした。唯一、満足していたのはナットだけです。
レイに「お前は何でちょっと満足気なんだよナット」聞かれると自信満々に
「鼻!美しい鼻筋の俺!」と発言するのでした。9歳らしい元気な姿が垣間見える瞬間です。自分のくっきりとした鼻はナットにとってチャームポイントのようでした。
ナットの勝ち誇る一言「じゃ、お先にレイ」
ナットのGF(グレイス=フィールド)から脱獄する瞬間です。レイが知らない間に二か月間練習してきたことを、憧れの存在であるレイにアピールすることができました。まったく怖がる様子も見せずに逞しいその姿に小さな子供達もついていき、無事崖の先に渡ることができました。勝ち誇った顔がとても印象深いシーンです。
家族の頼れる存在、ナット
ナットは9歳ながらに、年下の子たちを守ろうとどんどん頼もしい存在になっていきました。怯えながらも小さい子たちのことを気にして立ち向かうその姿はまるで、本物の”お兄さん”そのものでした。この後も、きっとエマたちの力になるべくどんなに怯えても叫んでも戦い続けるのでしょう。