ワンピースのヒロイン役でもあるナミですが実は壮絶な過去の持ち主。ナミの知られざる人間性と優れた能力、そして声優についても改めて詳しくご紹介していきたいと思います。
ナミの基本情報
名前 | ナミ |
性別 | 女 |
所属 | 麦わらの一味 |
種族/出身地 | ココヤシ村 |
懸賞金 | 1600万ベリー→6600万ベリー |
悪魔の実 | なし |
使用する技・術 | 天候棒(クリマ・タクト) |
年齢/誕生日 | 18歳→20歳 / 7月3日 |
身長/体重 | 169cm→170cm |
声優 | 岡村明美 |
初登場 | 第1巻 |
その他 | 義母:ベルメール・義姉:ノジコ・父親代わり:ゲンゾウ |
ナミの特徴
ナミといえばオレンジ色のウェーブヘアに抜群のスタイルの才色兼備というところではないかと思います。初登場シーンでは魚人・ノコギリのアーロンの元で悪事に手を染めていましたが、それも全ては「自身が1億ベリーを稼いで村を買い戻す」というアーロンとの取り決めを交わしており、村と村人の安を引き換えに自分自身を犠牲にしていたのです。
村人たちはそんなナミを「敵の手先になった」と裏切り者扱いしていましたが、父親代わりだったゲンゾウはナミの本当の目的をノジコから聞き、その経緯を村人たちに話していました。お金や宝に目がない盗人に見えますが、実はとても家族思いの優しい女の子なのです。
ナミの左肩にはタトゥーが掘られていますが、最初はアーロン一味のシンボルとなるタトゥーでした。この刺青はアーロンによって無理矢理掘られたものであり、人間を憎悪するアーロンにとっては世界貴族である「天龍人」の奴隷たちに施されている焼印と同じ意味合いが込められています。
アーロンパークが壊滅した後、ナミはこのタトゥーをみかんと風車のデザインに変更していました。これは親代わりであるゲンゾウ(風車)とベルメール(みかん)に由来したものです。
ナミの性格
作中のお色気担当でもあるナミは、とても露出が多い服を着ていることが多いです。スタイル抜群なために露出が多いものを着るとあまりにも胸やウエストラインなどが強調されるため、同じ一味のサンジはいつも鼻血を出しています。水着姿などのサービスショットも多く、アラバスタ王国編では「幸せパンチ」を必殺技として披露し男達を悩殺させました。
とにかくお金とお宝に目がなく「泥棒猫」の異名も持つナミですが、子どもや女の子にはとても優しく「頼れるお姉さん役」としても活躍しています。麦わらの一味の中では一番のツッコミ役で、ルフィの顔がボコボコになるまで腫れ上がったりなど男どもには容赦がないところも見えます。(怒りなどがこもっているとゴム人間であるルフィにも効くんだとか)
過去のトラウマから、海賊が世界で一番嫌いですが仲間だけは特別です。絶対に敵わないと分かっている相手にも仲間のためならば啖呵を切り、その信頼を二度と裏切ることはしないと誓っています。そのため仲間内での決別や対立をものすごく嫌っており、涙を流すことも多くあります。とても情に厚くて優しい、頼もしい仲間ですね。
天候棒(クリマ・タクト)は航海士だからこその武器
ナミが戦闘で使用している天候棒(クリマ・タクト)はウソップが開発したもので、元々攻撃力はそんなに強くありません。時間がなかったためなのか、ウソップは天候棒を宴会芸などで使用するような手品アイテムのようなものとして開発していました。そのため最初にナミは使用する際に説明書を読みながら使用していました。
吹いたり振ったりすることで、熱気泡(ヒートボール)・冷気泡(クールボール)・電気泡(サンダーボール)という、3種類の小さな気泡を出すことが可能で、周りの気圧を操作し人工的に蜃気楼を発生させるなど、航海士らしく天候を利用した戦闘を行えるようになりました。
技は「ファイン=テンポ」「クラウディ=テンポ」「レイン=テンポ」「サンダー=テンポ」「サイクロン=テンポ」「トルネード=テンポ」「サンダーボルト=テンポ」「フォッグ=テンポ」があり、蜃気楼を作る「ミラージュ」も使います。「サンダーストーム=テンポ」というアニメオリジナルの技も使用しています。
さらに天候棒は改造を繰り返され、空島編では完全版天候棒(パーフェクト・クリマ・タクト)、新世界編から魔法の天候棒(ソーサリー・クリマ・タクト)になっています。余談ですが技名の「テンポ」はイタリア語で「お天気」という意味だそうです。
ウェザリア編では
元七武海バーソロミュー・くまの能力によって小さな空島の「ウェザリア」に飛ばされたナミはそこで気象科学を研究するハレダスたち学者の老人たちに介抱されていました。事態が事態なのもあり、ナミは目覚めて早々に恩人であるハレダスを殴り飛ばすなど暴走をしていました。しかしマリンフォード頂上戦争の一部始終を知ったナミは動揺し、急いでルフィの下へ駆けつけようとウェザリアの研究資料を盗んで青海に戻ろうとしました。
一時は科学者たちに監禁される事態にまでなりましたが、泣き落としで彼らの良心を揺さぶって解放させると、今度はハレダスを人質にして逃走しました。
さらに後日の新聞にてルフィの「3D2Y」のメッセージを受け取ったナミは2年間をウェザリアにて気象科学を学ぶ期間にあてがおうと、科学者たちに謝罪しました。当初は科学者たちから先の蛮行を咎められ拒絶されてしまいますが、得意の口車と美貌でピュアな老人たちを見事に丸め込み、以降は再び親切に接してもらっていました。
ナミの声優
アニメでの声優を務めているのは岡村明美さんです。マウスプロモーション所属で東京都出身の女性声優です。
主な代表作は「カリメロ」プリシラ役、「紅の豚」フィオ・ピッコロ役、「ロミオの青い空」ビアンカ役、「恋風」千鳥要役、「ラブ★コン」小泉リサ役、「たまごっち!」まきこ役、「海月姫」まやや役など古いアニメから最新のアニメまで様々なキャラクターを演じています。
同じ作品のワンピースでもココア(偽ロビン)やヴィンスモーク・ヨンジ(子供)、スー、セト、アフェランドラなどの別キャラクターの声もしています。
ナミの名シーン・名台詞
作中の人気ヒロインであるナミのたくさんある中でも特に有名な名シーンや名台詞をご紹介していきたいと思います。
この船の航海士は誰!?
ゴーイングメリー号に乗っていたナミは突き上げる海流(ノックアップストリーム)に乗って空を飛んでいました。しかし「このままでは地上に叩き落されるのは時間の問題だ」という問題に麦わらの一味がぶつかった際にナミが発した名言です。
一味の航海士であるナミは船の操舵を開始し、見事にゴーイングメリー号を正しい道へと導きました。どんな異常な状況でも、船を目的地まで連れて行こうとするナミの姿勢が見られる素敵なシーンです。
子供に、泣いて助けてって言われたら!!!もう背中向けられないじゃないっ!!!!
炎と氷の島パングバザードで捕らわれ、実験に使えわれている子供達を発見したナミたちですが、自分たちも追われている途中だということもあり初めはそのまま逃げようとしました。
子供たちに助けを求められていましたが、そのまま逃げようとの意見も出ていたため葛藤するナミですが足を止めて放ったこの言葉は今でも印象深いです。
みんなに「子供を助けるように」と説得するためにナミが言った渾身の言葉でした。
私と一緒に死んで!!!
アーロンを裏切ったナミは、「アーロンの元に戻らなければココヤシ村の村人たち全員を殺す」と脅されていました。どうするか考えたナミが下した結論は、ルフィがアーロンを倒してくれると信じてアーロンの元には戻らないことでした。
そんなナミは覚悟を決め、村人たちに「みんな死んで」とお願いしました。ナミが腹をくくった瞬間の有名シーンです。
欠かせないヒロイン、ナミの今後の展開は…
可愛くてとても仲間思いなナミ。心の強さと実は優しい性格という所に惹かれているファンの方も多いのではないでしょうか。
これからどんどん成長していくナミの姿に期待していきたいですね。