【耳をすませば】月島雫のプロフィール、名台詞・名シーンまとめ!

中学生の葛藤や甘酸っぱい恋愛を描いた「耳をすませば」の主人公である月島雫は、どんな子なのかご存知でしょうか?

今回は、月島雫の性格や家族、心に響く名台詞をご紹介します。

月島雫の基本情報

【耳をすませば】月島雫のプロフィール、名台詞・名シーンまとめ!

(C)スタジオジブリ

月島雫の性格

雫は夏休みで学校の図書館が開いていないところをわざわざ先生に声をかけて開けてもらう程、無類の本の虫で、夏休みには20冊も読みました。だからといって本ばかりで友達がいないことはなく、学校では明るく仲の良い友達もいます。

好奇心も旺盛で、自分より先に本を借りて貸出カードに名前の載っていた「天沢聖司」のことを詮索したり、電車に乗る猫の後を追いかけてたりもします。

しかし、自分のことに対しては無頓着のようで、クラスメイトの自分に対する好意に気づかないこともありましたが、次第に物語を書くことをしていきます。

月島雫の家族

家族構成は、父の月島靖也(せいや)と母の朝子(あさこ)と姉の汐(しほ)がいます。

雫のお父さんは45歳で、市立の図書館に勤務しており、黒縁の眼鏡をかけています。とても優しいお父さんで、雫が小説に夢中になってしまって成績を落とした時には「人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」と諭してくれます。

お母さんは43歳で、社会人学生として大学に通う傍らに家事をしています。基本的に放任主義で、雫に関しても雫が好きなようにすればいいと考え、支えてくれる存在です。

雫より4歳年上のお姉さんは、大学1年生です。雫に比べるとしっかり者で、スポーツ好きであり活発的です。小説ばかりで勉強しない雫と進路について喧嘩になりますが、結果的には和解しました。物語の後半では、雫に1人部屋を与えたいということで、1人暮らしを始めています。

月島雫と小説

様々な物に興味を抱き、たくさんの本を読む雫は、夢を追いかける聖司の姿を見て、自分の実力を確かめる為に以前からやろうとしていた小説を書くことに決めます。

そのアイディアは、電車に乗って移動する気ままな猫のムーンを追いかけて辿り着いた小道具屋「地球屋」から着想を得ます。そこには雫の興味をそそるアンティークの数々が置いてありました。中でも猫の男爵の人形であるバロンを気に入ってしまい、店主の西司朗に作品に登場させてもいいか許可をとって、物語を書きます。

ジブリ作品「猫の恩返し」においても「耳をすませば」で登場したバロンとムーンが出ます。実は月島雫が書いた物語であるとされています。もしかしたら雫は売れっ子の小説家になったかもしれませんね。

月島雫の声優

月島雫の声を務めたのは、声優としてだけではなく、女優としてなど幅広く活躍されている本名陽子さんです。

デビュー作は、なんとジブリ作品「おもひでぽろぽろ」の主人公・岡島タエ子の幼少期で、登場は中学1年生でした。その4年後に月島雫を演じ、主題歌である「カントリーロード」も見事に歌いあげ、シングルはオリコン最高22位を記録しました。

代表作は、初代プリキュアの「ふたりはプリキュア」の美墨なぎさことキュアブラックや、「アメイジング・スパイダーマン」のヒロインのグウェン・ステイシーの吹き替えです。

他にはテレビドラマや舞台にも出演しております。また、語学が堪能であった為、「とある魔術の禁書目録Ⅱ」などでイタリア語の監修にも携わりました。

月島雫の名台詞・名シーン

「自分よりずっと頑張ってるやつに“頑張れ”なんて言えないもん」

【耳をすませば】月島雫のプロフィール、名台詞・名シーンまとめ!

(C)スタジオジブリ

雫は、聖司のイタリアでのヴィオリン修行の話を聞き、自分の想像の範疇にはない聖司の考え方に戸惑います。それを親友の夕子に相談した時の台詞になります。

自分のやりたいことに対してやるべきことを成そうと進路に向かって頑張る聖司の姿と、自分の夢に向かって努力することができてない雫自身とを比較し、その落差に呆然としてしまいます。

「あたし、書いてみてわかったんです。書きたいだけじゃダメなんだってこと。もっと勉強しなきゃダメだって」

【耳をすませば】月島雫のプロフィール、名台詞・名シーンまとめ!

(C)スタジオジブリ

両親を説得することで物語に打ち込み完成させると、約束通り西司朗に雫は見せます。満足の行く出来栄えであるのか不安で落ち着いていられず、読み終わるまで待つことにします。

物語を読み終わると感想を述べてくれました。雫が作り上げた物語を賞賛し、雫を素敵だと言って受け入れた西司朗の心温まる優しさがあります。その優しさを感じる一方で、改めて自分の力不足を感じてしまい、泣き出した時の雫の台詞です。

最後までやり遂げる女の子

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(C)スタジオジブリ

特に目標や夢はなく、ファンタジー系の本が大好きだった雫は、天沢聖司という自分の夢を追いかける1人の少年と出会うことで、大きな変化が起こりました。

自分にはできないと思って悩んだり、諦めたくなったりした時もありましたが、「自分を試す」ことであった小説を、何とか書き上げました。

初めてで上手くいかなくても最後までやり遂げる、ということの大切さを感じられる主人公でした。