デリンジャーはワンピース内に登場するキャラクターで、本編の「ドレスローザ編」で初登場しました。
ワンピースの読者なら共感していただけると思いますが、本当にドレスローザ編は心が痛みました、人形と人との共存が忘れられたものと忘れたものとの共存であるという悲劇…
本当に尾田栄一郎先生の描く悪役はいい意味で魅力的で、本当に劣悪で絶望すら生ぬるいような仕打ちをしてきます。
今回はそんな悪役の「ドンキホーテファミリー」幹部のデリンジャーについての記事をご紹介していきたいと思います。
デリンジャーの基本情報
デリンジャーの基本情報をご紹介していきます。
年齢 | 16歳 |
懸賞金 | 元1600万ベリー |
所属 | ドンキホーテ海賊団ディアマンテ軍幹部 |
出身地 | 北の海 |
誕生日 | 8月11日(ハ8イ1ヒ1ール) |
デリンジャーの見た目と性格
デリンジャーの見た目と性格は、その正体の全貌ともいえる部分で結論から言うとデリンジャーは「闘魚の魚人」です。
そのため、頭には闘魚のような角が生えており帽子をかぶっているために角のような飾りがついている帽子、と思われがちですが本物の角になります。
年齢はかドンキホーテ海賊団の中でも最年少で、本当は男性ですが半ズボンにハイヒールという出で立ちで、一見して女性と見えなくもない顔と服装になっています。
性格は闘魚の持つ凶暴性をしっかりと受け継いでおり、敵を処刑する事を楽しんでいるような残虐性も兼ね備えています。
普段は若く少し生意気な印象で、ベラミーを子馬鹿にして挑発するなどの行動をとります、さらには海賊団幹部のジョーラに育てられた経緯もあってか女の子のような服装にしゃべり方はギャル系のオネェな口調です。
さらには闘魚のように攻撃の際に興奮すると背中に背ビレが出現します。
デリンジャーの能力
デリンジャーの能力は闘魚と類似した点が数多く存在します。
闘魚は200年前にグリーンビットという土地に住み着いたでかい金魚の事で、金魚と言っても体長は魚の比ではなく海獣か獣のような大きさです。
さらに角が生えており恐るべき闘争本能をもっており、とても凶暴です、その角や突進の威力も半端じゃなく強力で鉄の橋を曲げるほどの威力で鉄橋は立ち入り禁止となっています。
ドンキホーテファミリーの闘技場での猛獣としても扱われており、屈強な戦士たちがこの闘魚の餌食となってしまいました。
そんな闘魚の血筋を引いたデリンジャーは、足技に特化した肉弾戦が得意なタイプでその華奢な体からは想像もつかないような蹴り技でとてつもない威力を誇ります。
闘技場での実力者として登場した、ブルーギリーやイデオを倒すほどの戦闘能力で、弱冠16歳にしてこれほどの戦闘能力は末恐ろしいですね。
さらに闘魚の血筋もあってか、突進して頭の角を相手に突き刺す、強靭な歯(牙)で相手を噛み砕くといった攻撃もしてきます。
デリンジャーの名言・名シーン
デリンジャーの名言や名シーンのご紹介をしていきます。
「ねーあたし何に見える?」
まだ、闘魚の魚人である事が明かされる前にデリンジャー自身が言った言葉で、この時点ではまだ「何か特別なものを隠している存在」として真実はわかりませんでした。
後に、闘魚の血筋を轢いているという正体がわかってこの言葉の意味もすっきりと回収されました。
それからは
他に伏線として登場していたのはその残虐性と凶暴性、興奮による背ビレの出現や角の形など少しわかりにくかった点からももしかしたら、尾田栄一郎先生からの読者への問いかけ、だったのかもしれませんね。
「目障りだからトドメ刺しておけって若様が」
デリンジャーの残虐性や性格の悪さを表現した言葉になります。
これは、ベラミーの任務失敗を受け、その制裁を行っていたデリンジャーベラミーをボコボコにし瀕死の状態のベラミーに対し放った一言になります。
ベラミーがドフラミンゴを敬愛し、目標としてどうにかファミリーに入れてもらえるようにと奮闘していたことも知りながら、あえてこのような挑発的な発言をしました。
本来ベラミーも悪役で初登場時にはとても残酷な事をしていましたが、ルフィに倒され心を入れ替えたベラミーですが空島の人々から黄金の柱を奪いドフラミンゴに贈与した悪役です。
しかしこの時ばかりは、このベラミーに少し同情してしまった読者も少なくはないでしょうか?
そんな本来は悪役として描かれていたベラミーですが、デリンジャーの強さ残虐性、性格の悪さがさらに上を言っていたがために少し可哀想に映ってしまったという事です。
まとめ
デリンジャーはあまりに特異な存在として設定されたことから、伏線からその正体を暴きだすことは難しく謎とされていましたがヴィオラの解説でその全貌が明らかになりました。
いくつかの伏線が張られていましたがまさか闘魚と人間のハーフ、魚人であったとは思いもよりませんでした。
ドンキホーテ海賊団で育った経緯や、闘魚の血筋からもその凶暴性や残虐性は悪役として登場するにはぴったりのものでドレスローザ編を大いに盛り上げてくれました。