長野県警の刑事部捜査一課の大和敢助(やまとかんすけ)。
初登場はコミック第59巻の「風林火山 迷宮の鎧武者」で登場しています。
左目付近に大きな傷があり、一見悪役のように見えてしまいますが、優秀な刑事なんです。
大和敢助の名前の由来は、戦国武将の武田信玄の軍師、山本勘助から来ています。
長野県絡みの事件では必ず登場するキャラクターで、同職の諸伏光明や上原由衣は昔からの幼馴染になります。
今回は長野県警きっての凄腕刑事、大和敢助を紹介します。
大和敢助の基本情報
大和敢助はどのような人物なのかを性格や見た目などの観点から紹介していきたいと思います。
性別 | 男性 |
年齢 | 35歳 |
見た目 | 色黒で左目に傷 |
性格 | 勘が鋭く、物騒な言葉を好む |
職業・所属 | 長野県警刑事部捜査一課・警部 |
家族構成 | 不明 |
声優 | 高田裕司 |
見た目・性格
大和敢助の見た目は、色黒の肌に後ろで束ねた長髪姿です。
よれたシャツに無精ひげといった野暮ったい見た目も特徴的ですね。
また、とある事件の捜査中に雪山で雪崩に遭ってしまい、隻眼となっており、左目付近には傷が残っています。
作中では、上記の事件により杖がないと歩行が困難なようですが、主治医の話によると足は順調に回復しており、行く先には杖なしでも歩行が可能だそうです。
性格は警察官としては非常に勘が鋭く、冷静な判断力を持っています。
作中に登場する刑事たちの中でも一二を争うほどの推理力を持っており、コナンが登場する間もなく事件の真相にたどり着いたりもしています。
またコナンのことを「眠りの小五郎を牛耳っているのはあの小僧だ」と正体を見破るなど勘の鋭さは一級品のようです。
物騒な言葉使いを好む節があり作中では、ぼた餅のことを「半殺し」などと呼んでおり、刑事と知らなかった阿笠博士や灰原哀を怖がらせていました。
職業・所属
大和敢助は長野県警刑事部捜査一課に配属されています。
階級は警部となっており、警視庁の目暮十三や白鳥任三郎と同じ階級です。
長野県警は他に諸伏光明や上原由衣などが在籍しており、他県警の刑事たちに比べ優秀な刑事が多い印象です。
諸伏光明と上原由衣は大和敢助の昔からの幼馴染であり、諸伏光明と大和敢助はライバル関係でもあります。
いつもの大和敢助は冷静な性格ですが、諸伏光明相手には、冷静さを失い空回りすることが多いですね。
長野県警の課長は黒田兵衛でしたが、現在は警視庁捜査一課管理官となっています。
家族構成
大和敢助の家族構成は不明ですが、現在独身のようです。
作中では台詞の中で祖母が登場しており、祖母から教わった牡丹餅を作るのが得意だそうです。
声優
大和敢助の声優は高田裕司さんが担当しています。
高田裕司さんは声優以外にも俳優としても活動しており、「境界線上のホライゾン」の本多・正信役としても有名です。
黒の組織のラム説
大和敢助は黒の組織のNo.2のラムではないかと推測されていました。
ラムの特徴に隻眼という情報があり、大和敢助も当てはまります。
また長髪で大柄に見えるという情報も大和敢助に当てはまりますね。
しかし、その後黒田兵衛という大和敢助以上に疑わしい人物の登場により大和敢助=ラム説は無くなりつつあります。
作者も明確に否定していることから、大和敢助はラムではないと推測できますね。
大和敢助の名シーン・名台詞
大和敢助の名シーンはどのようなものがあるのでしょうか。紹介していきます。
幼少期の大和敢助
作中の回想シーンで大和敢助の幼少期姿の貴重な名シーンです。
一緒に肩を組んでいるのが諸伏光明で後ろにいる少女が上原由衣です。
3人は昔からの幼馴染で諸伏光明と大和敢助は親友でありライバル関係なのがよく分かりますね。
幼い姿の大和敢助ですが眉毛の形などは現在と変わっていませんね。
何じゃ小僧・・・
コミック第59巻「風林火山 迷宮の鎧武者」より初登場時の大和敢助。
事件の捜査をしていた服部平次が偶然、大和敢助と遭遇します。
初対面の服部平次は大和敢助の恐ろしい形相とドスの効いた声に驚いてしまっていますね。
大和敢助初登場の貫禄のある名言です。
刑事長も待ってるぜ・・・おまえのいれたまずいコーヒーをな・・・
コミック第59巻「風林火山 迷宮の鎧武者」のラストシーン。
上原由衣は事件の真相を暴くため、虎田家に嫁ぎ、警察官を休職していました。
しかし夫が亡くなり、途方に暮れる上原由衣に対して大和敢助は警察に戻るように伝えています。
幼馴染の関係ですが、上原由衣は大和敢助に好意を持っており、この先2人が交際する可能性を秘めた名シーンです。
大和敢助のまとめ
大和敢助は長野県警の警部であり、作中屈指の推理力のもつ警察官です。
顔の傷や人相の悪さから悪役だと思われてしまいますが、非常に正義感の強いキャラクターです。
今後は長野県での事件に登場することは間違いないでしょう。
安室透や服部平次に継ぐ色黒キャラとして今後人気も上がっていくと思われます。
現在は事故のため杖をついていますが、回復して杖がなくなることも楽しみですね。
今後の大和敢助の活躍に注目していきましょう。