ドラゴンボールの人気キャラクターのひとりに、亀仙人という人物がいます。ドラゴンボールには「Z」や「GT」、「スーパー」などいくつかのシリーズが存在しますが、亀仙人はその中でも一番初めのシリーズから登場しているドラゴンボールの初期メンバーの一人です。
シリーズが進むにつれて登場シーンがだんだんと少なくなってしまい、あまり活躍する姿は見られなくなってしまいますが、そのかわいらしい見た目からドラゴンボールに詳しくない人でも知っている人が多いキャラクターであるといえます。
ここでは、そんな亀仙人の性格や技の種類、そして心に響く名言をいくつか紹介していきます。
亀仙人の基本情報
まずは亀仙人の人物像について紹介していきます。
名前 | 亀仙人 |
性別 | 男 |
所属 | 亀仙流 |
種族 | 地球人 |
戦闘力 | 139(原作にて明記されていた数字) |
必殺技 | かめはめ波 |
年齢/誕生日 | 初登場時319歳 / 不明 |
身長/体重 | 165cm / 44kg |
声優 | 宮内幸平、増岡弘、愛川欽也、佐藤正治 |
初登場 | 漫画:其之三 / アニメ「ドラゴンボール」:第三話 |
亀仙人という名前は実は本名ではなく、今もなお本当の名前は分かっていません。別名として武天老師やジャッキー・チュンというものもあります。
亀仙人は悟空やベジータとは違い一般的な地球人ですが、ドラゴンボールの中での年号であるエイジ430に生まれ、初登場時で319歳であるため、人間離れした生命力を持っている長寿キャラクターの一人となっています。
亀仙人の特徴
見た目は禿げ頭でひげが生えており、いかにも仙人というような風貌をしています。大きなサングラスもトレードマークですが、身長が低く背中には亀の甲羅を背負っており、強そうというよりはかわいらしいという感情を抱いてしまいます。
家族構成としては、姉に占いババと呼ばれる同じく小さな体をした占い師を持っていますがそれ以外には明かされていません。しかし亀仙人は非常に多くの弟子を持っており、孫悟空やクリリン、ヤムチャだけでなく、牛魔王や悟空の育ての親である孫悟飯も亀仙人の指導を受けた経験があります。弟子の全員から心から慕われており、亀仙人が弟子思いな性格であることもここから感じ取ることができます。
師匠としての立場もあり、序盤はその強さを発揮しながら活躍する姿を多く披露していましたが、Zやその他のシリーズに進むにつれて成長した悟空たちについていくことが難しくなり、登場シーンも少なくなっていってしまいました。
亀仙人の性格
亀仙人は非常にスケベな性格であることでも有名です。作中何度もブルマの胸やパンツを見て喜んでいる姿が登場し、亀仙人に対して頼みごとをするときなどは「胸を触らせてくれる」「ギャルを連れてくる」などといった下心丸見えの条件と引き換えにお願いをする、ということが多いです。
そんな亀仙人ですが、重要な場面では仙人そして師匠としての立ち振る舞いを忘れず、男らしく対処する姿も見せることから、責任感や信頼感も併せ持っている人物であるということができるでしょう。
おちゃめでユーモアあふれる亀仙人ですが、悟空やクリリンが今でも彼を慕っているのは、亀仙人の本当の実力や師匠としての存在感を理解しているからなのです。
亀仙人の必殺技
亀仙人の一番有名な必殺技と言えば「かめはめ波」です。もしかしたらかめはめ波は悟空の技であると思っている人がいるかもしれませんが、実は悟空のかめはめ波は亀仙人に伝授してもらったものなのです。
初めて披露したのは、激しく燃え上がる山火事の火を消すシーンです。両手で小さな円を描くように形を作り、両手の間で体の中に秘められている体内エネルギーを凝縮させて一気に放出するというのが基本のやり方です。
あまりの威力の強さに火を消すどころか山も一緒に吹き飛ばしてしまいましたが、それほどこのかめはめ波が強力であるということがこのシーンで分かります。
その後悟空やクリリン、そして息子の悟飯や悟天も使用するようになり、シリーズを通して活躍する必殺技となりました。
その他にも亀仙人はさまざまな技を持っていますが、とくに有名なのは残像拳や魔封波が挙げられます。残像拳は周辺を高速で移動することによって自分の分身を残像として生成し、相手に攻撃の的を絞らせない技で、魔封波は自らの気をコントロールし、対象を特定の容器の中に封印するという技です。
残像拳や魔封波も亀仙人だけでなく他のキャラクターも使用するシーンがあり、亀仙人の影響力の強さがこれらの技からわかります。
亀仙人の声優
アニメで登場する亀仙人の声優は、何度か交代しています。
初期の声優は「アルプスの少女ハイジ」のアルムおんじや「一休さん」の外観和尚を担当した宮内幸平さんです。しかし、宮内さんはドラゴンボールZの途中で亡くなられてしまい、それ以降は増岡弘さんが、映画では愛川欽也さんや佐藤正治さんがそれぞれ担当しました。
亀仙人のの名シーン・名セリフ
亀仙人は師匠としての肩書があるだけあって、多くの印象的な名言や心に響くセリフを残しています。ここではその中でも特に有名で感動的な名セリフを2つ紹介いたします。
「よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む、これが亀仙流の修行じゃ」
弟子である孫悟空とクリリンに向かって言った言葉です。ドラゴンボールでは現実ではありえないような強大なパワーで戦うため、修行もそれに伴って過酷なものが多いですが、そんな中で「遊ぶ」や「休む」といった自分への甘えともとれるような言葉を弟子たちに投げかけます。
実は遊んだり、食べたり、よく寝たりすることは、強く成長するためは非常に重要であるということをここでは伝えようとしています。成功を強く願うときこそ、しっかりとリフレッシュして落ち着くということが大切なのです。
「武道は勝つためにはげむのではない おのれに負けぬためじゃ」
こちらも悟空とクリリンの修行中に出た名言です。この言葉は悟空のその後の性格にも大きく影響を与え、ドラゴンボールZではベジータが魔人ブウ編で悟空に対して言った「勝つために戦うんじゃない。絶対に負けないために限界を極め続け戦うんだ」という言葉にもその様子が現れています。
悟空はどんな困難にぶつかっても最後は必ず勝利という形で乗り越えてきましたが、その力の根源には亀仙人のこの言葉があるのかもしれません。
亀仙人の生き方は私たちにも影響を与える!
今回は亀仙人の性格や必殺技、名言について紹介しました。亀仙人はスケベな性格の反面、師としてしっかりとした考えを持っており、その後活躍する悟空たちの強さの基盤を作り上げた人物であるということが分かっていただけたかと思います。
漫画の世界ではありますが、彼が残した名言は非常に理にかなっており、現実世界を生きる私たちにも参考になるような考え方を持っているのが亀仙人です。
もし興味を抱いていただけたなら、もっと詳しく調べてみるといいと思います。亀仙人の生き方や名言から学んだことはきっと私たちの人生をより豊かにしてくれるはずです。