【ハウルの動く城】カカシのカブにかけられた呪いとは？正体は王子様？

「ハウルの動く城」に登場するカブは突然ソフィの目の前に現れ、いつの間にか動く城の一員になっていましたが、カブは一体どこから来たのでしょうか。

それでは、カブの正体や性格、名シーンなどをまとめてご紹介したいと思います。

カブの基本情報

(C)スタジオジブリ

名前	カブ
性別	不明
年齢	不明
声優	大泉洋

カブの性格

カブはとても優しい性格をしています。特にソフィーに関しては、助けてもらった恩をとても感じているようで、恩返しのつもりか親切にすることが多いです。そして、自然とハウルの動く城に居着いていて、晴れた天気のいい日には気に洗濯物を干した紐を結びつけて、ソフィーの手伝いをしています。

物語の終盤で小さな城が崩れてしまった時には、自らの木が削れるのを厭わずに城を止めようと体を張るという命を懸ける強さも見せます。

カブの行動

おばあちゃんになったソフィーが中折れ谷に行く途中の藪の中に、カブは逆さになって刺さっていて身動き出来ずにいました。山道を歩くのに杖が欲しいと思ったソフィーによって、カブは藪から引っこ抜かれて助けられます。カブは話すことができないので、何故そんな場所に刺さっていたのかは不明なままです。

山道を歩くのに苦労するソフィーにちょうどいいサイズの杖を渡し、ついでに泊まる家を連れて来て欲しいと言ったソフィーの元にハウルの動く城を導くといった大きな役割も果たします。

カブの特徴

カブはカカシですが、本来のよくあるカカシの様なみすぼらしい布の服でありません。帽子の上が開いていたり、服の裾が千切れたりしているものの、英国紳士風の装いをしています。黒いスーツに身を包み、首元には蝶ネクタイをし、口には煙草の様な物を加えています。

カブは初登場の時と、ソフィーが外から城を見てカブを見つけた時の2回も逆さになっているところをソフィー引っこ抜かれています。ソフィーは妙なものに好かれたと言っていますが、頭がカブだったことからカブと名前を付けたのはソフィーです。

移動する際には上手くバランスを取りながら、カブの中心にある1本の木を起用に使って軽く跳ぶことで進みます。また、サリマンによって魔法の使えなくなった荒地の魔女をどこかに引っ掛けてて跳んでいるので、ある程度の重さがあっても移動できるみたいです。

カブの正体

当初、ソフィーやマルクルからは、カルシファーが嫌がらないことから死神か悪魔だと思われていましたが、カブの正体は不思議な動くカカシという訳ではなく実は人間でした。呪いでカブ頭のカカシにされてしまった隣の国の王子だったのです。愛する者にキスをされないと解けない呪いが、ソフィーのキスによって解けたのです。

つまり、カブはあまり感情の起伏などが分からない存在でしたが、自分を助けてくれたソフィーが好きだったということです。最後のサリマンとの会話の際には「心変わりは人の世の常」と言っており、ソフィーがハウルのことを大好きと言っても心変わりを自国で待つようです。

カブの声優

カブの声を担当したのは、俳優でバラエティ番組でも引っ張りだこの大泉洋さんです。俳優としてはテレビドラマや映画が主ですが、CMや舞台にも出ます。他にも司会や書籍の出版や、実はCDを他のアーティストとのコラボで出していたり、地元である北海道のローカルのCMにも出演したりなど、幅広くメディアに関わっています。

意外な特技としては、ものまねがあります。レパートリーには元首相だった麻生太郎を初め、松山千春、福山雅治、和田アキ子など多くの著名人のものまねをできるようです。

声優としてジブリ作品には3度出演しています。カブはその3度目で、それまでには「千と千尋の神隠し」で番台蛙、「猫の恩返し」で古文の先生を演じました。これ以降にはDSのゲームソフト「レイトン教授」シリーズのレイトン教授の声を担当しています。