漫画、アニメ、映画と大人気な「銀魂」に登場する『志村新八』。姉の志村妙(しむらたえ)と父の残した剣術道場を復興するという目標に向かって頑張っていましたが…?
ツッコミの腕は超一流!みんな大好き『志村新八』について詳しく解説します。
志村新八のプロフィール
名前 | 志村 新八(しむら しんぱち) |
年齢/誕生日 | 16歳/8月12日 |
身長/体重 | 166cm/55kg |
家族構成 | 姉 |
声優 | 阪口大助/高森奈津美(幼少期) |
初登場 | アニメ「銀魂」第1話 |
志村新八の特徴
志村新八は家事手伝いから人探しまで、なんでもやる『万事屋銀ちゃん』の従業員。あだ名は「ぱっつぁん」「駄メガネ」「新ちゃん」等。江戸の人気アイドル寺門通を応援する『寺門通親衛隊』の隊長も務めています。
サラサラの黒髪でショートカット、主に着物に袴姿ででチャームポイントの「メガネ」はシンプルな楕円形のものです。志村新八の本体は「メガネ」だといじられる事もしばしば。少々頼りない性格ですが誠実で口調も丁寧なことが多いです。
シリアスでかっこいいシーンもありますが、ギャグシーンも多い今作において志村新八はキレのいいツッコミを入れることを得意としています。
志村新八のモデル
志村新八のモデルになったのは、新選組の二番隊隊長を務めていた「永倉新八」です。新選組最強ともいわれていました。
アニメ「銀魂」の江戸の町を守るお巡りさんとして『新選組』も出てきますが、「永倉新八」をモデルとした志村新八が『万事屋』に組している理由は語られていません。
志村新八の家族
志村新八には2歳年上の「志村妙(しむらたえ)」という姉がいて、キャバクラで働いています。父であり師でもある「志村剣(しむらけん)」は幼いころ病気で亡くしています。母親についての詳細は不明です。
志村新八が幼い頃、姉の志村妙や門下生と一緒に父の道場で剣の腕を磨いていました。ある日父が病気になり病床にあったとき、姉弟に伝えたセリフは「たとえ剣を捨てる時が来ても、魂に収めたまっすぐな剣だけは無くすな」。この言葉を胸に志村新八はまっすぐ成長していきます。
志村新八と万事屋
攘夷戦争(じょういせんそう)の後、廃刀令が下り侍が後退の一途を辿ることになったこの時代。父親の残した剣術道場「恒道館」の継続も厳しいものとなっていました。
道場を復興させるため、志村新八は飲食店でアルバイトをしていました。とても仕事が出来るとは言えない彼が意地悪な客に絡まれている時、助けに入ったのが「万事屋銀ちゃん」リーダー坂田銀時(さかたぎんとき)です。
騒ぎを起こしたのが志村新八だと疑われ店をクビになり、坂田銀時に文句を言いに行きますが、銀時と行動を共にするうちに興味を持った志村新八は「万事屋銀ちゃん」で働くことを決めます。
志村新八の二年後
アニメ「銀魂」銀ノ魂篇(第342~)で今作最大の敵「虚(うつろ)」との壮絶な戦いを繰り広げ、江戸の町は崩壊「万事屋」はそれぞれの目的を果たすため散り散りになります。
その時志村新八は1人で『万事屋』を続ける事にしました。2年後、徐々に元の姿を取り戻す江戸に成長した志村新八の姿がありました。
坂田銀時の着ていた着物と同じ柄の着物を着て、相変わらずの「メガネ」をかけ少し大人っぽくなっている志村新八。セリフや行動も大人びていますが、戻ってきた『万事屋』神楽、坂田銀時と再会すると以前と変わらない志村新八の姿になります。
志村新八の五年後
劇場版「銀魂完結篇-万事屋よ永遠に-」にて志村新八の5年後の姿が描かれています。ボロボロになってしまった5年後の江戸の町に主人公「坂田銀時」がタイムスリップしてしまいます。そこで出会ったのがたくましく成長した万事屋メンバー「志村新八」と「神楽(かぐら)」です。
志村新八は黒を基調としたスタイリッシュな服装で登場しています。以前の様な弱々しさはなく、堂々としてかっこいい立たずまいです。映画の中で完結しているため、この姿はここでしか見られません。
実写版「志村新八」
実写版「銀魂」、「銀魂2-掟は破るためにこそある-」で志村新八役を演じたのは『菅田将暉(すだまさき)』です。かっこ良すぎるのでは?と騒がれていましたが、新八の少し臆病なところもキレのあるツッコミも完璧に再現していました。
志村新八の声優
志村新八の声を担当したのが「阪口大助(さかぐちだいすけ)」です。代表作は、ジュン・リー(創聖のアクエリオン)、ポートガス・D・エースの幼少期(one piece)、ウッソ・エヴィン(機動戦士Vガンダム)等です。
また、幼少期の声は「高森奈津美(たかもりなつみ)」が担当しています。アニメ「銀魂」に登場するモブキャラの声も入れています。
志村新八の名シーン・名台詞
志村新八の名シーン・名台詞を紹介します。
「俺は姉上がいつも笑ってる道場が好きなんだ」
「姉上の泣き顔見るくらいなら、あんな道場いらない!」
道場を護るため姉の志村妙が体を張ってお金を稼ぐために悪い奴らに連れていかれてしまいます。シスコン気味な志村新八は坂田銀時と共に救出に向かい、言い放ったセリフです。
「いったん護ると決めたものは絶対護り通す」
「それが坂田銀時じゃないのかよ!」
アニメ「銀魂」かぶき町四天王篇(第210話~)で坂田銀時が何もかも捨ててしまおうとした時、神楽や志村新八が思いをぶつけるシーンです。声を荒げて気持ちを叫ぶ志村新八は迫力もあり、かっこいいです。
「僕たちは終わるものの為に生まれたんじゃない」
不死の肉体を持つ敵「虚(うつろ)」。その強大な力に江戸に住む人達全員で立ち向かいます。
しっかりとした戦闘シーンがあまりないので、志村新八の強さがわかるいいシーンです。父親からの言葉を思い出し「虚」に切りかかる新八。虚が「いい一太刀でしたよ」と褒めていることから、周りの強すぎるキャラクター達に隠れてはいますが、強い事がわかります。
万事屋の一員となり成長していく志村新八
最初はレジ打ちすらままならない志村新八ですが、坂田銀時と出会い段々と成長していきます。
万事屋への思いから2年後の江戸の町で一人になっても『万事屋銀ちゃん』を続けている誠実さ。間違いなく「銀魂」に欠かせない人物です。