僕のヒーローアカデミアに登場する現在は普通科の生徒である心操人使ですが、とうとうヒーロー科編入を自らの手でつかみ取りました。そんな心操のヒーロー科編入はいつなのか、個性の詳しい扱い方や、彼の初登場回からその後の登場巻まで、心操人使を隅々までご紹介します。
心操人使の基本情報
名前 | 心操人使 |
性別 | 男 |
ヒーロー名 | 未定 |
個性 | 洗脳 |
学校・学年 | 雄英高校普通科・1年 |
年齢/誕生日 | 15歳/7月1日 |
身長/体重 | 177㎝/不明 |
声優 | 羽多野渉 |
初登場 | 原作No.23「うなれ体育祭」/アニメ第15話「うなれ体育祭」 |
その他 |
心操人使の特徴
無造作な紫色の髪を額が出るくらいまでかき上げたような髪型です。目元に寝不足のような隈がありますが、眉毛はキリッとしている印象です。
登場時の基本的な服装は雄英のジャージ姿か、制服姿です。A組B組合同戦闘訓練の際に、相澤と同じように捕縛布を首に巻いている状態で登場しました。戦闘時はペルソナコードという変成器を装着します。
心操人使の性格
彼は現在の所普通科に通っていますが、ヒーロー科の試験も受けていたようでした。相澤が「つくづくあの試験は合理的じゃない」と語っていたように、心操はヒーロー科と同時に普通科も受けています。自身の個性ではヒーロー科で合格することは難しいと最初からわかっていたのでしょう。普通科ながらも体育祭の直前にはヒーロー科・A組へ宣戦布告をするなど強気な面も見せています。その際に「体育祭での成績によってはヒーロー科編入も検討できる」と語っていることから、何が何でもヒーロー科へ編入する方法を模索していたのではないかと考えられます。
体育祭
緑谷とのトーナメント戦になるまで彼の個性はなんなのか明かされていませんでした。障害物競争では「使いなれてんな~個性」とヒーロー科の面々を見送りながら呟いていましたが、彼自身も27位でゴールするなどヒーロー科が台頭する中で素晴らしい成績を残しています。
騎馬戦では、同じ騎馬だった尾白、庄田、青山を”洗脳”して操り、3位という結果を残していました。これによりなんとなく個性をかけられていたのではないかと察した尾白、庄田はトーナメント戦を辞退しています。この後すぐに緑谷と心操のトーナメント戦が決まり、尾白は緑谷に心操の個性について伝えています。
心操は緑谷自身をよく知らなかったため、とりあえず緑谷の仲間を貶しました。すると緑谷は心操の思い通り”洗脳”にかかりますが、自力で脱出しています。心操は緑谷の派手な個性に嫉妬のような言葉を零しますが、元々無個性であった緑谷にその言葉は重く、ただ真っ直ぐに伝わっていたようです。ただ、心操の個性を知っている人たちは心操と話す際には多少警戒をするようですが、戦闘が終わった後緑谷はあまりにも普通に心操と会話をし2度”洗脳”にかかっていました。このような緑谷の良い部分が心操の心を少しずつ動かしたのかもしれません。
トーナメントで心操は結果的に負けてしまいましたが、それを見ていた現役のヒーローたちからは心操を評価する声もあがり、また同じ普通科の生徒からは「かっこよかったぞ!」「普通科の星だな!」と称えられました。
合同戦闘訓練
文化祭の時や、緑谷と学校の廊下ですれ違うなどはありましたが、合同戦闘訓練が始まるまで心操は何をしているかは明かされていませんでした。しかし、相澤との訓練で体格は以前よりもかなり良くなっているようでした(瀬呂談)。
そして、合同戦闘訓練開始日にヒーロー科の面々と対峙すると、ヒーロー科の面々は驚きを隠せずにいました。さらに心操の「なれ合うつもりはない」「ここにいるみんなが超えるべき壁」などの発言から、瀬呂が「初期ろき君みたいだ」と表現していました。ちなみに初期ろき君とは”体育祭時のガンギマリ轟焦凍”のことです。それくらいに心操はギラギラとしていました。体育祭の時よりも目標が明確に定まっているからでしょう。
心操は特別ゲストとしての傘下のためA組、B組の両チームに入り戦闘訓練を行いました。その際に相澤から教わった捕縛布を使用したり、新技であるペルソナコードを使用した他の生徒との連携などを披露しました。また、心操はこの戦闘訓練が自分自身のヒーロー科編入試験を兼ねていることも察していました。
ブラドキング曰く「十中八九2年から心操はヒーロー科」になるそうで、心操は無事夢の第一歩を踏み出すことになりました。クラスは現在明かされていませんが、相澤が目を掛けていたという点を踏まえるとA組の可能性が高いかもしれません。ただ、B組の物間がいたいほど彼を気にいっていたのでB組の可能性も捨てきれませんね。
心操人使の過去
心操は雄英に入る前よりもずっとヒーローに憧れていました。しかし”洗脳”という個性は一見すると圧倒的に敵向きの個性のようにとられてしまいます。心操自身も自分の個性じゃなければまず悪いことを考えると語っていることから、自分の個性はヒーロー向きではない自覚はずっと持っていたようでした。
しかし、心操が憧れたのは敵ではなくヒーローだったのです。
心操人使の能力
彼の個性は”洗脳”です。標的に問いかけをしてその標的が返事をすれば洗脳は完了します。洗脳されてしまえば、相手は心操の胃のままに操ることが出来ます。しかし、体育祭の尾白、緑谷のパターンから考えると、外部からの衝撃があるとその洗脳は解けてしまうようです。
必殺技は合同戦闘訓練で使用した「ペルソナコード」、そしてイレイザー直伝の捕縛布です。ペルソナコードは、声帯を変化させることが出来、標的の仲間を装い標的に返事をさせることが可能になります。イレイザー直伝の捕縛布は現段階で使いこなせている感じではありませんが相澤は「無駄なことに時間をかけない」主義であるため、今後の伸びしろや見込みは大いにあります。
心操人使の声優
心操の声を務めるのは人気声優の羽多野渉さんです。1982年3月13日生まれの長野県出身、81プロデュース所属の声優、歌手です。
代表作は『黒子のバスケ』の実渕玲央役、『アイドリッシュセブン』の八乙女楽役、『あんさんぶるスターズ!』の乙狩アドニス役、『ツキウタ。THE ANIMATION』の文月海役など、オネエ系から男前、寡黙なアイドルなど様々なキャラクターを演じています。
心操人使の名言・名シーン
ここからは心操人使の名言から名シーンまでご紹介していきます。
「こんな”個性”でも夢みちゃうんだよ」
緑谷に洗脳をかけて場外へ出そうとしているシーンです。しかしこの直後、緑谷の個性(厳密には違いますが)により、心操の洗脳は突破されてしまします。自分の個性を”こんな”と口にしていることから、心操はずっと自分の個性がヒーロー向きでないことに劣等感を覚えていたのでしょう。
「ヒーロー科入って資格取得して、絶対お前らより立派にヒーローやってやる」
緑谷に負けたことで、心操の決意が新たになった瞬間です。心操はあくまでも緑谷は「恵まれた側の人間」だと思ています。しかし、緑谷の驕らない態度から心操の心は少しずつ変わったのかもしれません。口にしなかった本音を緑谷に吐露しています。
「立派なヒーローになって俺の”個性”を人のために使いたい」
”敵向きだね”と言われてきた個性を「ヒーローになって人のために使う」と発言した心操。これは過去の自分の個性を敵向きだと揶揄した同級生たちや、自分自身で欠点のように感じていた個性を前向きにとらえるための台詞だったのかもしれません。心操の将来のヒーロー像が垣間見えた瞬間です。
「俺と戦おうぜ」
緑谷が自身の個性を制御できなくなった際の心操の台詞です。心操はトーナメント戦で緑谷に敗北してからずっと緑谷と戦うことを待ち望んでいたようでした。緑谷の個性が暴走したためにそれを止めるため、洗脳しようと口にした言葉ですが、心操の本音でもありました。この際にペルソナコードを口元から外していることからも「”俺”がお前と戦いたい」という意志も感じ取れます。
向き不向きなんて関係ない俺はヒーローになる。強い意志を持った少年。
心操はヒーローに憧れて自身の個性に劣等感を覚えていました。しかし緑谷を筆頭に、ヒーロー科の面々と交わることで心操まより成長したように感じます。
2年生になった彼を見るのが楽しみですね。