「ジョジョの奇妙な冒険 第5部~黄金の風~」では、ブチャラティらの前に様々な敵が現れます。幹部ポルポが自殺するという衝撃事件が発生し(実際はジョルノが暗殺したのですが)、ブチャラティらは、ポルポの残した莫大な隠し財産を回収するためカプリ島へ。
マリオ・ズッケェロは、遺産の横取りを企む最初の敵であり、船上での闘いは見どころ満載です。
マリオ・ズッケェロの基本情報
名前 | マリオ・ズッケェロ |
性別 | 男 |
所属 | 不明 |
種族 | 不明 |
(スタンド名、能力) | ソフト・マシーン |
必殺技 | 針でついたものをペラペラのゴム状にする |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 高橋伸也 |
初登場 | 第5部 |
その他 |
マリオ・ズッケェロの特徴
ズッケェロとはパッショーネの組員で、サーレーの相棒です。
船で人質をとったズッケェロと合流する予定でしたが、アバッキオのスタンドであるムーディー・ブルースがズッケェロの行動をリプレイした事によりブチャラティチームに存在がばれ、無惨にやられてしまいます。
ズッケェロは、前から見たら一見「坊主?ツルツル?」ですが、実は髪を撫でつけて後ろでまとめてカールさせているだけでした。アニメ版だと髪が緑色なので区別がつきますね。
漫画版でナランチャやミスタに弄ばれている姿は、完全に「禿げたマネキンの頭部」です。
全身タイツのような身体のラインに吸い付くような服を着て、肩にはトゲのような突起物がついています。
マリオ・ズッケェロの性格
闘いの序盤は、ナランチャを始め、ミスタ、ジョルノと次々とゴムにしていき、ズッケェロが圧倒的優勢でした。
ブチャラティを追い詰めた時のズッケェロのでかい態度と罵声は・・・もう勝利を確信したも同然でしたが、最後まで仲間を信じ冷静だったブチャラティに全てを見抜かれ、あっという間に形勢逆転されたのでした。
衝動的に行動するタイプのようで、サーレーがポルポの隠し財産について話している最中に忽然と消えてしまった点など、あんまり後先考えてないような印象を受けます。
ただ、細かいところもあるようで、船上でブチャラティらと闘いながらも、こまめにサーレーに情報を送っており、なんとなく律儀な側面も見て取れます。
ソフト・マシーンの特徴
人や物をソフト・マシーンが持っている針でつきさすと、あたかも風船がしぼむようにペチャンコにしてしまう能力を持っています。
射程距離が狭いので、広大な場所で攻撃するのは不得手ですが、ヨット船のように限定された場所では、この上なく恐ろしい能力になります。
人質を取るのに最適任のスタンドで、ブチャラティとの闘いでも、仲間を次々にゴムに変え、「一言でもしゃべると殺す」と脅しまくりました。
また、船そのものにゴムを被せており、2隻の間に人質を隠すという高度な作戦を展開させたのもすごい能力でしょう。
残念ながら、ズッケェロの自信過剰な性格が仇となりました。
マリオ・ズッケェロとダンス
ズッケェロは、そのクソ生意気な暴言の数々も手伝って、捕まってからはナランチャやミスタにいたぶられてしまいます。その際、甲板で踊られるのが「ズッケェロダンス」とでも言いましょうか、ナランチャ・ミスタ・フーゴによるお茶目なダンスです。
ただ、ズッケェロは仲間のサーレーについては口を割りませんでした。
ブチャラティ曰く、筋金入りのパッショーネは簡単に口を割らないそうで、ズッケェロも根っからのギャングであり、仲間思いでもあるのだと分かるシーンですね。
マリオ・ズッケェロの声優について
マリオ・ズッケェロの声優は、高橋伸也さんです。プロ・フィット所属。
声優だけでなく、ナレーター業や司会者もされているようですね。
ズッケェロ独特の奇声・キレ声が存分に表現されており、「流石の演技力!」と評判です。
マリオ・ズッケェロの名シーン・名言
ここでは、マリオ・ズッケェロの名シーン・名言の紹介をしていきます。
「いいか・・・・・・しゃべっていいのは「6億」のありかだけだ!それ以外の「言葉」ひとっ言でもその便器に向かったケツの穴みてーな口からはき出してみろ!
「ひと言」につき仲間ひとり殺す!「何?」って聞き返しても殺すッ!クシャミしても殺すッ!黙ってても殺すッ!あとでウソを言ったとわかったらまた殺すッ!」
勝利を確信したのか、調子に乗ってしまう性格なのか、ズッケェロの下品さが滲み出てくるような名言ですね。
このシーンでは、ズッケェロは正体を見せないままブチャラティに向かって叫んでいるのですが、その他の仲間を全て人質にとっているため、とにかく強気です。
「あっあ~~~、待て待て待て
あっあっあ~~~、しゃべんのはこのオレだ・・・・・・オレが仕切る!」
とにかく強気です。
この後あっさりと形勢逆転され、まさか自分が捕虜扱いされるとは思いもよらないですものね。
ズッケェロから始まったスタンド使いとの闘いは、どんどんエスカレートしていく・・・!
ズッケェロ(zucchero)とはイタリア語で砂糖を意味し、相棒のサーレー(sale)は塩という意味です。甘辛で表裏一体のコンビは根っからのパッショーネで、キレ度が半端なかったです。
惨敗した2人は、殺されることなく船に放置されました。
幹部ポルポの遺産は、それを差し出すことで自らが幹部になれるくらいの大金。
ブチャラティらは文字通り命を懸けて幹部になるための旅を続けなければならず、ズッケェロとの闘いはまだ序曲に過ぎないことを痛感します。