ヤマトとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。ヤマトは第二部から【NARUTO】本編に登場し、カカシの代わりにカカシ班の隊長として就任した人物です。
今回はそんなヤマトについて、過去の経歴や能力などについて詳しくご紹介していきたいと思います。
ヤマトの基本情報
名前 | ヤマト |
性別 | 男性 |
所属 | 木ノ葉隠れの里 |
階級 | 上忍 |
使用する技・術 | 水遁・土遁・木遁 |
年齢/誕生日 | 26歳/8月10日 |
身長/体重 | 178.0cm/58.4kg |
声優 | 小山力也 |
初登場 | 32巻284話”新しい仲間…!!” |
その他 | 血縁者:不明 |
ヤマトの特徴
ヤマトは漫画本編の第二部から登場し、カカシの代役としてナルト達カカシ班の隊員をまとめる隊長に就任した上忍で、かなりの実力を持った人物です。
外見的特徴
ヤマトは特殊な額当てをしており、もみあげ部分まで大きく覆われています。瞳は漆黒で、大きく笑ったりせずクールな印象を受けます。
目の下にはうっすらとシワがあり、髪はやや茶色く、短髪のツンツンヘアーです。服装は他の木ノ葉隠れの里の忍と同様上下黒の服の上に緑色のベストを着用しています。
内面的特徴
元々暗部の人間であったことから、はたけカカシは先輩にあたり、カカシのことは先輩として尊敬している様子です。しかし、尊敬しているからと考え方まで同じというわけではありません。
カカシは過去の経験からかなりナルト達に対して優しい立ち振る舞いをしていますが、ヤマトは普段は優しくとも合理主義であるため、厳しい側面もあるようです。
そのため、基本的に人懐っこい性格でだれにでもフランクに接するナルトも、ヤマトに対しては「隊長」呼びをしています。
テンゾウとは!?ヤマトの過去の経歴について!!
大蛇丸の実験体時代
幼少期、ヤマトは大蛇丸に実験体としてくらい試験管のような暗いところに入れられていたようです。当時、大蛇丸の実験体は60人おり、初代火影・千手柱間の細胞を移植する実験を行っていました。
しかし、ヤマト以外の59人は柱間細胞に拒絶反応を起こして死亡しており、ヤマトが唯一の生存者となったのです。しかし、実験を行った当の本人はヤマトの実験結果を見る前に里外へ逃亡。
大蛇丸はヤマトのことを知らず、全員死んだと思っていたとのことでした。大蛇丸が里を抜けたことにより、志村ダンゾウに拾われたヤマトは”キノエ”と名付けられます。
志村ダンゾウに拾われて以降
ダンゾウに拾われたことにより、ダンゾウの指揮する『根』に所属し、任務をこなすようになりました。その中で、当時から火影直属の『暗部』に所属いていたカカシと対峙することなります。
こうした出会いからヤマト自体も『根』から『暗部』に所属を変更し、カカシの後輩となりました。暗部に所属するようになってからは、コードネームは”テンゾウ”に。
その後、カカシの一時離脱によりカカシ班の担当上忍となりますが、これは唯一尾獣を操ることが出来たという初代火影・千手柱間の細胞を移植されていたための抜擢でした。
カカシ班の担当上忍となってからは、暗部時代のコードネームは使用せず、綱手の命により”ヤマト”を名乗るようになりました。
ヤマトの能力
前述したとおり、ヤマトは大蛇丸の実験により千手柱間が使用していた血継限界・木遁忍術を使用することが可能であるため、樹木を操る技を使うことが出来ます。
更に、木遁忍術の根源である水遁と土遁忍術も使用可能であるため、水流や滝を発生させたり、土を発生させる、地面を割るなどちょっとした地形を変えることも可能です。
この水遁・土遁・木遁を駆使することで、戦闘はもちろん、自然を生み出したり、建築を行うことも可能であるため、ヤマトがいれば里の復興出来るのではと言われたほどです。
また、ヤマトは火影式耳順術・廓庵入鄽垂手という術を使用することができ、この術は尾獣用の封印術であることから、第二部から九尾の人柱力であるナルトの担当上忍となりました。
ヤマトの声優
ヤマトの声を担当するのは、小山力也さんという声優です。小山さんは俳優座に所属しており、もともとは俳優としての仕事が多かったようです。
徐々にアニメや吹き替えといった声優業が増え、有名なものでは海外ドラマ『24-TWENTY FOUR-』の主人公であるジャック・バウアーの吹き替えや、『Fate』シリーズの衛宮切嗣などです。
ヤマトの名言・名シーン
初代火影・千手柱間以外の忍で唯一の木遁使いであるヤマト。ここでは、そんなヤマトの名言・名シーンをご紹介したいと思います。
出来る事の大きい小さいは問題じゃないよ…
大切なのはナルトを想う気持ちの大きさでしょうよ
ナルトが九尾の力を暴走させた時、ヤマトは初代火影・千手柱間の細胞の適合者であることから、その能力を使ってナルトの暴走を沈めました。
その場にいたサクラは自身がナルトに対して微々たることしかしてあげられないことに落ち込みますが、そんなサクラに対してヤマトが言ったセリフがこちらです。
”君達を傷つけやしなーいよ” …なんて笑って言うのはごめんだよ
大蛇丸との戦闘で九尾化したナルトですが、実はダメージが大きく、突然倒れこんでしまいます。しかし、事態はすぐに大蛇丸たちを追わなければならない状況。
その時にヤマトがナルトに放ったセリフです。一人前の忍となったナルトとサクラに対して、慈悲と甘えは違うと諭します。
状況的に考えて冷たい言葉のように思えますが、立派な一人の忍と認めた上での厳しい一言です。
戦争の火種を作った雲側に対し、木ノ葉は血の涙を飲んで戦争を回避した
尊い犠牲の上にアナタ方は存在している事を忘れないでもらいたい
雷影とそのお供の忍達が五影会談へ行く道中で、ナルトが雷影への嘆願したときのヤマトのセリフです。この時、雷影はサスケを始末しようと考えていました。
しかし、ナルトは友を救いたいと雷影に直接嘆願。雷影やそのほかの雲隠れの忍達はナルトの申し出を受け入れるつもりはなく、五影会談へと向かおうとするのでした。
そこで、今まで黙ってみていたヤマトが口を開き、上記の言葉を雷影たちに発したのです。過去に雷影たちは日向の白眼を狙い、行った所業について言っていたのです。
ナルトの嘆願に耳を傾けてもらえるようにと発言したヤマト。ナルトを想う優しい心が伺えます。
現存する唯一の木遁使いヤマト
木遁の規模は初代火影・千手柱間に劣りますが、柱間細胞の適合者であるため様々な術を駆使して戦闘し、暗部としても活躍してきたヤマト。
大蛇丸の実験体として幼少期はかなりつらい経験をしたであろうことは容易に想像でき、第四次忍界大戦でも柱間細胞の適合者で木遁使いということから敵に拘束され、戦わされています。
第四次忍界大戦の後には、大蛇丸の行動を監視する役についていますが、さんざんつらい経験をしてきたヤマトですから、最後は他人に利用されることなく穏やかに過ごしてほしいものです。
もし、ヤマトのその後が気になる方は、ナルトの子どもたちの物語である【BORUTO】にも登場していますので、是非読んでみて下さい。