どの海賊も一癖も二癖もある人物ばかりの集団”11人の超新星”。
物語においてもルフィに現在もルフィに協力しているトラファルガー・ローやビッグマムとの共同戦線を張ったカポネベッジなど展開を大いに盛り上げる存在でもあります。
しかし、そんな超新星の中でもイマイチ活躍しきれていないのがバジルホーキンスという男なのです。
初登場時こそ印象的なものでしたがその後はイマイチ情けない様子ばかりが多く描かれ、読者からも期待外れだと言われる始末に。
では今回はそんなバジルホーキンスについてご紹介していきます。
バジルホーキンスの基本情報
名前 | バジル・ホーキンス |
性別 | 男 |
所属 | 百獣海賊団 |
種族 | 人間 |
懸賞金 | 3億2000万ベリー |
悪魔の実 | ワラワラの実 |
使用する技・術 | 占いによる軽い未来予知 |
年齢/誕生日 | 31歳/9月9日 |
身長/体重 | 210㎝/不明 |
声優 | 宗矢樹頼 |
初登場 | 498話 11人の超新星 |
その他 | 元ホーキンス海賊団船長 |
ホーキンスは現百獣海賊団の海賊です。占いを得意としており、占った結果を確立で宣言する癖があります。
またワラワラの実の能力者でもあります。体を藁状に変化させることが出来るほか、呪いのわら人形のように受けたダメージを近くにいる仲間に分散することが出来ます。
かつては自身の海賊団を率いていましたがカイドウに屈服。以後は百獣海賊団として活動しています。
バジルホーキンスの登場シーン
ホーキンスの初登場はシャボンディ諸島編。
グランドラインに現れた11人の超新星の一人として初登場します。
パシフィスタと戦おうとするも増援に来た黄猿に敗北。
何とか逃げることは出来たようでシャボンディ諸島での出番を終えます。
また頂上戦争から2年後までの間に茶ひげ達と戦闘しています。この戦いは流石の超新星といったところか勝利し茶ひげの両足を奪っています。
しかし順調だったのもそこまでで、キッド、アプーとの海賊同盟を結ぼうとした時に突如四皇カイドウが乱入。
その後場面が終わってしまったためどうなったか不明でしたがワノ国編にて詳細が判明。どうやらカイドウに目をつけられたホーキンスは部下になるように脅迫されたようです。
得意の予知で未来を占うも、そこには従属以外の未来では死あるのみという光景ばかりが浮かび上がったそうな。
ホーキンスは抵抗を諦めカイドウの提案を了承。この後は百獣海賊団の一員として活動。明晰な頭脳や実量が評価されたのかすぐに幹部級の待遇を与えられるようになりました。
ワノ国編ではカイドウを倒すべく活動を始めたルフィとゾロの前に立ちふさがります。
ワラワラの能力で翻弄しますが、さすがに超新星2人は相手が悪かったのか敢え無く逃亡を許してしまいました。
その後は用心深くワノ国に入りこんだ反乱分子を調査。
そのかいあってかトラファルガーローを捉えることに成功。海桜石の手錠もかけて尋問を開始します。
ですがどうやら内通者がいたようでローの手錠は外されてしまいます。
突然の事態に動揺したまま敗北。逆に自分が尋問をさせられる形になりカイドウの部下になった経緯、そして圧倒的な四皇の前に戦うことすらなく屈したことを自白。
その後の動向は本誌では描かれていないため不明です。
痛みを移し替える!?ワラワラの実の能力者!
ホーキンスはワラワラを食べた「ワラ人間」です。
能力を一言で例えるなら”呪いの藁人形”と言えばいいでしょうか。
基本的な能力としてまず体が藁になります。この藁はそれなりの強度を誇り、刀剣などともある程度打ち合うことが出来ます。
そして重要な能力として藁人形を媒体として自らが受けたダメージを他の人間に移し替えることが出来ます。
これによって劇中ではゾロに切られた時ダメージを無効化しています。
ですが無効化できる回数は藁人形の数だけと制限もあり万能な能力ではない模様。
ダメージを受け渡せる条件も分かっておらず、相手にそのままダメージを反射するといった使い方はしていません。
恐らく相手の体の一部を必要とする(有力と言われているのは髪の毛)ものと思われますがこちらも詳細は不明です。
また変わり種として「藁人形ズカード」という占いとワラワラを組み合わせた技もあります。
これは占いで引いたカードによって効果が変わる運要素の高い技で、例えば法王の逆位置を引けば藁人形が巨大になったり、法王の正位置だとすれば逆にこちら側が不利になったりもします。
正直ワンピース内でも随一で原理が分からない技なのであまり難しく考えない方がよさそうです。
ここまで見ると中々面白い能力に見えますが弱点もあり、直接的な攻撃でないと受け流せないため目つぶしなどには藁人形の受け流しは無意味です。
さらに体を藁状にする性質もお世辞にも強いとは言えず下手をすれば的を広げているだけになりかねません。
総じて使い手の力量が試されるトリッキーな悪魔の実ですね。
予想ほど残念ではない?ホーキンスの戦績を振り返る
ホーキンスをGoogleで調べると検索候補の何番目かにこのように出てきます。
バジルホーキンス 弱い
もう悲しいぐらいド直球に貶されています。
実際バジルホーキンスは弱かったのか?それについて彼の戦績から考えてみましょう。
1戦目 VS黄猿 敗北
これはもう仕方がありません。相手が悪すぎます。
海軍将校の中でも別格の実力を持つ大将。それも黄猿相手に戦えというのは土台無理な話でした。
ですが目つぶしを食らった時のセリフがあまりにも小物っぽいのはどういうことなんでしょうか。
2戦目 VS茶ひげ 勝利
これは文句のつけようのない勝利といっていいでしょう。
茶ひげの言葉を聞いた印象だと相当一方的な蹂躙だったようです。
ですが茶ひげはこれからホーキンスが戦うことになる相手と比べると弱すぎるのはなんとも言えないところですね。
3戦目 VSカイドウ 戦う前に敗北
これも仕方がありません。勝てるわけがないのですから。
ですが戦う前に心が折れて敗北というのが残念ですね。
キッドみたいに少しは戦う意思を見せてほしかったところ。
4戦目 VS ルフィ&ゾロ 逃走により勝敗つかず
中々にいい勝負をしたように見えますがこの戦いかなりホーキンスが劣勢だったように感じます。
基本的にはルフィ達が押しており、実際藁人形ズカードを使う前に藁人形のストックを削っています。
そもそも藁人形ズカードはギャンブル性が高い技で使わないにこしたことはありません。
そんな技に頼らなくてはいけない時点で追い込まれているように感じます。
ホーキンスにとって結果よりもずっとギリギリの戦いだったのかもしれませんね。
5戦目 VS ロー 敗北
とうとう訪れた超新星同士のタイマン勝負。
ホーキンスにとって名誉挽回の機会だったはず。
しかし無情なことに尾田先生はこの戦いをカット、読者が見たのはオペオペの実で半分にされて尋問を受けているという情けない姿をさらしたホーキンスでした。
確かにホーキンスにとって不意を打たれた戦闘ではありましたが、ロー相手に少しは頑張っているところを見せてほしかった。
考えてみれば搦手が豊富なオペオペにワラワラで立ち向かうのは厳しかったのかもしれません。
こうして並べてみるとホーキンスが負ける時は相手が悪すぎることが多く、戦績としては言うほど悪くはないことが分かります。
それなのになぜホーキンスの読者からの印象が残念なものとなっているのかといえば、やはりカイドウとローとの戦いの敗北でしょう。
片方は心を折られて敗北し、もう片方は見せ場もなく敗北する。
どちらも悲しくなるぐらい情けない負け方ですので悪い印象が読者に根付いてしまったのでしょう。
声優は宗矢樹頼さん
ホーキンスの声優は宗矢樹頼さん。かつては落語家という異色の経歴の持ち主。
ワンピースでは他にモージを担当しており、シリアスなホーキンスと比べるとかなり意外なキャスティングな気もしますね。
ホーキンスの名シーン・名言
今日お前には死相が出ているぞ
茶ひげに対して放ったセリフです。
未来を見る占い師らしいセリフですが、茶ひげは死ぬことは無かったのでこの占いは外れたようです。
ホーキンスは自分から見逃したようでしたしどんな気持ちだったんでしょうか?
お前と麦わらの同盟はうまくやっているな……
ローに敗北した後のセリフです。
恐らく上手くいかなかった自分たちの海賊同盟を思い返しているのでしょうか。
どこか悲哀を感じさせるセリフで次のホーキンスの動向が気になりますね。
バジル・ホーキンスはどん底に落ちた超新星!再び立ち上がることが出来るか
ホーキンスは超新星として大物ルーキーと扱われながらもこれまでいいところなしの残念なキャラクターです。
作中でもどん底といってもいい精神状態になっておりここから立ち上がれるかが気になるところですね。
かつてのように四皇の首をとると言っていた気概を取り戻してほしいです。
ホーキンスがどうなるかも含めて今後も本誌ワンピースから目が離せませんね。