元王下七武海であるゲッコー・モリアが登場するスリラーバーク編。そこでゾンビとして登場するクマシーですが一体どのような人物なのか、ペローナとの関係性やゾンビの説明も交えてご紹介していきます。
クマシーの基本情報
名前 | クマシー |
性別 | 不明 |
所属 | スリラーバーク海賊団・動物ゾンビ隊長 |
種族 | ゾンビ |
懸賞金 | 不明 |
悪魔の実 | 不明 |
使用する技・術 | 不明 |
年齢/誕生日 | 9月4日(9ク・マ・4シー) |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 岩崎ひろし |
口癖 | おっおっ |
クマシーの特徴
クマシーとは、スリラーバーク海賊団の一員であり幹部・四怪人の一人とされる「ドクトル・ホグバック」の手によって作り出されたゾンビです。
このゾンビとは、スリラーバーク海賊団の船長である「ゲッコー・モリア」が持つカゲカゲの実の能力で自在に影を操り遺体や物に影を取り込みそれに加えて、ホグバックの医療技術で強化された、言わば「生きた死体」のことになります。
クマシーは動物(ワイルド)ゾンビの隊長であり、動物ゾンビ指揮官のペローナに忠誠を尽くし、基本的にペローナと行動を共にしているクマのぬいぐるみのようなゾンビで、ペローナのお気に入りであったクマのぬいぐるみがモデルとなりそれに似せてクマシーが作られたようです。
容姿は王冠を被りマスクをしていて、全身には所々に水色と白色の縞模様の布を雑に縫い付けたようなデザインで両腕と下半身には包帯を巻いています。ゾンビということもあり少し痛々しい見た目のクマのぬいぐるみのようなキャラクターです。
クマシーはかわいい物には目がないペローナのお気に入りですが、かわいい見た目とは裏腹に声が低すぎるのでクマシーは声を出すたびにペローナに怒られています。
背中にはチャックが付いていて中に入ることが可能ですが、クマシー自身は手が届かないため自分でチャックを開けることはできないそうです。見た目とは違い高い機動力があり、本物の熊よりも強い腕力があります。
クマシーの声優
クマシーの声を担当された岩崎ひろしさんは、埼玉県出身で劇団青年座に所属しており、日本の俳優、声優をしています。俳優としては映画釣りバカ日誌や、大河ドラマ、サスペンスドラマなどに多く出演されています。声優としては1998年カウボーイビバップのジュリアス役で声優デビューされました。その後多くのアニメ声優を務めます。メインの出演は少ないのですが大人気アニメの出演も多く出演されています。
そんなクマシーの声優を務める岩崎ひろしさん、実は同じスリラーバーク海賊団である四怪人の一人、ドクトル・ホグバックの声も同時に担当されています。クマシー自身、ペローナから「喋るな!」と言われているので口数も少なく、ホグバックと同じ声だと気付く人はあまりいないでしょう。
クマシーの初登場シーン
コミックス46巻の499話「スリラーバークの四怪人」で初登場します。
麦わらの一味はスリラーバークへ到着し色々なゾンビと対面したあとに四怪人が登場します。最初にホグバック、アブサロムと登場し最後にペローナが登場します。その登場シーンにスリラーバーク動物ゾンビ隊長として指揮官ペローナと共に初登場しました。
クマシーの動物ゾンビとは
クマシーの動物ゾンビとは一体どういったものなのか海賊団の構成員から始めに説明していきます。
スリラーバーク海賊団の構成員は船長であるゲッコー・モリアを頂点とし、その下に幹部の「ドクトル・ホグバック」・「アブサロム」・「ペローナ」の3人がいます。モリアを含むこの4人を《四怪人》と呼んでいます。それ以外の幹部はモリアとホグバックによって作られたゾンビで成り立っており、一部を除くゾンビの大半はアブサロムとペローナの二人が指揮をとっています。多くのゾンビの中でも種類が分かれており全部で5種類あります。
・動物(ワイルド)ゾンビ
【ナンバー0~199】ペローナはぬいぐるみが好きでそれをモチーフとして作られ、見た目は動物のようなゾンビです。
・びっくりゾンビ
【ナンバー200~399】絵画・剥製・像型のゾンビで主にホグバックの屋敷にトラップとして設置されています。
・兵士(ソルジャー)ゾンビ
【ナンバー400~799】数が一番多く存在し一般的なゾンビで基本的には土の中で眠っています。
・将軍(ジェネラル)ゾンビ
【ナンバー800~899】モリアとホグバックが英雄・豪傑・凶悪犯罪者の屍を世界中探し回り手に入れ、それを没人形にし影を入れて作られたエリートゾンビです。
・特別(スペシャル)ゾンビ
【ナンバー900】1体しか作られていない最も強い戦力として作られた役職ゾンビです。ちなみにこのゾンビは「オーズ」という名前でルフィの影を入れたことにより、最強のゾンビとなります。
ゾンビはこの5つに分類されクマシーはこの中の動物ゾンビとしてくくられます。
ペローネとアブサロムの二手に分けて指揮をとっていますが、動物ゾンビ・びっくりゾンビはペローナが指揮官となり、兵士ゾンビ・将軍ゾンビはアブサロムが指揮官として構成されています。
クマシーの名シーン・名セリフ
ペローナがウソップと戦う場面でペローナの攻撃を受けてしまいウソップは自分より弱いと思っていたペローナに重症を負わされ絶望していたところにクマシーが現れます。
「気をつけな…クマシーの腕力は本物の熊を凌ぐ!」
ペローナのこの発言とともにクマシーはウソップに追い討ちをかけるように攻撃します。
ウソップは窮地に追い込まれながらも「そげキング」として仮面を被り自らを奮い立たせ、隙を突き一撃でクマシーの口の中に塩を入れクマシーを浄化しました。
クマシーの今後の登場
クマシーの登場シーンは少ないのですが、後に67巻パンクハザード編の658話の扉絵に登場します。
麦わらの一味が修行を積む2年間の中にゾロとペローナはバーソロミュー・くまによって同じ場所に飛ばされ、そこでゾロはペローナにクマシーの格好をさせられるなどのシーンや、後にホグバックの回想シーンで登場します。
シャボンディ諸島でペローナが登場する際に、クマシーがモデルとなったクマのぬいぐるみが登場しています。よって、スリラーバーク編以外での登場もみられます。
クマシーはペローナに最も愛されていた人物といえるでしょう。