【ワンピース】ジンベエの必殺技や強さを徹底検証!名言や仲間になった経緯も紹介

ジンベエは、ワンピースの大事な局面でたびたび登場し、麦わらの一味の危機を何度も救っている重要人物です。

ジンベエザメの魚人ということもあり普通の人間とは違った姿をしていますが、その男気溢れる人柄は人間・魚人の種族を問わず多くの人に慕われています。

今回は、ジンベエの基本情報の他、強さや必殺技、名言をご紹介します。

ジンベエの基本情報

【ワンピース】ジンベエの必殺技や強さを徹底検証!名言や仲間になった経緯も紹介

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ジンベエの特徴

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ジンベエザメの魚人で、3mを超える巨体の持ち主です。肌は青く、下あごからは鋭い牙が突き出しています。吊り上がった目に丸い鼻、への字に曲がった口元でいつも仏頂面なのが特徴です。長いちぢれ毛をちょんまげにし和服を着て柔術・空手を披露するなど、「和」を意識したキャラクターと言えます。

ジンベエの性格

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

情に厚く、男気に溢れた性格です。豪快に笑ったり、男泣きしたり、思い切り驚いたりと、感情豊かな場面もよく見られます。自分の信じる道を突き進む強さを持ちながらも、弱いものを守ることのできる優しく温かい人柄です。ジンベエが周囲からとても信頼されているのは、その人徳による所が大きいでしょう。

ジンベエの能力

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ジンベエは古武術「魚人空手」と「魚人柔術」の達人です。魚人空手は、大気中の水分や体内の水分を通じて衝撃を伝えることができ、ルフィのような打撃に強い能力者相手にも有効です。作中では、唐草瓦正拳、五千枚瓦正拳、槍波(やりなみ)、鮫肌掌底、武頼貫(ぶらいかん)などの他に多くの技が披露されています。

魚人柔術の技「水心」を応用した「海流一本背負い」では、実体のない海水を掴むなど液体を自在に操れることが分かります。海の中を自由に動き回れること、操舵手として超人的な技術を持っていることなど、魚人の特性を活かした能力は海で重宝されるでしょう。

また、武装色と見聞色の覇気遣いでもあります。必殺技「梅花皮(かいらぎ)」では武装色で硬化した体で防御したり、見聞色の力でジンベエザメを呼び寄せたりするなど、魚人の特性と併せて高い戦闘技術を持っています。

ジンベエの過去

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

現在は人間にも友好的なジンベエですが、実は複雑な過去を持っています。

ジンベエはかつてリュウグウ王国魚人街でアーロンとともに育ち、人間に反抗的な感情を抱いていました。しかし、フィッシャー・タイガーや、天龍人の奴隷だった少女コアラとの出会い、リュウグウ王国王妃オトヒメの姿に触発され、次第に人間に対する価値観を変えていきます。

そして敬愛するフィッシャー・タイガーの死を経て、彼の意思を継ぎタイヨウの海賊団2代目船長となります。しかし、フィッシャー・タイガーの死をきっかけに海軍に捕まってしまったアーロンを解放するため、王下七武海の一人となり海軍の傘下に入りました。

徹底的に人間を嫌うアーロンは、海軍の傘下となったジンベエと袂をわかち「東の海(イーストブルー)」へ向かいました。ナミの故郷ココヤシ村を支配し暴虐の限りを尽くしたアーロンを解き放ったのは、ジンベエだったのです。

ジンベエの声優

ジンベエの声優は、第425話、第430話が郷里大輔さん、第442話以降は宝亀克寿さんが担当しています。

郷里大輔さんは東京都出身の男性声優で、青二プロダクションに所属していました。代表作に「ドラゴンボールシリーズ」ミスターサタンや、「キン肉マン」ロビンマスクがあります。高い実力を持ち活躍されていましたが、残念ながら2010年に亡くなられ多くのファンがその死を悼みました。

第442話以降は宝亀克寿さんが担当されています。長崎県出身の男性声優で、同じく青二プロダクションに所属されています。代表作に「ドラゴンボール」パラガス、「トリコ」マーマイ・モイがあり、ワンピースではゲッコー・モリアも担当しています。渋い声質はジンベエにピッタリだと定評があります。

ジンベエの名台詞・名シーン

それでは、ジンベエの名台詞・名シーンをご紹介します。

「体など痛うない………!!エースさん…痛ェのは…………!!!仁義を通せぬ…わしの心じゃァ!!!」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ジンベエの初登場シーンです。それまで王下七武海として名前だけは出ていましたが、インペルダウンの牢獄でエースとともに囚われている姿で登場しました。

ジンベエは、魚人島を守っていた四皇・白ひげを敬愛しており、その船員であるエースとは友人でした。実は、エースはかつて白ひげの命を狙っており、白ひげ海賊団加入前にジンベエと5日間にわたる一騎打ちを繰り広げていたのですが、引き分けの末ふたりには無二の友情が芽生えていたのでした。

そしてエースの処刑が決定した後、友人を守るため王下七武海でありながら海軍に反抗し、ともに捕えられたのです。

その経緯もさることながら、体の痛みよりも友人に報いることができない不甲斐なさを嘆いており、初登場で義理堅い人柄を印象付けました。

「失った物ばかり数えるな!!!」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ルフィによってインペルダウンを脱獄したジンベエは、ともにマリンフォードに向かいましたがエースの命を助けることはできませんでした。

ジンベエは、兄を失い自失状態となったルフィを海軍の手から命がけで守り、女ヶ島へ避難します。そして、兄を失い自らを責め続けるルフィを叱責し、再びルフィに前を向かせました。

このときにジンベエが側にいなければ、その後の麦わらの一味はなかったことを考えると、一味の恩人とも言えるでしょう。

「かたじけない…!!!」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

アーロンをイーストブルーに放ってしまった過去をナミに懺悔するシーンです。

ジンベエは王下七武海となった後も、アーロンが悪事を行った時は討ち取ろうと目を光らせていました。しかしアーロンは海軍の一部を買収しジンベエまで情報が届かないよう根回ししていました。

イーストブルーで悲劇が起きていたことを知らず、結果的にアーロンの暴虐を放置することとなってしまったと自害も覚悟でナミに謝罪しました。ナミは辛い過去を認めながらも、仲間と出会えた現在に感謝しており「私の人生に勝手に謝らないで!!」と笑顔でジンベエの罪を許しました。

ジンベエはナミの強さと優しさに涙を流し、その涙には今まで抱えていたジンベエの苦しみが表れていました。

「これにてビッグ・マム海賊団をやめさせてもらう!!!——どうもお世話んなりやした」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

白ひげ亡きあと、魚人島は四皇ビッグ・マムの縄張りとなっていたため、ジンベエが船長を務めるタイヨウの海賊団もビッグ・マムの傘下となっていました。

しかし、かねてからルフィの資質に惚れ込んでいたジンベエは傘下から抜けることを決意します。ビッグマムは相応の対価として、自らの寿命を差し出すようジンベエに求めました。

ジンベエは二つ返事で了承し、ビッグ・マムの「魂の言葉(ソウル・ボーカス)」に応じますが、ビッグ・マムは寿命を奪うことができません。実はビッグ・マムの能力は、彼女を恐れ怖気づいた者にしか通用しなかったのです。

四皇をも恐れぬ度胸と覚悟を見せつけたジンベエは、最後の挨拶とばかりに盃と決別の言葉を残し、ビッグ・マムの元を去りました。

ジンベエは強く頼もしい!

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

ルフィたちの救出に向かったジンベエは、後から合流することを約束し、タイヨウの海賊団とともに敵を足止めしてルフィたちを逃がしました。

その後しばらく登場がなく、生死も危ぶまれましたが、第976話にて約束通り合流・一味への正式加入を果たしたのです。

海を操る魚人が操舵手になったとあって、麦わらの一味は完璧な布陣となったと言えます。また、単行本1巻でルフィが「仲間は10人ほしい」と発言していたこともあり、ジンベエが最後の加入者なのではないかとの考察もあります。

いずれにしても、高い戦闘能力に加え魚人の特性も併せ持ったジンベエが今後も活躍することは間違いないでしょう。