【約束のネバーランド】ミネルヴァの本に隠された秘密！生きているのか？

ミネルヴァは、同じ人間でありながら、鬼世界では食用としてされてきた子供たちの扱いに対して不満を抱え続けていました。すべての食用児に希望を与えたミネルヴァの隠された本当の名前や、本の秘密などご紹介します。

ミネルヴァの基本情報

ミネルヴァは理不尽な扱いを受けている食用児たちに、人間の世界を目指せる道標を誰にもバレないように計画してきました。ただ食材として扱われてきた子供たちに希望を与えたミネルヴァは、命を大切に考える性格の持ち主でした。しかし、彼がしたことは反逆に近いことであり、人間世界からみれば裏切りでしかありません。

それでも、この長い年月に刻まれてきた歴史を理解すればするほどに、ミネルヴァは子供たちの扱いに対して苦しんできました。自分の身が危うくなってもすべての食用児たちを助けたいと思うその優しさは人間世界に理解されることはありませんでした。

ミネルヴァは食用児たちを解放させるべく、誰にもバレずに子供たちに人間世界への道標を残すことができたのは、戦略力の高さにあります。頭がとても切れるため、裏の裏を書いた徹底された策ばかり用意しました。

ミネルヴァの実弟であるピーター・ラートリーは、兄の裏切りに気がついて食用児用のシェルターがあることを把握し、部下のアンドリューに探させました。ピーターから暑い信頼のあるアンドリューでさえ、ダミーの食用児フィルターにまんまと誘導されてしまいます。

ミネルヴァの本名は”ジェイムズ＝ラートリー”です。ウィリアム・ミネルヴァという名は、農園に本を提供する際に使用したダミーネームです。

それを知った実弟のピーター・ラートリーは幼いながらに兄であるミネルヴァに賛同したフリをして、真実を探ります。逃げ出した食用児のために用意したゴールディ・ポンドも存在してはいけないと、ピーターが崩壊させるためにバイヨン卿に密猟場として提供したのでした。

しかし、ミネルヴァはそれも読めていたのでゴールディ・ポンドに自分の音声録音をしておいたのです。そしてこの場所が食用児が見つけた頃には自分はもうこの世にはいないだろうと残していたのでした。

ミネルヴァの生まれたラートリー家は、はるか昔に鬼と約束を結んだ一家です。ラートリー家は人間世界の代表的存在で、ミネルヴァは第35代当主でした。人間世界に調和をもたらす存在でありながら、食用児に手を差し伸べます。

もちろん、これは許されることのない行いでした。発覚すれば自分の命、協力者の命の保証などありません。それを覚悟の上で彼は自分の立場を利用し、農園にダミーネームで本を提供したり、シェルターを極秘で用意しました。

エマたちが偶然にも、GF(グレイス＝フィールド)で見つけた本はミネルヴァが農園に提供したものでした。その内容は、モールス記号で示した物や、物語ばかりです。それこそが、ミネルヴァの与えたヒントそのものでした。

モールス記号はフクロウが描かれたシールに記載されていました。フクロウのマークは後にラートリー家に関するものだとわかりますが、ミネルヴァはそれもあえて伝えていたのでしょう。エマたちは見事解き明かしていきます。

ミネルヴァが与えた最大のヒントは、農園からの脱獄後の地図としてバレないようにボールペンに情報を隠していたことでした。一見、ただのペンにしか言えませんがそれこそがミネルヴァの狙いそのものだったのです。

このペンには、持ち主と思われる人物の名前として偽名である「ウィリアム・ミネルヴァ」の頭文字「W・M」を記載していました。このペンの中には開けようとすると事実上の地図になっていて、ミネルヴァの指定した場所で開くと次に向かう目的が出現するという仕組みになっていました。

ミネルヴァは食用児たちを救いたいと自らの立場・人間世界を裏切ってまで、様々な方法で子供たちが気づいてくれるように仕向けました。そんな食用児たちのヒーローであるミネルヴァの天才的な立ち回りをした名シーンをご紹介します。

モールス記号について読解していくと2つだけ意味のわからないものが出てきます。その一つに記載されていたのは”約束”でした。この二冊が特別なものではないかとエマたちは推測します。

ゴールディ・ポンドにたどり着いたエマたちがミネルヴァの録音を聞いたシーンです。電話の最後にエマたちの声が聴きたかった・姿が見たかったと残します。ミネルヴァは心の底から食用児たちの明るい未来を望み続けました。

エマたちをはじめとする食用児たちに、人間の世界へ行けるように選択肢を与えました。彼の生死は最新18巻現在描かれていません。食用児たちに沢山の希望を与えたミネルヴァこそ、世界の約束を覆す発端となった存在なのでしょう。