エニエス・ロビー編にて登場した海軍本部大佐のシュウはサビサビの実の能力者であり、ゾロの斬撃を素手で受け止めその刀を一瞬にしてサビつかせた人物です。
登場回数は少なく、原作ではセリフも無く数コマだけの登場だったあげく、本編では名前も紹介されることなく登場しました。後に原作のSBSコーナーにて名前と能力の詳細が判明しました。
そんなシュウですが、読者や視聴者にインパクトを与え、サビサビの実の能力者として登場し注目を集め、今では海軍の中でも強力な能力者として考察されている人物です。
そんなシュウの能力や強さなど、名言なども交えながらご紹介していきます。
シュウの基本情報
名前 | シュウ |
性別 | 男 |
所属 | 海軍本部大佐 |
悪魔の実 | サビサビの実(超人系) |
初登場 | 44巻、426話「風待ちの船」 |
声優 | 中尾良平 |
シュウの特徴
シュウは海軍服を着用し、大きく膨らんだ帽子を被っています。
マスクのように白い布で顔の半分を覆い、顔は目と鼻しか見えていませんが鋭い目つきをしています。
両腕にはサビた色のようなリングを2本ずつ付けています。
シュウの初登場
シュウは44巻、426話「風待ちの船」にて初登場しました。
麦わらの一味はエニエス・ロビーにてCP9からロビンを奪還し再会を喜んだのも束の間、バスターコールによって辺り一帯を囲む軍艦の砲弾により、火の島となってしまいましたが、ロビンは殺さないよう命令がくだっていた為、麦わらの一味がいる橋は砲弾が飛んできませんでした。
ロブルッチと戦うルフィをまつ麦わらの一味はいつでも出向可能な状態でルフィの帰りを待っていたところ、ニコ・ロビンを奪還せよと命が下りメリー号は軍艦に包囲され、そこで大佐・中佐の約200名の海軍が一斉に麦わらの一味に攻撃を仕掛けてきました。
その中には能力者も多数存在し、シュウはその中の一人としてゾロと対峙するシーンにて初登場しました。
シュウの持つサビサビの実の能力とは?
シュウは超人(パラミシア)系のサビサビの実の能力者であり、触れたものを錆びつかせることができる能力です。
原作ではゾロと対峙した際にゾロの刀を錆びつかせたシーンが描かれていますが、アニメでは人の身体をも錆びさせていたため、この能力は金属だけではなく人体までも酸化させてしまう能力のようです。
ですが、人体を錆びつかせる場合はシュウは敵に触れ続けないと効果が発動しず、シュウが手を離した際には同時に錆びた身体は元に戻ります。
このため、シュウは遠距離での攻撃は弱いとされています。また、武器を持って戦うシーンがないため、自身の武器をも錆びつかせてしまう可能性も高いといえます。
よって、戦闘スタイルは基本的には受身の形をとり、相手の武器などを錆び付かせることが伺えます。
シュウの声優
シュウの声を担当した中尾良平さんは1980年7月24日生まれ兵庫県尼崎市出身の男性声優であり、青二プロダクションに所属されています。
中尾さんは2002年に声優デビューされ、その年からONE PIECEにて多くの声を担当し活躍しています。メインキャラクターの担当はありませんが、多くのアニメやゲームなどで声優を務め活躍されています。
ONE PIECEではシュウの声のほか、海兵B、町の人、シャンディア、神兵A、フランキー一家、インヘルを担当しています。
シュウの名シーン
ここではシュウの名シーンをご紹介していきます。
サビサビの実の能力で名刀「雪走」を錆びつかせる
シュウは登場回数が少なく、セリフがなく戦闘シーンも少ないのですが、初登場時に海軍本部大佐として、エニエスロビーで麦わらの一味に襲いかかり、そこでシュウはゾロと対峙しました。
その際に、自身のサビサビの実の能力により、ゾロの「雪走」という名刀を一瞬にして錆びつかせ粉々にするシーンが描かれ、ファンからも注目を集めました。
人体をも錆びつかせる能力
アニメ版では原作では描かれなかった、人体をも錆びつかせる能力が描かれていました。
シュウはゾロの腕を掴み関節を錆びつかせていました。そのまま全身錆びつかせようとしていたところにウソップが現れ、全身錆びつかせることはできませんでした。
遠距離戦では力を発揮できないシュウですが、剣士であるゾロにとって苦戦する相手として認識されたシュウの名シーンです。
シュウのまとめ
海軍本部大佐のシュウについてご紹介しました。
登場回数が少ないにも関わらず、ファンの間では知名度も人気も高く「サビサビの実」の能力についての考察などがされています。
サビサビの実の能力については、詳細も少なく戦闘シーンも少ないため、今後のシュウの登場で能力の強さや攻略などが明かされるのを待ち望むファンも多いでしょう。
大佐としての登場でしたが、能力としてはさらに上の立場であってもおかしくないとされているため、次回登場した際のシュウの役職の変化などにも注目です。
今後麦わらの一味にとっても強敵となる重要な人物ともいえるでしょう。