「NARUTO」のサスケ真伝にのみ登場するチノ。忍術を嗜んでいるくノ一のチノには、物語後半で明かされる事実がありました。そんなチノがどんな性格をしているのか、チノの正体と能力についてなどを明かしていきます。
チノの基本情報
名前 | チノ |
所属 | 雷光団 |
能力 | 血龍眼 |
性別 | 女性 |
年齢 | 不明 |
声優 | 加隈亜衣(かくまあい) |
チノの特徴
チノはサスケが忍びの失踪事件と木の葉の里に現れた爆発する人間について、調査している時に竹の村て出会ったことで登場しました。崩れの旅芸人の片割れであり、多少の忍術を嗜みます。
普段は物腰がやわらかく、明るく元気なメードメーカーです。子どもっぽいあどけさもあり、サスケに冷たくされて拗ねることもあります。ノワキと共に行動します。
身長はかなり小さく幼い顔立ちをしているので、サスケからは子供だと思われいたが、チノはそれを否定しており更にサスケよりも年上だと公言します。
チノの正体
チノは今回の事件の黒幕で義賊集団雷光団の一員であり。血之池一族の生き残りです。千手柱間がいた時代よりも更に昔から栄えていたが、一族の力を恐れらた上に冤罪を着せられ、同じく瞳術を扱ううちは一族に迫害されたことで衰退しました。
そして、チノを護衛の1人として育てた御屋城エンは、実の父親でありました。不毛の地である地獄谷に追い込まれ、疲弊した同族内で殺し合いが怒った末にチノだけは殺すことができませんでした。しかし、それはチノには明かされていません。
サスケとチノ
チノは起爆人間を作った術者を探すというサスケの旅に同行し、サスケちゃんと呼び慕いました。しかし、それは意図的なもので、最初からサスケを狙っての行動でした。血之池一族を追いやったうちは一族の1人であるサスケに復讐することが目的でした。
それは同時に行き場のない怒りをサスケに向けた結果でもありました。チノの今の心境を昔の自分に重ね合わせたサスケの言葉によってチノは改心しました。
チノの能力
チノは血之池一族に伝わる血継限界の血龍眼を持っています。これは、血液や血中の鉄分をコントロールして使う能力です。発動する時には眼球が真っ赤に染まり、血涙を流すという特徴があります。
万華鏡写輪眼にも匹敵する幻術を操り、鉱泉を介しての情報収集もできます。一連の事件での被害者を生み出したのが、術者のチャクラを流すことで対象を生体爆弾に変える術でした。
また、チノは水遁を使います。実は闘技場での勝負で風心に勝利するほどの実力があります。
チノのその後
サスケに諭されて改心し、風心と共にチノは木ノ葉隠れの里の牢屋に投獄されます。首謀者の自分だけを裁いて欲しいと言うチノの元に、4代目水影の照美メイが現れます。
水の国で迫害された血之池一族との負の連鎖をここで止めたいとして、チノ達を引き取ると述べます。恐らくチノ達はそのまま水の国に行き、何かの為に働いているのではないでしょうか。
チノの声優
チノの声を務めたのは、数々のヒロインを演じられたことのある加隈亜衣さんです。代表作は「ハイスクールD×D」シリーズのロスヴァイセ、「D.Grayman HALLOW」のリナリー・リーなどです。また「犬とハサミは使いよう」を始めとしたキャラクターソングも歌っております。
チノの名台詞・名シーン
「だったら助けてあげれば?被害者にしてみれば加害者も第三者も一緒。自分を救ってくれなかった人達、それでひとくくり」
金持ちの道楽でお抱えの忍びを戦わせて楽しむコロシアムが地図に乗らない孤島にありました。飼われた忍び達が戦い合う様子を見て、サスケはろくでもない場所だと言います。そんなサスケの何気ない言葉にチノは鋭い言葉を返します。自分のこれまでの過去と重ねてみており、誰も助けてくれなかったのとについて暗示していた名台詞です。
「だからってどうして木ノ葉のために戦うの?木ノ葉の葉は鮮やかで根は暗い。木ノ葉には光と闇がある 」
木の葉の里のうちは一族に生まれ、失ったものの家族がいたサスケ。抜け忍になって罪を犯してもナルトのような存在のおかげで自由に旅ができ、サスケはずっと誰かに愛されていたと認めるものの、それでも何故木の葉の為に滅ぼされたうちは一族のことを忘れ、行動できるのか分からないとチノが主張する名場面でした。
「あんたが死んだら私が痛い」
同族が1人もいない世界でチノはずっと孤独を感じていました。しかし、だからと言ってチノはひとりぼっちではありませんでした。もう風心というかけがえのない仲間がいて、風心が死んだら悲しいということを心のどこかでチノは既に理解していたのでした。
血之池一族の生き残り
一族の生き残りで孤独に苦しみながらも生き抜いてきたチノには、サスケにとってナルトに当たるような風心という仲間がいました。そのことに気付かされたチノは、サスケとの争いをやめました。これからはサスケの言う綺麗事の世界でも信じて、チノは前に進んでいくことでしょう。