「NARUTO」の原作ではあまり描かれなかったウタカタは、アニメ「疾風伝」でどのような人物であったのかやナルトとの接触があったことが明かされました。この記事では、そんなウタカタの過去やウタカタの使う術や、名台詞などをご紹介していきます。
ウタカタの基本情報
名前 | ウタカタ |
出身 | 霧隠れの里 |
身分 | 抜け忍 |
性別 | 男性 |
誕生日 | 6月16日 |
声優 | 鈴村健一 |
ウタカタの特徴
霧隠れの里の抜け忍であり、師匠殺しのウタカタと霧隠れの追忍に呼ばれていました。ビンゴブックにも名前が載っています。ナルトと同じく人柱力の1人で六尾を宿します。黒い長髪に橙色の瞳で、水色の着物を着崩しているので胸元がはだけています。腰にはしゃぼん玉を作る為の道具を携えています。
サスケ率いる蛇のグループが暁の傘下に入った時点では七尾までが暁の手にあり、ウタカタも例外なく尾獣をとられ死亡します。疾風伝のアニメオリジナルストーリー「六尾発動の章」において、ウタカタの生前の姿が描かれます。
ウタカタの性格
ウタカタはとても冷静で落ち着いています。怪我を我慢したり、ホタルを助けたことを認めたりしないといった頑固な一面があり、気難しい性格であります。
しかし、実際には表に表さないだけで優しいです。怪我の手当をしてくれて宿や飯を提供したホタルに渋々、ウタカタの術を教えています。全力で弟子になろうとするホタルのことを何だかんだと言っても無下にすることはできませんでした。
ウタカタの能力
水遁系の忍術が得意で、しゃぼん玉を自由自在に扱います。単純に敵に攻撃することだけではなく、しゃぼん玉の性質を酸に変え、敵を無力化する為に敵の顔をしゃぼん玉で覆って酸欠にさせることもできます。また、大きなしゃぼん玉を作ってその中に入ることで空中を簡単に移動することや、しゃぼん玉による分身を使います。
逆にしゃぼん玉を使うことができないような状況に非常に弱く、実際に霧雨が降っている場では手も足も出ません。しかし、実力はなかなかのものでその腕を買われて、ホタルの師匠になるように頼まれてしまいます。ナルトの力に関しても薄々勘づいていた様子を見せます。
ウタカタの過去
霧隠れの里にいた頃は師匠に付き従い、まだまだ未熟で師匠に叱られる場面もありました。しかし、師匠のハルサメに中にいる尾獣ごと殺されかけたことから「師匠」を忌み嫌いました。その際に尾獣化してしまい、結果敵にハルサメを殺してしまったようです。
その後には里抜けをして追忍に追われていた時に、土蜘蛛一族のホタルに救われました。ホタルと共に日々を過ごす中でも、師匠について心残りがあったようで、極端にホタルから師匠と呼ばれることを嫌っていました。ホタルが師匠と言う度に呼ぶなと強く注意する程でした。
ウタカタの死
土蜘蛛一族の因縁を納めた後、過去を乗り越えたことでウタカタは正式な師弟関係をホタルと築こうとします。師弟で旅に行く前に過去の精算を果たす為に、霧隠れの里の追忍部隊との接触を目論みますが、そこで部隊を壊滅させた上に待ち伏せをするペイン六道に襲撃されます。
不覚をとって重傷を負わされた暁のアジトにて尾獣を引き抜かれて死亡しました。
第4次忍界大戦
カブトの穢土転生により他の人柱力らと同様に蘇生されました。トビによって新しいペイン六道の一員となってしまいます。アニメではでナルトと出会ったことがあった為、ナルトの精神空間の中でウタカタが話す場面が追加されています。
ウタカタの声優
ウタカタの声優は人気男性声優の1人の鈴村健一さんです。代表作は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主人公シン・アスカ、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの聖川真斗、「黒子のバスケ」の紫原敦などです。他にも多くの作品でメインキャラクターを演じられています。「NARUTO」ではたけカカシの裏の顔であるスケアの声も担当しています。
ウタカタの名台詞・名シーン
「どうもお前といると調子が狂うな」
押しが強く純真な気持ちで向かってくるホタルに何度か押し切られてしまうことのあったウタカタは、ついにそんなホタルを認めてしまいます。もしかしたらハルサメを師匠と仰いでいた頃の過去の自身と重ねていたのかもしれません。
「俺たちをただの器としか考えていない。物言わぬただの器と」
ホタルが土蜘蛛一族の禁術を体に埋め込まれて封印されていたことを、偶然にもナルトは知って憤りを感じます。ウタカタもそれについては同意しており、自身も尾獣を封印されていることから立場の弱い者ほど道具として扱われないことを実感していました。
しゃぼん玉を操る人柱力
ウタカタは七尾の力を使うことができましたが、使わずとも相当の忍としての実力は備わっていました。それでも自来也と同様にペイン六道に敗北してしまい、本当の師弟関係をようやく結べたホタルを置き去りにする形になったのが残念です。