【NARUTO】トビの隠された正体とは!?謎多き過去や能力に迫る!!

トビとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。おちゃらけたキャラクターで、出自も不明、謎多き人物です。

そんなトビの正体、過去の経歴、能力はどのようなものなのかについて徹底的に解説していきたいと思います。

トビの基本情報

【NARUTO】トビの隠された正体とは!?謎多き過去や能力に迫る!!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

トビの特徴

サソリの死後、相方を失ったデイダラとコンビを組んでおり、サソリの後窯というポジションで暁へ加入しています。

外見的特徴

トビは右目だけが見える仮面をかぶっており、黒髪短髪で外見からその素性は分かりません。ただ、仮面から見える右目が写輪眼であり、うちは一族の出身である可能性が高いです。

服装は他の暁メンバーと同様に黒地に赤い雲の模様の入ったコートを着用しています。

内面的特徴

性格はかなりおちゃらけており、基本ふざけています。デイダラと人柱力捕獲の任務に出向いたときには捕獲した尾獣の上で睡眠をとっていたこともありました。

終始ふざけているため、相方のデイダラはよくトビに怒って起爆粘土を使用することもありました。この性格はトビの正体である人物の本来の明るい性格に起因している可能性が高いです。

ただ、トビの過去の出来事からその明るい性格は変わってしまっているため、演技の可能性が高いと考えられます。

トビの能力

【NARUTO】トビの隠された正体とは!?謎多き過去や能力に迫る!!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

暁は忍として戦闘能力が高い者たちが集結している組織ですので、そこに所属しているトビの戦闘能力は高いと考えられますが、実のところ不明です。

戦闘においても基本ふざけていたり、回避していることが多いように見受けられますが、三尾捕獲の際にはデイダラの加勢のおかげで任務を成功しているようです。

そして、時折確認できる写輪眼。この写輪眼に起因する能力があることは確かで、”時空間忍術”がその一つではないかと推測されます。

トビの正体はかなりの重要人物だった!?

トビの正体は、カカシに上忍昇格のお祝いとして写輪眼を送った人物で、死亡したとされていたうちは一族の生き残りです。

もともとのうちはオビトは明るい性格で、人助けを進んで行うような優しい人柄で、ナルトとよく似た性格だったようです。少しふざけている性格はトビのキャラに反映されていたかもしれません。

物語後半までうちはオビトと判明せず、途中からうちはマダラとして暗躍し続けたトビですが、第四次忍界大戦でナルトに面が砕かれたことで正体が判明することとなります。

その素顔はカカシに写輪眼とリン(カカシとオビトとともにミナト班に所属していた少女)を託したときに負った傷がしっかりと残されていました。

しかし、カカシに託したはずの左目は存在しており、なんと写輪眼ではなく輪廻眼となっていたのです。そもそも死亡していたはずのオビトが生存し、うちはマダラとして暗躍。

更には失ったはずの右半身も傷跡はあるものの修復しており、輪廻眼までも所有しているという状況に一番驚いたのはカカシだったのではないでしょうか。

トビの過去

トビの正体がうちはオビトと判明したことにより、かつての友であるカカシはかなり動揺してしまいます。本来、底抜けに明るく、他人のために自分を犠牲にするほどのお人好しだったオビト。

そんな彼が多くの人間を犠牲にするような行動をとっていたため、カカシの中では色々な矛盾を感じていたと考えられます。

では、死亡したとされたオビトはその後どのような人生を送っていたのでしょうか。詳しく解説したいと思います。

うちはマダラとの出会い

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

時代は戦時中であり、木の葉隠れの里で下忍として所属していたオビトは、ある日ミナト班で任務へと向かいます。この時、カカシのみ上忍に昇格していました。

基本的に下忍の任務には担当上忍がともに行動するのですが、担当上忍であるミナト(主人公ナルトの父)は他の任務で不在。ただ、カカシが上忍であるため、三人で任務に行くことになります。

しかし、任務中にハプニングが起き、オビトは落石に右半身を潰され、救い出すことは不可能。自身が助からないことを悟り、左目を負傷していたカカシに写輪眼とリンを託し、石とともに落下。

落下した先がうちはマダラの地下アジトであったため、マダラに匿われることになり、千手柱間の細胞と人造体を移植された上で長い期間を地下で治療とリハビリに費やしていました。

リンの死

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

オビトはかつてのようにカカシやリンの元へ戻る日を夢見てリハビリに励んでいました。そして、だいぶ体の調子も良くなってきた頃に、ゼツからある知らせを受けます。

それはカカシとリンが危機に瀕しているというものでした。単身二人を助けに行こうとするオビトでしたが、まだ体は完治していなかったため、一体の人造体を身にまとい地下を出ます。

そして、現場に到着したオビトが目にしたのは、カカシがリンの胸を雷切により貫くという衝撃的な場面でした。リンは絶命、カカシとオビトは万華鏡写輪眼を開眼し、カカシは気絶してしまいます。

野望を胸にマダラと手を組む

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

リンの死で万華鏡写輪眼を開眼したオビトは、周囲にいたカカシ以外の忍をすべて殺害します。そして、以前うちはマダラとゼツが話していた『月の眼計画』を思い出します。

オビトはリンの遺体を抱きながら「もう一度君の居る世界を創ろう」と誓い、マダラの元へ戻ります。そこで『月の眼計画』の全貌を聞き出し、自らマダラの計画に加担することを決めたのでした。

マダラはオビトが『月の眼計画』に協力してくれることから、全容を話し、今後の計画を彼に託して自ら死を選びます。

実はマダラはとうに寿命を迎えており、外道魔像により命を長らえている状態だったのです。マダラは瀕死のオビトと出会ったことで、彼を計画に加担するように誘導。

オビトが絶望して計画に加担することもマダラの計画の内でした。そして、自身は『月の眼計画』を実行するときに輪廻転生の術により完全復活するため、オビトに輪廻眼を譲ります。

こうした経緯によりオビトは万華鏡写輪眼と輪廻眼を所有していたのです。こうして、マダラに成り代わり『月の眼計画』を実行すべく暗躍し、表立って行動するときにはトビとして行動していました。

トビの声優

メインの声優は高木渉さんという方です。うちはマダラとして行動する際には一時期ではありますが、マダラの声優である内田直哉さんが担当していた時期もありました。

今回はメインの声優さんである高木渉さんについてご紹介したいと思います。高木渉さんはアニメの声優だけでなく海外ドラマ・映画の吹き替えなども担当する方で、幅広く活躍されています。

かなりの遅刻魔で、先輩である林原めぐみ(新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイ役)に怒られた経験もあるようです。また、アドリブがかなり上手で、アドリブ込みの起用もあるのだとか。

アニメで担当したキャラクターはかなり多く、有名なものとしては『名探偵コナン』の高木渉(アドリブにより名無しのキャラに声優の名前がついている)、小嶋元太。『GTO』の鬼塚英吉などです。

トビの名シーン

うちはオビトが正体を隠してトビとして行動していたことが判明していますが、今回はオビトとしてではなく、トビとしての名シーンをご紹介したいと思います。

先輩に荷物運ばせて仮眠をとるトビ

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

三尾捕獲の任務の帰りがけ、デイダラの能力で三尾を運んでいる最中、デイダラが後輩であるトビに話し掛けていたところ、まったく返事がありません。

デイダラがよく観察すると寝息が聞こえてきて、先輩に運搬させ、先輩が話している最中に運んでいる三尾の上で睡眠をとるという奇行をとります。

なかなか根性が据わっていますが、この後当然のように爆破されました。

素顔は絶対にさらさない

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

アニメでの一コマですが、トビがデイダラと任務に赴いた際に団子を食べるシーンがありました。仮面をつけているトビがどのようにして食事をするのか…

実際は仮面を外して普通に食事をとりますが、素顔を見られたくないトビはちょっとした茶目っ気により、右目の穴から食べるそぶりをとります。その後、後ろを向いて普通に食べました。

仮面新調!!いざ第四次忍界大戦へ

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

念願の『月の眼計画』の実行に向け、いよいよ第四次忍界大戦を開戦。仮面も新調しています。この仮面は従来の右目だけが開いているタイプのものではなく、両目が開いているものになります。

これは第四次忍界大戦で輪廻眼を使用することを念頭に置いている物であると考えられます。また、カブトとともにいるのは、カブトにある条件を突きつけられ、協力関係になったためです。

大切な人の喪失が生んだ架空の人物トビ

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

リンというかけがえのない存在を失ってしまったオビトは、「もう一度リンの居る世界を創る」という夢を実現させるためにトビという存在しない人物として行動します。

実際、マダラ以外はオビトが死亡していると思っているため、そんな存在しない自分をトビと重ね合わせていたのかもしれませんし、ただその方が行動しやすかっただけかもしれません。

理由はどうであれ、リンという存在の喪失がオビトの人間性を変え、トビという人物を生み出したことに変わりはなく、戦争という悲劇が生み出した産物と言えるでしょう。