漫画「NARUTO」に登場するキャラクターの一人である木ノ葉丸は、火影の孫として登場する人物で、主人公ナルトを慕う人物のうちの一人です。
初登場は第二話と「NARUTO」の中でもかなりの古株で、ナルトとのエピソードは好きな方も多いかと思います。
「NARUTO」に引き続き、「BORUTO」にも登場し活躍していますので、復習も兼ねて木ノ葉丸の成長や活躍、両親についての謎も含めてご紹介していきたいと思います。
木ノ葉丸の基本情報
名前 | 猿飛木ノ葉丸 |
性別 | 男 |
所属 | 木の葉隠れの里 |
年齢 | 9歳→13歳 |
階級 | アカデミー生→上忍(アニメでは中忍) |
身長 | 130cm→141cm |
体重 | 29kg→36kg |
誕生日 | 12月30日 |
声優 | 大谷育江(疾風伝の一時期のみ小池亜希子) |
木ノ葉丸の特徴
初登場時は木の葉隠れの里のロゴ入りの服とグレーの帽子を着用しているが、ナルトと出会ってからはナルトと同じようにゴーグルを額に装着しています。
下忍になってから服装は変わり、ゴーグルも木の葉隠れの里の額あてに変わっています。浅葱色の長めのスカーフはアカデミー生時代から青年期まで常に身に着けており、髪は黒髪で帽子やゴーグル、額あての上から出すスタイルで一貫されています。
木ノ葉丸の初登場シーン
ナルト第2話「木ノ葉丸だ コレ!」で初登場します。一日に何度も火影に奇襲をかけては失敗しており、初登場時も火影がナルトと話している最中にもかかわらず奇襲をしかけてきます。
その際、火影は「これで今日20回目」と思い返しており、相当執念深い性格のようです。たまたま奇襲に居合わせたナルトが、特別扱いすることなく木ノ葉丸にげんこつをしたことで興味を持つことになります。
このナルトとの出会いにより、心境の変化が生じ、心身共に成長するきっかけになったようです。
三代目火影ヒルゼンとの関係と両親について
前述しましたが、三代目火影のヒルゼンは木ノ葉丸の祖父にあたる人物です。そして、ヒルゼンの息子のアスマは木ノ葉丸の父親ではなく、叔父にあたる人物です。
このようなエリート一家に生まれたこともあり、常に「火影の孫」として扱われてきました。自分を「木ノ葉丸」としてみてほしいという強い思いがあるため、今すぐ火影になってみんなに認められるようにと奇襲を毎日仕掛けているようです。
両親についてですが、漫画で木ノ葉丸に関して「三代目火影の2本の右腕と称された火影直轄暗部コンビを父と母に持つエリート上忍」という記載があることから、両親が暗部でコンビを組んでおり、かなりの実力者であったことは確実です。
しかし、説明としての記載があるのみで、暗部の仮面の下の素顔は分かりません。両親のどちらがヒルゼンの子どもなのか、現在の消息も不明です。
木ノ葉丸とナルト
初登場の際にナルトに興味を持ち、自分の悩みを打ち明けています。その時にナルト自身も火影を目指していることを知ります。
そして、忍びの道に近道なんかないとを教わり、子分ではなくライバルになると宣言しました。そして、いつか火影の名をかけて勝負すると約束をします。
このことがきっかけでナルトとは兄弟のように仲が良くなり、ナルトから技を伝授してもらうなど最後まで良好な関係を保っています。
木ノ葉丸VSペイン
第二部に入り木ノ葉丸は下忍になっています。暁との交戦は激化しており、木の葉隠れの里にペインが攻めてきます。
この時、里の人々のために救助活動を行っていた木ノ葉丸は偶然にもペイン地獄道に遭遇しますが、師匠であるエビスが助けに入ることで危機を脱します。
エビスに助けられ一度は逃げようとした木ノ葉丸ですが、ナルトとの約束を果たすため、逆にエビスの危機を救わんとペイン地獄道に挑みます。
ペインの術を前もって見ていたこともあり、影分身の術でうまく相手をだまし、不意を突いて螺旋丸を直撃させることで撃退に成功しました。いきなり実践で螺旋丸を成功させ、上忍ですら敵わない相手に勝利するという大金星をあげたのです。
木ノ葉丸の能力
エリート一家の一員であることもあり、忍者としての素質は大いにあるようで、「変化の術」や「影分身の術」、「螺旋丸」などをナルトから教わり、短期間で習得しています。
「変化の術」はナルト直伝の「お色気の術」に変わっていますが、本人なりに改良しており、「影分身の術」と組み合わせることで「おいろけ・男の子どうしの術」や「おいろけ・女の子どうしの術」などネタ要素の術ではありますが、かなり高等な術を使いこなします。
また、「螺旋丸」に関してはチャクラコントロールが困難だったため、「影分身の術」を駆使してチャクラをコントロールしています。「BORUTO」では成長し、影分身なしで「螺旋丸」を使うことが出来るようになっています。
その他にも「火遁・灰積焼」、「手裏剣影分身の術」などを使用可能ですが、劇場版でのみの使用になります。また、「口寄せの術」はナルトから受け継ぐ形で妙木山のガマを口寄せします。
木ノ葉丸の声優
ピカチュウの声でお馴染みの大谷育江さんが木ノ葉丸の声を担当しています。しかし、お気付きの方もいたと思いますが、一時期小池亜希子さんが木ノ葉丸の声を担当していました。
この時、大谷育江さんは体調不良で休業すると発表しています。一部では妊娠出産が理由ではないかと言われていますが、はっきりした理由は発表していません。
木ノ葉丸の名言・名シーンまとめ
「俺もう子分なんかやーめた!これからは……ライバルだ」
ナルトと出会い、火影になるために近道はないと教えられた時の台詞です。最初、打倒ヒルゼンのために子分を申し出た木ノ葉丸でしたが、お互いが火影になることが夢だと知り、子分ではなくライバルになることを宣言しました。これが、木ノ葉丸が初めて自分を対等に見てくれる人との出会いになったのです。
「俺は逃げ道なんか選ばねェ!!そんな道の先にナルトの兄ちゃんはいねーから!!!」
ペインによる葉隠れの里襲撃の際、木ノ葉丸を助けるためにエビス先生が命を懸けてペインと戦っていました。その思いとは裏腹に木ノ葉丸はペインの前に立ちはだかります。もちろんエビス先生は何故逃げなかったかを問います。その時に木ノ葉丸が言った台詞です。
ナルトとの約束を守るため、自分よりも強い敵に立ち向かい、大切な人を守る木ノ葉丸。人として成長した一面を見せたシーンです。
「里の名を授かった猿飛一族の下忍!姓は猿飛!!名は木ノ葉丸!!覚えとけ コレェ!!!」
ナルトとの約束を守るため、エビス先生を救うため、強敵に立ち向かった木ノ葉丸。機転を利かせ、なんとペイン地獄道に勝利します。上忍でさえ勝つことが出来なかったペインを単独で倒すことができた木ノ葉丸がペインに言った台詞です。
幼い頃には木ノ葉丸として認められたいと言っていましたが、木ノ葉丸としてだけではなく猿飛の姓もしっかり名乗っています。成長し力をつけたことで、猿飛一族としての自覚も芽生えたのではないでしょうか。
心も体も成長した木ノ葉丸
漫画「NARUTO」の最終話では、立派な大人に成長した木ノ葉丸。会話の内容から上忍となり、ナルトの子どもであるボルトの世話を焼いているようです。昔のイルカ先生同様、生徒思いの良い先生のようで、イルカ先生が後ろでアドバイスしています。
アニメでは、劇場版「炎の中忍試験」で木ノ葉丸は中忍となっています。木ノ葉丸がかなり力をつけていたため、ナルトが禁止されている仙人モードをついつい使用して反則負けとなっています。このことで、実はナルトがなれなかった中忍に木ノ葉丸がなっているのです。
また、漫画で語られなかったナルトとヒナタの結婚式では、第四次忍界大戦から約二年後が描かれています。この時の木ノ葉丸は劇場版が反映されていれば中忍ということになります。
漫画でもアニメでも、かつてのいじけた子どもだった木ノ葉丸からは想像できないほどの成長を遂げていますが、木ノ葉丸の成長はまだまだ続きます。ナルトの子ども達の物語「BORUTO」でさらなる活躍が期待されます。
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