炭治郎が鬼殺隊に入隊するための修行を行う、育手である鱗滝左近次。
元鬼殺隊の隊士で、水の呼吸の使い手だった鱗滝左近次とはどのような人物なのか、特徴や登場回を含め紹介します。
鱗滝左近次の基本情報
名前
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鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)
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性別
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男
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肩書き
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育手 |
呼吸法 |
水の呼吸
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年齢 / 誕生日
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不明
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身長 体重
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不明
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初登場回
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アニメ 2話 / 漫画 1巻 2話
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声優
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大塚芳忠
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鱗滝左近次の性格と容姿
性格
鼻が利くことから、人の感情などを理解することができる。
厳しい物言いが目立ちますが、その本心は相手を思ってのための言動のようです。
容姿
顔立ちが優しいために鬼にバカにされたことを理由に常に天狗の面をつけており、いつ何時も外すことはないようです。
髪型は白髪の短髪。水色の生地に雲柄の旅装束のような恰好が特徴です。
鱗滝左近次の初登場回
アニメ 2話 『育手・鱗滝左近次』
漫画 1巻 2話にあたるエピソード。
禰豆子を背負って狭霧山を目指す炭治郎は、日が暮れてきたため、近くのお堂に泊まることにします。しかし、そんなお堂の中からの血の匂いを感じ急いでお堂の扉を開ける炭治郎。そこには血まみれの人間と、人間を襲う鬼の姿がありました。
炭治郎に気づき、物凄い勢いで襲い掛かるお堂の鬼。そんな鬼に対し、炭治郎は斧で対抗しますが、再生する鬼に苦戦を強いられます。鬼に動きを封じられ身動きが取れない炭治郎でしたが、そこへ禰豆子が鬼にひと蹴りし、頚を吹っ飛ばします。
顔と胴体が離れてもなお動き続ける鬼は頚から腕を生やし、髪を使い炭治郎の斧に巻き付け抵抗を続けます。炭治郎は鬼の髪が絡みついた斧を気に投げつけ、動きを封じます。
胴体は禰豆子が崖から突き落とし、退治することに成功しますが、小刀を取り出すも、止めを刺すことができずにいた炭治郎。
「そんなものでは止めは刺せん」
そう言って足音ひとつなく炭治郎の肩に手を置く、天狗の面をつけた人物。それが鱗滝左近次でした。
育手・鱗滝左近次
冨岡義勇からの推薦文を受け取り、炭治郎の元へと向かう鱗滝左近次ですが、思いやりがあまりにも強く鬼にさえも同情してしまう炭治郎の優しい匂いを嗅ぎ取り、止めを刺すことができない炭治郎が鬼殺隊に入ることは無理だと判断します。
「もし禰豆子が食人行動をした際にはどうするか」
鱗滝左近次は炭治郎に対し尋ねますが、即座に答えることができなかった炭治郎の頬を叩き、覚悟の甘さと判断の遅さを叱りつけます。
鬼殺隊となるための修行は厳しく、上達具合によって罠の難易度が上がっていくその修行は炭治郎が死を覚えるほどのものでした。剣士にとって命とも言える刀の大切さを説き、「刀を折った場合はお前の骨を折る」と低めに脅しています。
鱗滝左近次は、自分の教えを昇華しているかを確かめるため、修行開始から1年後に最終選別に行く条件として、背丈よりも高い巨大な岩を切ることを命じ、それ以降の修行は指導せず炭治郎自身に任せます。
炭治郎が岩を切ることに成功したことで、最終選別に向かうことを許可し、禰豆子と共に炭治郎の帰りを待ちます。
その後、最終選別から無事生還した炭治郎を禰豆子と共に出迎え、涙を流しながら抱擁を交わします。また、炭治郎に家族の敵である無惨の名を教え、炭治郎が危機的状況に陥った際、度々回想に登場し助言をします。
鱗滝左近次は、最終選別の会場で生きながらえている鬼から恨まれており、13人もの弟子を喰われています。その中には炭治郎の前に弟子であった錆兎や真菰も含まれていました。
そのため、もう子供が死ぬのを見たくないという思いから、炭治郎に無理難題を突きつけ、最終選別へ行くことを諦めさせようとしていました。厳しい言動は弟子を思った優しさのためであったようです。
無限城での最終決戦では、煉獄槇寿郎、宇髄天元らと共に拠点防衛を担当し、特に戦いの鍵となる禰豆子の護衛を担当しています。
禰豆子にかけた暗示
「人間は皆家族であり、家族を守り、家族を傷つける鬼を許すな」
気休めだと前置きをした上で、禰豆子が眠ている間に人を襲わないように暗示をかけたことを炭治郎に説明します。
その暗示から、禰豆子は人間を家族の誰かとして見ており、守るために戦うようになります。
厄除の面
鱗滝がつけている天狗の面と同じ彫り方で作られた狐の面。
所有者となる人物の特徴を捉えた模様が刻まれており、悪いことから身を守ってくれるようです。
最終選別に挑む弟子たちに御守りとして与えますが、それが仇となり、自身に恨みを持つ鬼にとっての標的の目印となってしまいます。
炭治郎によって倒されるまでは、何人もの弟子が恨みをぶつける対象として惨殺されています。
炭治郎が戦った際には、相手の攻撃を受け失神した際に面が割れ、身代わりになったような描写があることから役割を果たしたのではないでしょうか。
鱗滝左近次の担当声優
鱗滝左近次の声優を担当されているのは、大塚 芳忠(おおつか ほうちゅう)さん。
クレイジーボックスに所属されており、声優、ナレーターとして活躍されています。
鱗滝左近次の名シーン・名台詞
鱗滝左近次の名シーン・名台詞にはどのようなものがあるのか紹介します。
水柱・冨岡からの推薦文を受け取る鱗滝左近次。
この後、炭治郎と禰豆子の元へ行きます。
炭治郎に最終課題である、巨大な岩を斬ることを命じる鱗滝左近次。
最終選別から生還した炭治郎を禰豆子と共に抱擁し、涙を流します。
手鬼に喰われた13人の弟子も報われたのではないでしょうか。
鱗滝左近次のまとめ
鱗滝左近次は、炭治郎の師匠であり過去13人の弟子を鬼に喰われるという悲しい過去を持つ人物だということがわかりました。
また、鱗滝左近次は炭治郎や禰豆子のことを思いやる、厳しくも優しい人物であるよいうこともわかりました。
炭治郎の回想などで登場したりと登場回が多いことから、今後も鱗滝左近次の優しさや、厳しさを見れることに期待したいです。