宇髄天元は音柱として、お館様に仕えています。独特な格好から本当に柱なの?あまり強くなさそう?とも思われてしまいそうですが、意外な特徴もあるのです。そんな宇髄天元の性格や強さ、戦いについて詳しく紹介していきたいと思います。
宇髄天元の基本情報
名前 | 宇髄天元 |
性別 | 男 |
肩書き | 柱 |
呼吸法 | 音の呼吸 |
年齢/誕生日 | 23歳/10月31日 |
身長/体重 | 198cm/95kg |
声優 | 小西克幸 |
初登場 | 第45話「鬼殺隊柱合裁判」 |
その他 | 妻に須磨、まきを、雛鶴 |
宇髄天元の特徴
見た目がとにかく派手
天元の格好は、輝石をあしらった額当てを着け、パンクファッション風の化粧をしているので、他の柱と比べても柱っぽくはありません。日輪刀は二刀流ということで、2本所持していて、形も日本刀というよりも青竜刀に近い形で独特です。そして、2つの刀をつなぎ合わせて投げて攻撃したり、とオリジナルの戦法を持っています。
元忍びの一族
天元は忍びの一族の出身者です。一族の長兄のため、次世代の頭首候補として厳しく育てられてきました。そして、兄弟も天元を含めて9人いたのですが、過酷な修行の末に7人は命を落としてしまうことになります。生き残った弟と2人きりになるのですが、弟は父親の生き写しのように他人を駒のように扱うようになり、忍びに対して絶望を抱くようになりました。
妻を何よりも大切にする
天元は抜け忍として、くノ一を連れて村を飛び出しました。そのくノ一は、須磨、まきを、雛鶴の3人で、天元のことを側でずっと見てきたからこそ、知り尽くしているとも言えます。
そのため、天元の取る行動に対して肯定的で、天元の心の支えになっているのです。そのため、天元は3人の妻を大切にしていて、自分の命よりも価値のあるものとしています。隠密行動にも3人に協力をしてもらうことで、鬼殺隊の活動がしやすくなっているのです。
お供の動物も特徴的
天元の側にいる動物は、他の柱にないよいほど特徴的です。どの柱も持つことができる鎹烏(かすがいからす)ですが、天元の烏は主人同様におしゃれで、派手な格好をしています。正に烏界のファッションリーダーと言ってもいいでしょう。
そして、ネズミも飼っているのですが、通称「ムキムキネズミ」と呼ばれ、特殊な訓練を受けているため、1匹で刀を1本持てるほどの怪力となっています。ここまで変わった動物を側に置いているのは、天元しかいません。
宇髄天元の性格
派手好きで地味なことが嫌い
天元が一番大事にしていることは、派手であることです。そのため、性格や行動も大きな動作や言動、口調といったものが目立ちます。そこには、地味なことだけは絶対に避けたいという、自分なりのルールがあるからです。
相手に屈辱的な言葉を投げる意味で、「地味に死ね」などを口にしています。豪快で豪傑というのが、天元のイメージそのものと言えるでしょう。
自分よりも他人を優先する
天元は、自分よりも他人の命を大切にしています。その証拠に、「一に女房、二に堅気、三に自身」と優先順位をはっきりとしているのです。炭治郎たちを戦いに巻き込んでしまった時も、下級隊士にもしっかりと謝っていました。そして、炭治郎たちの命を守ることを最優先とも考えていたのです。
自分の力をわきまえている
天元は、柱の中でも自分の立場というものを考えています。他の柱に比べて自分が一番劣っていることも理解しているからこそ、上弦の陸との戦い後には身を引いて、裏方へと回ることを決めました。天元は、鬼に親しい人間や身内を殺された過去はないので、他の柱に比べて冷静な判断ができる男なのです。
宇髄天元の技
宇髄天元は忍術を使うので、肉体の能力も高いのですが、音柱としての技もいくつかありますので、紹介していきます。
・音の呼吸壱ノ型『轟』・・・斬撃による爆発とともに轟音を立てる。
・音の呼吸肆ノ型『響斬無間』・・・目の前に斬撃と爆発による巨大な空間を生み出す。
・音の呼吸伍の型『鳴弦奏々』・・・回転させた刃が爆発しながら相手を猛攻する。
宇髄天元の声優は小西克幸さん
宇髄天元の声優は小西克幸さんです。熱血系や三枚目、アニキ系、クールで二枚目、と多方面に渡って演じることができます。
天元の他にも「べるぜバブ」の男鹿辰巳、「東京喰種」の亜門鋼太朗、「BLEACH」の檜佐木修兵、「アカメが斬る!」のブラート、「聖闘士星矢Ω」の蒼摩、「FAIRY TAIL」のラクサス・ドレアー、「マクロスF」のオズマ・リー、「シャーマンキング」の阿弥陀丸なども担当しています。
宇髄天元の戦い
天元が戦いの場に姿を表したのは、上弦の陸である妓夫太郎と堕姫との戦いです。堕姫とは戦力差が明らかだったので、首を落とすことは簡単だったのですが、妓夫太郎はそう簡単に倒すことができませんでした。能力も力も妓夫太郎の方が上だったため、炭治郎や善逸、伊之助の手助けがなければ勝つことが難しかったです。
炭治郎が無意識の中で目覚めたことで、戦力が上がり、妓夫太郎の首を落とすことに成功しています。しかし、そこまで持っていくのに、全員が死ぬ一歩手前までの状態となりました。それでも、今まで不可能とされていた上弦の鬼を討ったことで、鬼殺隊全体が変わるきっかけを作ったことは間違いないです。
宇髄天元のその後
天元は、上弦の陸との戦いで左目と左手を失いました。これは、最前線で戦う者にとってきびしい状況でもあります。しかし、武人として最後まで生きるのなら、どのような状態になっても戦おうとするのですが、天元は違います。第一線を退いて、裏方に回ることを決断しました。
宇髄天元の名台詞
派手好きの宇髄天元だからこその名台詞があるので、紹介していきたいと思います。
「いいか?俺は神だ!お前らは塵だ!」
炭治郎たちに向けて言い放った言葉です。天元の性格そのものを表していると思われます。自分こそが一番で、それ以外の人間は自分に従うべきだという意味ですが、これほど自分に自信を持っているキャラはいません。ここまで潔すぎると、嫌味すら感じなくなってしまうほどです。
「恥じるな 生きている奴が勝ちなんだ 機会を見誤るんじゃない」
どんな形であれ、生きているということが大事だと言うことです。戦いは、最後に立っている者の勝ちなので、逃げることも戦略のひとつでしょう。プライドだけで、敵わない相手に無策で向かっていくことはただの死に損でしかないと天元は考えています。
「俺に才能なんてもんがあるように見えるか? 俺程度でそう見えるならテメェの人生幸せだな」
上弦の陸との戦いの最中で鬼に向かって話した時の台詞です。自分の力がどれほどなのか、自分自身が知っているからこそ、このように話しているのでしょう。相当な自信家なのに、自分の力を過大評価しないという、現実的な部分もある天元の意外な一言でもあります。しかし、才能が無い分だけ努力で補ってきたということも分かるでしょう。
宇髄天元は鬼殺隊を影で支えている
宇髄天元は、音柱として上弦の陸との戦いで活躍をしましたが、戦いでの代償は大きく、左目と左手を失うことになります。そこで、最前線で戦うことからは離脱するのですが、隊士を育てたり、今後の鬼殺隊の活動を影から支えることで、自らの使命をまっとうしようとしているのです。
派手好きな天元の性格から考えられないかもしれませんが、天元は自分の力をわきまえているからこそ、このような行動にすぐ移れるのでしょう。天元のような柔軟な考えの持ち主がいることで、鬼殺隊もうまく回ると言えます。