【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

鬼滅の刃のメインキャラクターで、読者からの人気も高い嘴平伊之助。登場時から謎の多かった彼ですが、無惨との闘いが進むに連れて段々と彼の出生の秘密や過去などが明らかになってきました。

一見本物の猪のような猪突猛進のように見えて、仲間のために涙を流せる優しい心の持ち主・伊之助。彼の不思議な魅力に迫りたいと思います。

嘴平伊之助の基本情報

【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

嘴平伊之助の特徴

猪頭を被り、常に半裸状態で過ごす野性的な少年

彼は乳児期に母親に捨てられ、その後野生の猪に育てられています。この育手の猪の皮を伊之助は形見として被っています。二刀流の剣士で、その刀は藍鼠色で刃こぼれをしています。この刃こぼれは自らの手でわざと鋸のように刃こぼれをさせています。野生育ちのため身体の柔らかさも彼の特徴です。

闘いの最中に人間業ではないような動きを見せます。また敵との距離が遠い場合は自分の肩の関節をも外す意志の強さを持っています。彼は身体中の関節を自由に外したりできるようです。それを生かして子どもしか通れないような穴の中を通り、鬼に辿りついたこともあります。

まるで女の子のような綺麗な顔立ち

猪頭を取った伊之助の顔は、女の子のようです。髪の毛は濃い青色で毛先にかけて青色がうすくなっています。遊郭編では宇随に下手な化粧をされていましたが、化粧をとるとかなりの美形だと見抜かれて荻本屋に連れていかれました。その美形に女性用の化粧を施すと本当に可憐な少女のようになりました。

野生生活が長い故の言動

また鬼殺隊大使に1羽ずつ配属されている鴉を18回ほど食べようとしたことがあります。そのため、伊之助の鴉は常に伊之助から身を隠しているそうです。無限城の中では伊之助に道案内役として刀を向けられていじめられたようです。伊之助の望み通り鴉は「一番強い鬼」の所へ案内してくれました。

無限列車編で任務に行った際にみた汽車を”生き物”と表現する場面があります。また、汽車を見つけるまで人混みが苦手なようで炭治郎にくっついて歩いていました。しかし、野生の生活が長い伊之助ですが、人の言葉を話すことはできます。ただ読み書きはできません。伊之助がまだ小さい頃に伊之助に言葉を教えてくれた人物がいました。最近はこの人物を思い出すとホワホワするようです。

嘴平伊之助の性格

【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

まさにその性格は野性的。

『猪突猛進!』が彼の闘う際の合言葉のようになっています。鼓屋敷の鬼と対峙した際には、鬼の持つ鼓によって切り替わる部屋を楽しんですらいました。

また、同時に炭治郎と共にいたか弱い少女を踏みつけにして炭治郎に激怒されるなど序盤の伊之助に人間らしい面はあまり見られません。常に闘うことを好むようで、鼓屋敷の鬼を退治した後も、禰豆子の気配を察知し、倒そうとします。この時は善逸が身を挺して禰豆子の入る箱を守りました。

彼にとって慣れない”仲間”

粗暴な性格のためか食事も手で食べたり、炭治郎のご飯を横取りしたりなどしています。野生の中で育ってきたためか、日本語や日本の礼儀など全くわかってないようで、那田蜘蛛山へ向かう際に切り火をしてくれたお婆さんに「何しやがる!」などキレるシーンなどもあります。

また、人の優しさに慣れていないようで、炭治郎が伊之助に対して優しい言葉をかけると、ホワホワしてくるようで綿毛のようなものが彼の周りに浮かび上がります。の父と1対1の戦闘の際に脱皮した鬼を目の前にし、彼は一瞬「勝てない、死ぬ」と覚悟をしますが炭治郎の言葉を思い出し、奮起する場面があります。この頃から彼には仲間意識が芽生えていたのでしょう。ただ、名前を覚えるのは苦手のようで序盤の伊之助はしょっちゅう炭治郎と善逸をオリジナルの名前で呼んでいます。

素直で真っ直ぐで影響を受けやすい

宇随と初めて会った時は宇随が「祭りの神」と言ったことに対し、自分は「山の王だ!」と自己紹介をしています。上弦の陸との闘いの際も宇随の決め台詞である「ド派手にな!」を真似して使用するなど素直な一面もあります。

また、無限城に落とされる際に足の浮くような感覚を初めて体験したようで緊迫した闘いが始まる前ですが本人は少し楽しくて笑っていたようです。上弦の弐に勝利しますが、上弦の弐との出会いがきっかけで伊之助は母親の事を思い出します。

嘴平伊之助の技

鬼殺隊に入ったものの、指導者がいない伊之助は我流で呼吸法を身に付けます。そのため伊之助の獣の呼吸は他の呼吸法が壱ノ型、弐の型なのに対し、壱ノ牙、弐ノ牙という風に呼びます。

  • 獣の呼吸壱ノ牙『穿ち抜き』・・・二刀の刀をそろえて一息に敵に突き刺す技。
  • 獣の呼吸弐ノ牙『切り裂き』・・・腕を交差させるように刀を振るって広範囲を切る技。
  • 獣の呼吸参ノ牙『喰い裂き』・・・相手の頸を挟むように刀を交差させ、まるで獣が喰いちぎるように頸を切る技。
  • 獣の呼吸肆ノ牙『切細裂き』・・・細かい斬撃を入れて切り裂く技。
  • 獣の呼吸伍ノ牙『狂い裂き』・・・自身が宙に舞い、四方八方に切り付ける技。
  • 獣の呼吸陸ノ牙『乱杭咬み』・・・鋸のように刃こぼれさせた刀を生かして鬼の頸を切る技。
  • 獣の呼吸漆ノ牙『空間識覚』・・・周囲の触れていないものの姿まで捉えることができる。
  • 獣の呼吸捌ノ牙『爆裂猛進』・・・相手の攻撃からの防御を一切無視して、真っ直ぐに突撃することだけに特化した技。

嘴平伊之助の過去

【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

伊之助は上弦の弐・童磨との戦闘までは「自分に母親はいない!」と言い、捨てられたのだと思い込んでいました。しかし、猪頭をとった伊之助の素顔にピンときた童磨は自分の記憶を呼び起こし、伊之助の母親について語りだします。

夫にひどい虐待を受けていた伊之助の母親は、命からがら童磨の元へ逃げてきます。童磨の元へ伊之助と共にやってきた伊之助の母親・琴葉を童磨は自分の傍に置いておくことを選びます。

その理由は心が綺麗で、歌が上手だったから。食べるつもりなどはなかったようですが、童磨が信者を食べている姿を目撃され、殺すしかなかったようです。琴葉は童磨から必死で逃げようとしますが崖まで追い詰められ、逃げ場がなくなったためなんとか伊之助だけでも生き延びてほしいとずっと伊之助に向けて謝りながら伊之助を崖から川へと落としたのでした。

嘴平伊之助の名台詞・名シーン

ここからは嘴平伊之助の名台詞・名シーンをご紹介していきたいと思います。

「てめェェ!!これ以上俺をホワホワさすんじゃねぇぇ!!」

【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

伊之助が炭治郎の優しさに触れると綿毛のようにホワホワしたものを出します。これは炭治郎に対してだけではないようで、自分に対して優しくしてくれた人物皆に対して現れる感情のようです。

「悔しくても泣くんじゃねえ どんなに惨めでも恥ずかしくても生きてかなきゃならねえんだぞ」

【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

無限列車での闘いの後、上弦の鬼が現れて死闘の末に炎柱である煉獄は亡くなってしまいました。煉獄が死ぬ間際も伊之助は涙を堪えるようにずっと震えています。煉獄が目の前で亡くなり、弱音を吐く炭治郎に対して伊之助がかけた言葉です。このシーンからもわかるように伊之助は誰かを想って涙を流せる心の優しい子です。

「斬れねえ だめだ炭治郎 できねえ」

【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

無惨の血を注ぎ込まれ、鬼になってしまった炭治郎を切ろうと向かって生きますが、一緒に過ごした時間で触れた炭治郎の優しさを思い出してしまい、伊之助は炭治郎の頸を切る決断をできませんでした。ここでも彼は猪頭から溢れるほどの涙を流しています。

粗暴で乱暴だけれど心の優しい嘴平伊之助

【鬼滅の刃】嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の素顔は?誕生日や声優も紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

伊之助の母親を見てもわかるように、母親の優しい愛に少しの間だけでも触れていた伊之助は本当に優しい子に育ちました。育手の親が猪であるために人間らしい振る舞いをする場面は少ないですが、炭治郎や善逸、胡蝶しのぶなど仲間との交流を経て人間らしさを学習しているような気がします。

初回の登場こそ”粗暴”という言葉がピッタリですが、伊之助の言葉や行動の1つ1つに心打たれた方も多いのではないでしょうか。