名探偵コナンの主人公である「江戸川コナン」
「見た目は子供。頭脳は大人」のキャッチフレーズが有名で、小学1年生では、考えられない知識力・推理力の持ち主です。
今回は江戸川コナンのプロフィールや名シーン・名台詞をまとめて紹介します。
江戸川コナンの基本情報
江戸川コナンはどのような人物なのかを性格や見た目などの観点から紹介していきたいと思います。
性別 | 男性 |
年齢 | 6~7歳(実年齢は16~17歳) |
見た目 | メガネをかけている |
性格 | キザ・正義感が強い |
職業・所属 | 探偵・帝丹小学校1年B組 |
家族構成 | 父:工藤優作 母:工藤有希子 |
声優 | 高山みなみ |
見た目・性格
江戸川コナンの見た目は、メガネをかけているのが特徴です。
メガネは、毛利蘭から工藤新一の正体を隠すために、とっさに父の工藤優作のメガネをかけたことが始まりで、以降は阿笠博士が開発した犯人追跡機能などが搭載したメガネをかけています。
また服装は青いジャケットに灰色のズボンに白いワイシャツに赤の蝶ネクタイ姿が多いですが、現在はカジュアルな服装をしていることが多いです。
作者曰く、冬場に半ズボンは寒そうだからという理由だそうです。
性格は正義感が強く、どんな場面でも諦めない強い意思をもっています。
またプライドが強く、負けず嫌いな一面ももっており、作中では少年探偵団たちとテレビゲームで対戦したときに、連敗だったコナンは、夜な夜なゲームを特訓するほどでした。
好奇心も旺盛で、事件が起こるたびに刑事が到着する前に、現場から手がかりを探そうとすることも多々あります。
警察関係者もコナンの推理力には一目置いており、現場を探索することを許している節が見受けられますね。
職業・所属
江戸川コナンは帝丹小学校1年B組に所属する小学生です。
吉田歩美、円谷光彦、小嶋元太、灰原哀は同じクラスメートとなっています。
また小学生でありながら探偵でもあり、これまでに数々の事件を解決しています。
見た目が小学生のため、正体を悟られてはいけないように、阿笠博士が開発した時計型麻酔銃で毛利小五郎や周囲の人たちを眠らし、蝶ネクタイ型変声機を使い、眠らした人物になりきり、推理ショーを披露しています。
家族構成
江戸川コナンの家族構成は、父に推理小説家の工藤優作と、母に元女優の工藤有希子がいます。
工藤優作は、ナイトバロンシリーズで世界的有名な推理小説家で、現在は妻の由紀子と共にロサンゼルスに住んでいます。
卓越した推理力の持ち主で、コナンの推理力や考察力は父である工藤優作ゆずりといえます。
工藤有希子は弱冠19歳で女優デビューを果たした、伝説の女優です。
美しいルックスと超越した演技力の持ち主で、日本を超えハリウッドで活躍していましたが、工藤優作と結婚後に女優業を引退し、現在は主婦となっています。
コナンの蝶ネクタイ型変声機を使った演技力は母親ゆずりといえますね。
名前の由来
江戸川コナンの名前の由来は、推理小説作家のコナン・ドイルと、江戸川乱歩から来ています。
作中では、コナンになって初めて毛利蘭と顔を合わしたときに、名前を尋ねられ、咄嗟に後ろの本棚からコナン・ドイルと江戸川乱歩の推理小説が目に入り、江戸川コナンと名乗りました。
また劇場版「紺青の拳」ではシンガポールの現地の子供に変装するため「アーサー・ヒライ」と名乗ります。
アーサーは「アーサー・コナン・ドイル」から、ヒライは江戸川乱歩の本名の「平井太郎」から来ているため、「江戸川コナン」と「アーサー・ヒライ」は同じ意味になります。
特技
コナンの特技をまとめて紹介します。
サッカー
江戸川コナンの特技で第一にあげられるのはサッカーです。
特にボールのコントロールは折り紙つきで、犯人の撃退などでは、阿笠博士の開発したキック力増強シューズを使い、数々の犯人を撃退してきました。
演技力
江戸川コナンは演技力にも長けています。
大人たちに正体を悟られないように、わざと幼稚な発言をしてみたり、蝶ネクタイ型変声機を巧みに使い、様々な人物の話し方を真似することができます。
灰原哀曰く演技力の高さは母親の遺伝と言っています。
絶対音感
江戸川コナンは歌うことが苦手で音痴ですが、携帯電話のプッシュ音から連絡先を導きだしたり、ピアノの調律のズレを気づくほどの絶対音感の持ち主でもあります。
劇場版「戦慄の楽譜」では、聞いた音を正確に発音するというシーンも見せています。
操縦
コナンの口癖の一つに「ハワイで親父に教わった」というセリフがあります。
父の工藤優作の英才教育もあって、これまでに拳銃、ヘリコプター、ボート、飛行機など様々な乗り物や機械を巧みに操作しています。
コナンの正体
江戸川コナンの正体は工藤新一です。
コミック第1巻の「ジェットコースター殺人事件」より、毛利蘭と工藤新一はトロピカルランドでデート中に殺人事件に巻き込まれました。
ジェットコースターの搭乗中に殺害される事件で、容疑者は同じくジェットコースターに乗っていた人物だと推理し見事犯人を発見することができました。
事件解決後に同じくジェットコースターに搭乗していた、黒の組織の一員のウォッカが怪しい取引をしているのを目撃し監視していましたが、背後から近づくジンに気づかず、頭を鉄パイプのようなもので殴られ、APTX4869を飲まされてしまい、幼児化しました。
正体を知る人物
江戸川コナンの正体を知る人物は下記になります。
阿笠博士
コナンの一番の理解者であり、発明品などでコナンのサポートをしています。
灰原哀
黒の組織の一員でAPTX4869の開発に携わっていましたが組織からの報復により、自身もAPTX4869を飲み幼児化しました。
現在はAPTX4869の解毒薬などを開発する科学者として阿笠博士の自宅に住んでいます。
服部平次
西の高校生探偵で、服部平次が時計型麻酔銃で眠らされているとき、途中に目を覚ましてしまい、コナンの正体を突き止めます。
工藤優作・工藤有希子
コナンの両親も阿笠博士から事情説明により、正体を知っています。
赤井秀一
コナンが工藤新一の声で電話しているのを目撃したのがきっかけで正体に気づいていますが、本人には話していないようです。
世良真純
10年前に工藤新一と出会っており、コナンの推理力や行動から江戸川コナン=工藤新一だと知っていると思われますが、作中では現在不明となっています。
怪盗キッド(黒羽快斗)
正体を知った経緯は不明ですが、劇場版「世紀末の魔術師」のラストシーンでは、コナンの正体が毛利蘭にバレてしまいそうになったときには、工藤新一に変装して助けるシーンもあります。
寺井黄之助
怪盗キッドの助手で、怪盗キッドから正体を知らされたと思われます。
ベルモット
黒の組織の幹部であり、江戸川コナンの素性を明かすため調査し正体を発覚しました。
組織のメンバーには話してはいないようです。
本堂瑛祐
帝丹高校に転向してきた生徒で、毛利蘭に片思いをしていました。
本堂瑛祐が毛利蘭に告白するという事を聞いて、とっさにコナンは告白を阻止するために自身の正体を明かしました。
宮野明美
黒の組織の一員で、死亡する前に自ら正体を明かしました。
幼児化したAPTX4869とは
コナンを幼児化させたAPTX4869(アポトキシン4869)とは、黒の組織が極秘で開発していた薬です。
作中では組織の幹部のジンが、死体から毒が検出されない毒薬という理由で工藤新一に使用していましたが、なんのために開発された薬なのか未だにはっきりとは分かっていません。
また開発者の一員である、灰原哀も「毒薬なんか作っているつもりはなかった」と語っていることから、人を殺害する薬ではないようです。
黒の組織は、研究員の灰原哀が脱走したことにより、現在APTX4869の開発は停滞しているようですが、今後、組織の黒幕が登場するときに重要な鍵を握っていることは間違いないようです。
灰原哀は自身で解毒薬を研究し、数日間だけ元の体に戻れる薬を開発しましたが、江戸川コナンに渡してしまうと、元の体に戻って危険を犯すと知っているため、窮地に陥ったとき以外では、コナンには渡していないようです。
作者のこだわり
名探偵コナンの作者の青山剛昌さんは、江戸川コナンに作中で涙を流さないという強いこだわりを持っています。
これは絶体絶命のピンチでも諦めない心の強さを表しており、作中ではどんなときでも涙を見せていません。
もしかすると最終回で涙を流すシナリオがあるのかもしれませんね。
声優
江戸川コナンの声優は高山みなみさんで「魔女の宅急便」のキキ役でも有名です。
江戸川コナンの名シーン・名台詞
江戸川コナンの名シーンはどのようなものがあるのでしょうか。紹介していきます。
江戸川コナン・・・探偵さ・・・
江戸川コナン屈指の名セリフの一つです。
作中で、犯人などに小学生とは思えない推理力を披露し、何者かと尋ねたときに必ず言う台詞で、原作初期から現在まで、様々なシーンでこの台詞は登場します。
たとえどんなに信じられなくても・・・それが真相なんだ!!
コミック第28巻・アニメ第222-224話「そして人魚はいなくなった」より、服部平次に真実を伝える名台詞です。
推理とは消去法であるという意味合いの台詞で、絶対に考えられないことでも、残ったものが真相なのだという意味です。
殺人者とかわんねーよ・・・
江戸川コナンの探偵の流儀がわかる名台詞です。
犯人を特定し捕まえるのが探偵であり、自殺させてしまう探偵は殺人者と変わらないという意味になります。
この台詞が生まれた理由に、コミック第7巻、アニメ第11話「ピアノソナタ『月光』殺人事件」より、医師である浅井成美を自殺させてしまった経緯があります。
コナンの唯一無念が残る事件であり、初期の作品ですが、現在でも人気のある作品です。
江戸川コナンのまとめ
江戸川コナンは、名探偵コナンの主人公であり、物語に必要不可欠なキャラクターです。
今後、コナンは黒の組織との対決に勝利し、元の体に戻れるかどうかが非常に楽しみですね。
今後の江戸川コナンの活躍に注目していきましょう。