ビーツは劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場するキャラクターです。惑星ベジータが破壊される前に存在していたサイヤ人のビーツについて詳しく紹介していきます。
ビーツの基本情報
名前 | ビーツ |
性別 | 男 |
所属 | 惑星ベジータ |
種族 | サイヤ人 |
戦闘力 | 920以下 |
必殺技 | 特になし |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 桐本拓哉 |
初登場 | 劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』 |
その他 | 特になし |
ビーツの特徴
短髪に逆立った黒髪とアイラインで囲まれたような釣り上がった目が特徴です。顔は面長で体型もかなり細身であり、筋肉はほぼなく、サイヤ人でありながら非戦闘員で職員として勤務しています。戦闘を好まず、真面目な性格だが、少々臆病な一面があり、未知の怪物と遭遇するたびに悲鳴をあげたり何かしらの文句をぼやきます。どうすることもできないトラブルが起こると「もうダメだ」などと、かなりネガティブな発言が多く、かなりの平和主義者です。
名前の由来は野菜の『ビーツ』より。
ビーツの登場シーン
宇宙船発着場の職員として働いており、整備中、ブロリーの父親であるパラガスが乗り込み、発進許可が下りてないため引き止めようとしたところ、共に小惑星バンパに向かう事になります。ベジータ王が、自分の息子より戦闘力の高いブロリーに嫉妬しバンパに飛ばしたと言う事実を聞かされたが、ほぼ巻き添えという形でブロリーの救出に向かわされる事になりました。
バンパ到着後、ガスマスクと武器を持たされるも、巨大なダニのようなバケモノの大群と合流してしまい、一時避難します。この際「オレは戦闘員じゃないのに」とぼやきます。大群が去るのを物陰で隠れて待ち、ようやくブロリー探索を開始するも、草原のようなところに着地。
しかしその草原には違和感があり、地面も柔らかい上に生えている草も植物でない事に気付きます。すると先ほどの大ダニが集まり、口から触覚のような物を生やし、地面を吸い取ります。ビーツとパラガスはその様子を伺っていると、突然地面が動き出し空中に避難。
実はその草原の正体は緑色の毛並みの巨大な獣でした。空中からよく見るとあちらこちらにその草原は存在しており、大ダニはその獣の血を吸って生きています。獣も集まってきた大ダニを食べて生活しており、惑星バンパの弱肉強食の仕組みを目撃します。この様子を眺めていたビーツは「気持ち悪い星」と述べます。
再びブロリー探索を再開しますが、この日はバンパは満月であり、とても大きい事に感動しているところ、パラガスにあまり長く見るなと注意を受けます。大猿になると自我が保てなくなるという説明を聞きますが、ビーツは尻尾はあるものの大猿になった経験がないようです。
ブロリーが乗っていたであろう宇宙船を発見し、中を確認したものの姿は見当たらなく、近くの洞窟を探します。洞窟の中は荒れており、その中で1匹大ダニが死んでいるのを発見します。その大ダニを調べているところ体内からブロリーが姿を現します。パラガス曰く、その大ダニを倒し足を食べていた模様。
ブロリーの戦闘力が920もあり、ビーツは自分より高いと驚きますが、そのままの姿では大ダニを倒すのは不可能なので満月を見てしまい大猿になったのではないかと説明します。
ようやく宇宙船に戻り乗り込もうとするも、壊れて動けない状態となっており帰れなくなってしまいます。無線も届かない星であり食料と水が10日分しかないことで、食料を一人分減らすため、パラガスに胸を貫通され殺されてしまいました。
ビーツの必殺技
ビーツは非戦闘員なので本作では戦う姿を見せませんが、ヒーローズでは活躍します。アビリティ名も『非戦闘員のサイヤ人』であり、サポート役にしていると仲間の与えるダメージが2倍になり、チャージインパクトスピードをかなり遅くするなど、アタッカーとしては全くですが、サポート役としてなら頼もしい存在となります。
ビーツの声優
ビーツの声は桐本拓哉さんが担当しています。岐阜県出身で青二プロダクションに所属しています。元々は吉本興業に所属しており、声優業だけでなく演劇でも活躍されています。
主に映画の吹き替えが多く、ブラッドリー・クーパーやロバート・ダウニー・Jrなどの数多くの俳優を担当しており、アイアンマンや雪の女王など有名な作品に出演しています。
主なアニメ作品はキングダムの李白役、NARUTOの赤胴ヨロイ役など。
ビーツの名台詞・名シーン
サイヤ人でありながら戦いを好まないビーツの名シーン・名台詞について紹介していきます。
「急いでこの星を離れましょう」
ブロリーを発見し、宇宙船に戻った時の台詞です。非戦闘員のビーツは、惑星バンパにいることが最も苦痛でした。ブロリーやパラガスのように強ければ怪物を倒して食べて生活することもできますがビーツにその力はありません。早く惑星ベジータに戻り戦闘のない生活を送るのが賢明ですが、結局宇宙船が壊れて帰れなくなるという残念な結果となりました。
事件に巻き込まれたビーツ
ビーツは戦闘を好まず、平和主義なサイヤ人です。危険を避けて生きてきたのにも関わらず、パラガスに勝手に宇宙船を使われたり、穏やかなところで降りようと提案するも強行突破をされ宇宙船を壊されたり挙げ句の果てには息子の探索に付き合わされたりと、ただの父親同志の喧嘩に巻き込まれた可哀想なキャラクターに思えます。