「ハウルの動く城」において重要な役割を果たすカルシファーには、とても謎が多く不思議な存在となっています。
今回はそんなカルシファーの性格や正体、名台詞・名シーンなどをまとめてお教えします。
カルシファーの基本情報
名前 | カルシファー |
性別 | 不明 |
年齢 | 不明 |
声優 | 我修院達也(がしゅういんたつや) |
カルシファーの性格
自分が悪魔はであることを誇っているのかソフィーに反抗しているの、カルシファーは約束や誰かの指図を受けることはしないそうです。しかし、契約があるのでハウルに対してはそうも言っていられず、熱いお湯を風呂に沸かしてくれとハウルに頼まれた時には、またかよと文句を言いながらもやっています。
一方で、次第に当初の様子とは大きく変わって、ソフィーに対して素直で、ハウルとの契約を見破ってもらう為に協力的になります。2階の窓から実際に城が動いてる様子を見たソフィーが一流だと褒めると、カルシファーは照れながらも調子に乗ってやる気を急に出します。
カルシファーの特徴
カルシファーは城を動かす原動力であり、その為にはやはりエネルギーが必要となります。元々が火なので、燃えるものが必要で薪を自分でとったり、ハウルの残した朝食の卵やベーコンを美味いと言って食べてます。
逆に、燃え続けていなかったり雨で濡れてしまったりすると死んでしまうようです。他にも制約があり、暖炉から出られないや、カルシファーが他人によって外に出されてしまう場合には何が起こるか分からないと言っています。そして、カルシファーが城の外に出てしまった時には城は崩壊してしまいます。
火の悪魔で巨大な城を動かすことのできる強大な力を持つカルシファーですが、意外にも弱点や制限が多く大変でした。
カルシファーの仕事
カルシファーはハウルの動く城において極めて重要な存在で、城を動かすことを主に行い、他に火力が必要となる料理や湯を沸かすといったことも全てカルシファーの仕事です。しかし、城の全てを管理している訳ではなく、荒地から勝手に入ってきたソフィーを止めることはできなかったようです。
カルシファーは自分がかわいそうな悪魔で、契約に縛られてハウルにこき使われているという認識があり、早く城を動かす仕事から解放されたがっています。その為には、ソフィーがハウルとカルシファーの呪いを見破らなければならないという課題があります。
カルシファーとソフィー
カルシファーはソフィーが城に入ったことを咎めずに、ソフィーの呪いがこんがらがった呪いで簡単には解けず、おまけに喋れないことまで見破りました。そこカルシファーの契約を解いてもらう代わりにソフィーの呪いも解くという2人の秘密の取り引きを交わします。カルシファーの契約も人には話せないもので、ハウルにとって都合のいい契約であることが分かります。それはカルシファーがハウルにこき使われているからです。
ソフィーは小さな城からヒンと一緒に落ちてしまい、不思議な扉の先で幼少期のハウルと空から降ってくる不思議な星の様な存在が会話して、ハウルがそれを飲み込む場面を目撃します。それがカルシファーだと気づき、ソフィーは契約の秘密を悟りました。
カルシファーの声優
カルシファーの声を担当したのは、我修院達也さんです。俳優や声優、作詞や作曲など音楽プロデューサーとして活動し、ものまねでは郷ひろみさんや森進一さんなどの歌ものまねを得意としています。
代表作には、テレビドラマでは2003年の「ビギナー」、映画では1998年の「鮫肌男と桃尻女」や1959年の「私は貝になりたい」があります。
声優としてスタジオジブリ作品に出演するのは、「ハウルの動く城」で2作目になります。初出演は、「千と千尋の神隠し」の青蛙です。非常に特徴的な声で、ものまねをしたくなった方も多いにではないでしょうか。
カルシファーの名台詞・名シーン
カルシファーの名台詞や名シーンについて振り返ります。
「目か心臓をくれればもっとすごいぞ」
ハウルを救う為にと1度は城を出たものの、再び城を動かして欲しいというソフィーの願いに応じて、カルシファーはソフィーの髪をエネルギーにして城を立て直します。
しかし、髪よりも目や心臓の方が力の源となるとカルシファーは主張します。何故髪よりも良いのかという理由は不明ですが、これはソフィーがカルシファーとハウルとの契約を見抜く大きなヒントとなりました。
「生きてる!おいら、自由だ!」
カルシファーはソフィーによって契約の秘密を明かされ、契約から解放されてカルシファーの待望であった自由の存在になりました。
そのことをカルシファーは本当に喜んで外へ飛んで行きましたが、結局はソフィーやハウルの元に戻ってきました。
火の悪魔、カルシファー
ハウルの動く城として一般人にも知られていた城を動かす大きな役割を担い、まだあどけなさが残るハウルとの契約によってカルシファーは縛られていました。
最終的には家族同然でもあったソフィー達と一緒にいたいということで戻ってきたカルシファーのほっこりする姿を「ハウルの動く城」で観ることができました。