【鬼滅の刃】で登場する愈史郎、よく登場するキャラクターです。作中では嫌々ではありますが、常に炭治郎に力を貸してくれる存在でもあり、無惨を倒すための重要な役割を果たす人物です。また実は愈史郎は他の鬼とは違う特殊な面も持ち合わせています。好きな方も多いのではないでしょうか?
今回は愈史郎について詳しく調べてみました。
愈史郎の基本情報
名前 | 愈史郎(ゆしろう) |
性別 | 男 |
血鬼術 | 不明(目の能力有) |
年齢 | 鬼化した以降も含め実年齢は35歳 |
声優 | 山下大輝 |
初登場 | 2巻14話 アニメ8話 |
その他 | 珠代の血から鬼になった |
愈史郎の外見と性格
容姿
頭部の上の髪色が白く、下のほうは黒髪となっています。顔は色白で目の色は珠代と同じく紫色。登場初期は常に眉間に皺が寄っています。服装は常に書生のような恰好をしています。
性格
珠代への愛情が強く、珠代との2人の時間を邪魔されたくないと思っています。毎日7ページから8ページ帆程、珠代日記をつけています。また炭治郎への嫉妬心が強いに、警戒心も強く炭治郎と接触するのを最初は反対していました。いつも珠代の願いには必ず従い、珠代に対しては従順です。作中では感情で動く面が多くみられることから、感情的な人物であることが推測できます。
能力
作中では血鬼術のは出てきていませんが、血鬼術と思われる目の能力を持っています。相手の視覚を操作したり、空間を把握することが可能です。また術符を仲間に貼ると、術符を張られた人が愈史郎の視覚を見ることが出来ます。さらに、術符を建物に貼ると、建物や敷地内にいる人の存在を隠す事が可能です。しかし、完璧に人の存在を消すという能力ではないため、大人数隠れる場合には敵方にばれる可能性があります。
この能力によって、愈史郎は炭治郎を助けたり、相手の視覚から透明化したり、敵に幻覚を見せたり、などの活躍をします。
また手先も器用で、作中で登場する「採血の短刀」は愈史郎が作ったものです。「採血の短刀」とは、炭治郎が倒した鬼の体が灰化するまでの短い時間で、鬼の血を採取するという優れものです。鬼に短刀を投げ刺すことで、血を自動的に採取することが可能です。
愈史郎が鬼になった理由
鬼は通常無惨に鬼にされますが、愈史郎は違います。愈史郎は鬼と隠して医者をしていた珠代に鬼にされています。生前愈史郎は不治の病にかかっており、珠代に「このまま死ぬか、鬼になって生きるか」という選択を迫れ、鬼になって生きる選択をします。珠代の200年以上かけた研究の中でも愈史郎は珠代の唯一鬼にすることができた人間です。
珠代に鬼にされたことによって、愈史郎は他の鬼と違う点があります。愈史郎は他の鬼とは違い、人間の血を飲むのは少量で足ります。それは、珠代が無惨を倒すために自身の体を使い鬼の実験を繰り返していた為と考えられます。また、愈史郎は珠代と同じように無惨の呪いは入っていません。通常の鬼は無惨が他の鬼に襲われないように、無惨が鬼にした鬼に呪いをかけています。しかし珠代は無惨の呪いは既に解いています。そのため珠代に鬼にされた愈史郎も無惨の呪いがありません。
炭治郎との出会い
愈史郎と炭治郎の出会いは東京浅草でした。人間偽り浅草に妻子と一緒にいた無惨と炭治郎が偶然出会い、炭治郎はその場で無惨を斬ろうとしましたが、無惨はさりげなく一般人を鬼にしてその場から逃げました。炭治郎はその際鬼にされた人間を止めることに必死でしたが、一人の力では他の人間の協力を得ることが出来ませんでした。そんな時に現れたのが、珠代と愈史郎です。珠代の幻覚により、炭治郎は助けられました。その後、珠代は炭治郎と話しをする為自身の館に招待します。
その際、禰豆子が炭治郎を待っていたうどん屋まで、愈史郎が向かいに行きました。愈史郎は禰豆子を見ると「鬼じゃないかその女は。しかも醜女だ。」と炭治郎に衝撃的一言を言います。しかし、炭治郎は、「醜女のはずないだろう!よく見てみろこの顔立ちを!町でも評判の美人だったぞ禰豆子は!」と反論していました。
愈史郎の炭治郎に対する嫉妬心、警戒心はとても強く、炭治郎が珠代に年齢を聞いた際には、炭治郎は殴り珠代に何度か怒られる場面があります。しかし、心の中では常に珠代の事をほめている為、常に珠代を想っていることが伺えます。
朱紗丸と矢琶羽が珠代の屋敷に襲来した際には、愈史郎が頭を吹っ飛ばされた際に、珠代に対し「俺は言いましたよね?鬼狩りに関わるのはやめましょうと」などと言うなど、珍しく珠代に対し強い意見を言う姿が見られます。戦闘中、愈史郎が珠代に「あいつらを囮にして逃げましょう!」と提案した際には、珠代に引かれてしまった為発言と冗談と偽り取り消しています。
戦闘後には、炭治郎に対する警戒心が緩和された為なのか、禰豆子のことを美人といっています。その後愈史郎の作った採血の短刀で、一二鬼月の血を炭治郎が採取していくことになります。
珠代との別れ
無惨を倒すため珠代と愈史郎は無限城に入っていくことになります。無惨に体当たりで毒をさした珠代は毒を解毒した無惨によって殺害されます。愈史郎は珠代とは別行動をしていたものの、目の能力で状況の把握をすることができ、珠代が亡くなったことを愈史郎は知り、怒ります。
怒りによって愈史郎は上弦の肆である鳴女に自身の能力で幻覚を見せます。鳴女が見ている景色は無惨が見ることもできるため、無惨も愈史郎の幻覚に騙されることになります。鳴女の能力は無限城を操る能力です。そのため愈史郎が無限城を操ることに成功します。無惨は愈史郎を止めることが出来ず遂に地上に出てしまうのです。
そして最後は炭治郎が無事に助かることを珠代にお願いします。
愈史郎の印象に残っているシーン
警戒心が強く珠代想いな愈史郎は数々の印象的な発言をしています。ここでは特に印象に残っているシーンをご紹介いたします。
「鬼じゃないかその女は。しかも醜女だ」
炭治郎を迎えに行った際に禰豆子を見て、言ったひとことです。それを聞いて炭治郎は反論していました。ここから愈史郎の炭治郎に対する冷たい対応が始っていきます。そして炭治郎は愈史郎と仲良くするのは難しいと自信喪失になります。
「怒った顔も美しい・・・」
炭治郎を殴った際に珠代に怒られた愈史郎が心の中で思うことです。このシーンから愈史郎がいかに珠代のことが好きなのか伺えますね。また、このシーンのほかにも珠代を心の中でほめているシーンが多々あります。
「貴方と二人で過ごす時を邪魔するものが俺は大嫌いだ」
朱紗丸と矢琶羽が珠代の屋敷に襲来した際、愈史郎の頭が飛ばされて、怒って珠代に言った一言です。この発言から愈史郎がいかに珠代との時間を大切にしているか分かりますね。また
「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる。欲しがるばかりの奴は結局、何も持ってないのと同じ。自分では何も生み出せないから。」
無限城での戦いで上弦の陸である獪岳が、善逸に負けた際に悔しそうにしていたところ、急に愈史郎が現れていった一言です。そして善逸を助けました。
「無惨め、死んでもなおこれ程他人に不快感を味合わせるとは。」
無限城の戦いで無惨が炭治郎を鬼化させてしまったことを知ってしまった時の一言です。珠代を無惨に殺害され、力を尽くしても無惨が炭治郎を鬼化したことが耐えられなかったのでしょう。
しっかり者の愈史郎
愈史郎は他の鬼とは違い無惨の呪いが入っていないという特殊な鬼であることがわかりました。また珠代に対してはとても強い愛情を抱いていますが、それは憧れからきているものではないかと推測されます。
愈史郎は当初こそ炭治郎に敵意をむき出しにしていましたが、徐々に敵意がなくなり仲間のような感じになっていきています。作中で愈史郎が幸せになり、炭治郎ともっと仲良くなれたらいいですね。