エマ達と同じGF(グレイス=フィールド)ハウスで育ったギルダですが、これまで沢山の顔を見せてきました。思いやりのある顔や情熱に燃えている顔など、改めてギルダの魅力を解説していきたいと思います。
ギルダの基本情報
名前 | ギルダ |
性別 | 女 |
識別番号 | 65194 |
年齢/誕生日 | 10歳 |
身長/体重 | 138cm |
声優 | Lynn |
実写 | 安藤美優 |
初登場 | 第1話「GFハウス」 コミックス1巻 |
ギルダの特徴
エマ・ノーマン・レイに続く年長組に最も近いのがギルダとドンです。特にギルダはエマととても仲良しで、一緒にハウスの子供たちの面倒をよく見ているお姉さん的存在でもあります。真面目で固そうなキャラクターに見えますが、実はとても感情豊かでお茶目な可愛い女の子です。ハウスの洋服が白で統一されているということに若干不満を抱いています。
内通者を探すシーンや鬼の会話内で出てくる「スコア」ですが、なんとギルダはドンやフィルと共に200点台を叩き出している成績優秀者でもあります。観察力もとても優れており、ハウスの事実を知ったエマたちの変化に早く気付いていました。
ギルダの性格
ハウスでの脱出計画中やハウス脱出後の道中でも、常に冷静に状況を把握する能力を持っています。大好きなエマが嘘を吐くはずなんてないと、エマのことを信じて疑わない頼もしい仲間です。初めてハウスの事実をエマ達から聞かされた時、3人の次にドンとギルダが最初に脱出の計画へ参加します。ドンは話を聞きつつもどこか信用しきれない様子でしたが、ギルダは状況を整理してしっかり現実を受け止めていました。
シスター・クローネに目をつけられるギルダでしたが、クローネのカマかけにも動じなかったのはやはり優秀だからと言うべきでしょうか。ママ・イザベラの部屋にドンと忍び込むなど大胆な行動は、エマ達の事を心から信頼していたからこそ出来た事です。
内通者と思われていたギルダ!しかしその展開は…
脱出の計画を立てている段階で、エマ達からは「ドンとギルダのどちらかが内通者の可能性があるかも」と疑われます。寝室からクローネの部屋に向かうギルダを目撃したエマは絶望を感じますが、そこでギルダが発した言葉は「悩み事はありません」でした。
最年長3人以外に目をつけられていたギルダは、クローネに何度も「悩み事があるなら相談するように」と言われていました。クローネはギルダから脱出の計画を聞いてイザベラを出し抜いてママの座になる事を狙っていました。しかしギルダは自分を上手く利用しようとするクローネの思惑に気づき、計画の事は一切話しませんでした。とても心強いパートナーですね。
エマのために行動し、感情的になる優しいギルダ
ギルダはドンと共に真実を確かめようとイザベラの部屋に忍びこみます。そこには鬼とやりとりをするための通信機や今までハウスを出て行った子どもたちの私物がたくさん並べられていました。コニーのリトルバーニーも一緒に並んでいます。二人はそこで、コニーが死んでいるという事実を初めて知りました。
エマ達に真実を隠されていたギルダとドン。それはエマ達の優しさからの事でしたが、ギルダとドンは「もっと自分たちを信用してほしい」「頼りにしてほしい」と不甲斐なさを覚えるのでした。自分たちはそんなに「守らなければならない」と言う存在なのかと問うギルダとドンに心を打たれます。
頼りになるギルダとドンはエマ達の心強いパートナー!
エマがやっぱり頼りにするのはギルダとドンの二人。ハウス脱出計画をイザベラに知られ諦めたふりをしていたエマは、ギルダとドンに年少組の訓練を託します。イザベラに気付かれないようにしっかりと二人に任せていたおかげで、脱出の際は小さい子供たちも見事な動きを見せて脱走に成功しました。
「お留守番」はちょっと寂しいと嘆くギルダとドンですが、頼りになる二人だからこそ「守る」ことに専念してほしいというエマの気持ちを汲みとり役目を果たしてくれるギルダとドン。エマ達を信じているからこそ頼もしい存在であり、小さな子ども達も安心しています。
ギルダの名シーン・名セリフ
常にエマ達の側でサポートをするギルダ。普段の穏やかさからは想像出来ないような魅力的な一面もたくさんありますので、一緒に紹介していきたいと思います。
無茶をするエマをしっかり説教するギルダ
いつも無茶をするエマに対して、我慢できずに怒るギルダのシーンです。あまりにもエマが危険をおかして行動するため、ギルダは注意します。口調も勢いよく変わっています。
食幼児たち全員の居場所を把握するために発信機が仕込まれている左耳を、エマは脱出計画を成功させるために自ら切り落とします。無事に発信機は壊されることになりそのおかげで脱出も成功しましたが、ギルダの発言によるとそのような計画は最初からなかったという事が明らかになっています。
大切で大好きなエマだからこそ、もっと自分を大事にしてほしいというギルダの優しさゆえのお説教ですね。そのことに関してはドンも共感しているみたいです。
自分たちの存在意義を気にしている
常にドンと共に居るイメージが強いギルダですが、実は二人とも「お留守番」に関しては少し不満を抱いていました。もちろん他の子ども達を守ることも重要な役目ではありますが、脱出計画時にもあったように「お荷物だと思われたくない」という気持ちがヒシヒシと伝わってくる場面が多数あります。
クヴィティダラの竜の目を探しに行く場面で、やっと一緒に連れて行ってもらえるということに嬉しさを感じるギルダとドンは自分たちの立ち位置を必死で探しているのでしょう。エマ達が思っている以上に、この二人はとても強いんですね。
思考が完全にエマと一致するように!
王都編で再会したノーマンの命令でハヤト、アンジュと共に邪血の鬼であり友達であるムジカとソンジュを探しに出るギルダとドン。ムジカとソンジュを連れてきて保護するという命令でしたが、実は裏では「探し出して二人を殺す」という計画をノーマンは目論んでいました。
「鬼は絶滅させる」というノーマンと「鬼を絶滅させたくない」というエマの交差する気持ちの部分が問題となりますが、実際ムジカとソンジュに助けてもらった身であるギルダとドンは、エマと同じく「絶滅させたくない」と言っています。
二人がどんな鬼なのかを知っているということもあるかもしれませんが、これまでたくさんの修羅場を共に越えてきたエマの気持ちが二人を動かしているのだと思います。どちらにしても、ギルダもドンもとても勇敢で優しい性格だという事がよく分かります。
大事な友達であり、重要な仲間であるギルダの成長に期待!
意外にも感情豊かでとても分かりやすい所が魅力的でもあるギルダですが、怒る時はしっかり怒り泣く時は思いっきり泣く。そんな可愛さもあるギルダはまだまだ強く、成長していく期待の星です。
エマ達と一緒にどのような変化を遂げていくのか、これからどのような表情を見せてくれるのか。とても楽しみです。