千手柱間とは、漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。一国一里を作った人物の一人であり、かなりの強さを有していたため、読者からはチートキャラともいわれています。
そんな千手柱間の強さを徹底解説するとともに、過去の経歴などもご紹介したいと思います。
千手柱間の基本情報
名前 | 千手 柱間(せんじゅ はしらま) |
性別 | 男性 |
所属 | 木ノ葉隠れの里 |
階級 | 初代火影 |
使用する技・術 | 木遁、仙術など |
年齢/誕生日 | 年齢不明/10月23日 |
身長/体重 | 185.1cm/74kg |
声優 | 菅生隆之 |
初登場 | 14巻118話「足止め…!!」 |
その他 | 家族→弟:千手扉間、妻:うずまきミト、孫:綱手・縄樹 |
柱間の特徴
柱間は千手一族の長を務めた人物であり、うちは一族とともに木ノ葉隠れの里を創設した人物です。木ノ葉隠れの里の初代火影となり、里を牽引してきた実力者であり、五代目火影・綱手の祖父でもあります。
容姿は優しそうな顔で、黒髪ストレートロングの髪型をしています。二代目火影・扉間は実の弟であり、ともに千手一族を支えてきた兄弟です。
実は孫娘の綱手は柱間にとって初孫で、かなり溺愛していたようです。本人も「果てしなく甘やかした」と話しており、綱手の賭け事をするきっかけは柱間であったことが分かっています。
ただ、柱間が綱手のように賭け事が弱かったかどうかは不明です。また、柱間はかなり強い忍であったことは有名な話ですが、性格はとても親しみやすい優しい人物であったようです。
穢土転生で復活した際に現存している忍達と接していますが、最強の忍で初代火影とは思えないほど親しみやすく、見ていて面白いキャラだと感じた人も多いのではないでしょうか。
柱間の能力
チートキャラと言われる柱間はどんな能力を有しているのでしょうか。その強さをついて徹底的に解説したいと思います。
木遁
木遁の術
木遁の中でも基本的な術です。樹木を操作し攻撃や足止めなどをする使いようによって様々な効果を得ることが可能です。
木遁秘術・樹界降誕
樹海を発生されることで、攻撃や防御、敵の足止めなどを行う。「木遁の術」の応用版で、秘伝忍術になります。
木遁・花樹界降臨
樹界降誕の応用のようで、発生させた樹界の中に花をいくつも咲かせ、その花が花粉をまき散らすことで対象の動きを封じます。
木遁・木分身の術
木で分身を作る術です。木でできていると言えど、その精度はかなり高く、相当な瞳力がない限り見破ることが不可能で、マダラくらいの瞳力の持ち主でないといけないようです。また、柱間は常に木遁分身と情報を共有しています。
木遁・榜排の術
巨大な気の仮面を発生させ、それを盾にして敵の攻撃を防ぎます。
木遁・皆布袋の術
地面から巨大な木の腕を発生させる術です。この腕は大きさもさることながら、数も多く威力が高すぎて地面がめちゃくちゃになってしまいました。
木遁・木龍の術
木でできた隆を発生させ、チャクラを吸収させる術です。このチャクラを吸収する特性のため、尾獣をも抑えることが可能です。
木遁・木人の術
木の巨人を発生させる術です。
仙法木遁・真数千手
強大な千手観音を呼び出し、その千本の腕で攻撃をする術です。「頂上化仏」使用。 柱間ほどの膨大なチャクラ量を有する忍でさえ息が乱れるほどのチャクラ消費量です。
黒暗行の術
相手に幻覚を見せ、光を奪う術です。
仙法・明神門
巨大な鳥居を発生させて動きを封じる術です。六道の封印術であり、頭を抑え込むものが「封頭」で、10個の鳥居で相手を封じるものが「封十」です。
四赤陽陣
火影と同等クラスの忍が4人協力して作りだす結界で、膨大なチャクラ消費に見合ったかなり強力な結界になります。 柱間は木分身の術を使用することで、単独で四赤陽陣を使用可能です。
生前の柱間
柱間はNARUTOの物語の中では既に亡くなっています。しかし、うちはマダラとの関係性や初代火影ということもあって、柱間の生前の活躍は物語で語られています。
NARUTOの物語に深く関わってくる内容ですので、詳しくご紹介したいと思います。
千手一族
柱間が千手一族の長として一族を統率する前から時代は乱世であり、まだ一国一里という制度は整っていませんでした。国と国が傭兵を雇って戦をしており、千手一族とうちは一族はその中でも圧倒的な強さを誇っていました。
千手を雇えば、敵対する国はうちはを雇い、千手とうちはは敵対する一族同士となったのです。しかし、長きにわたる戦で互いに疲弊していました。柱間は平和を何よりも望んでいた人物で、うちは一族に和平を申し出ることとしました。
うちはマダラは一時はその申し出を断ろうと考えますが、仲間は疲弊し、和平を望むものが多かったため、一族のことを考えて合意します。こうして、木ノ葉隠れの里が創設されることとなったのです。
木ノ葉隠れの里の初代火影就任
木ノ葉隠れの里ができてからもマダラは千手一族に対して敵対心が残っており、初代火影に千手の者が就任するとうちはの立場が危ぶまれると考えます。
柱間は火影にはうちはマダラが就任すべきと言いますが、千手一族だけでなくうちは一族でさえもマダラではなく柱間を推す者がおり、初代火影は柱間が就任することとなりました。
マダラの離里
うちは一族の扱いに不満を持つマダラは、一族に里を出ることを持ち掛けますが、戦いで疲弊してしまったうちはの者たちはこれを拒否し、一族の厄介者とみなされてしまいます。
マダラは次第に同胞であるうちはの一族ですらも憎しみの対象としてしまうようになります。そして遂にマダラは里を抜け、その後は木ノ葉隠れの里と敵対する存在となり、九尾を率いて木ノ葉隠れの里を襲撃。
柱間はこれを迎え撃ち戦闘となるも終末の谷では柱間が勝利し、マダラは死亡したとされています。ここに長きにわたる二人の戦いは決したと思われました。
柱間の名シーン
忍の歴史に貢献し、様々な偉業を成し遂げた柱間の数々の名シーンをまとめましたので、ご紹介していきたいと思います。
マダラと切磋琢磨
お互いの性を知ることなく、お互い平和な世の中にしたいと願い、切磋琢磨していた幼少期の柱間とマダラです。一族は敵対関係にありましたが、マダラとの関係は良好でした。
穢土転生での再会
第四次忍界大戦において、黒幕のうちはマダラに加え、千手柱間などの過去の火影たちなど名だたる忍達が穢土転生によって復活を果たし、マダラとの再会を果たします。
しかし、十尾の危険性を考えて柱間はマダラよりも十尾を優先して対処することにします。マダラはライバルの柱間に再開し、決闘しようとしますが、「お前は後!!!」と後回しにしてしまいました。
伝説の忍者 千手柱間
「最強の忍者」と言われた柱間は、言われていた通り最強の忍でした。しかし、とても親しみやすく優しい心根の人物でした。最後は穢土転生が解除されて消えてしまいますが、最後まで平安を願っていました。
永遠のライバルであるマダラの最後を看取り、ナルトの言葉を聞いてから消えてしまいましたが、柱間の意思はナルト達に引き継がれていくことでしょう。
ナルトの子供達の物語である「BORUTO」でも、孫の綱手は健在ですし、里の創設者であり初代火影ですので、何かしらの登場はあるのではないでしょうか。