警視庁捜査一課管理官の松本清長(まつもときよなが)。
現在は黒田兵衛が管理官を務めているため管理官ではなくなっていますが、目暮十三や佐藤美和子など部下からは絶大な信頼を得ています。
大柄な体型と目の傷から一見怖そうな雰囲気ですが、警察官として非常に正義感の強いキャラクターです。
名前の由来は作家の松本清張さんから来ています。
一人称は「ワシ」と言っており、ドスの効いた声から威厳があり、頼りになる上司といったキャラクターですね。
今回は警視庁捜査一課の管理官だった松本清長のプロフィールや名シーンなどを紹介します。
松本清長の基本情報
松本清長はどのような人物なのかを性格や見た目などの観点から紹介していきたいと思います。
性別 | 男性 |
年齢 | 54歳 |
見た目 | 大柄な体型に左目付近に傷 |
性格 | 厳格で正義感が強い |
職業・所属 | 警視庁捜査一課管理官(警視)→警視正 |
家族構成 | 娘:小百合 |
声優 | 加藤精三 |
見た目・性格
松本清長の見た目は大柄な体型に口髭を生やした強面で左目に傷があるのが特徴です。
目の傷は約20年前に日本刀を持った凶悪犯につけられた傷だそうです。
また初対面の鈴木園子から「ゴリラ」と呼ばれた経緯があり、見た目は警察官には見えませんね。
性格は尊厳があり、警察官として正義感が強い性格をしています。
また捜査一課管理官として部下を統括する立場から、責任感が強く、部下からの信頼も厚いです。
職業・所属
松本清長は警視庁捜査一課の管理官です。
階級は警視となっており、捜査二課の茶木神太郎と同じとなっています。
管理官ということで、目暮十三、佐藤美和子、高木渉などを統括する上司であり、作中では部下を心配したり、助言するなどして部下からは絶大な信頼を得ています。
また毛利小五郎の刑事時代の上司であったため、小五郎は松本清長のことを「警視殿」と呼ばれています。
しかし、毛利小五郎を警察官から追い出したのは松本清長本人であり、近年の「眠りの小五郎」として世間で認知され始めたときは「何故あんな優秀な刑事をクビにした?」などと上司に責められており、肩身の狭い思いをしています。
推理力に関しては、目暮十三と変わらないようで、あまり高くないようです。
作中では事件の証拠のビデオを朝から夕方まで見続けており、コナンからは「まだ見てるよ」と呆れられていました。
管理官という立場から事件の現場に出ることは少なく、基本的には警視庁内で勤務していることが多いです。
また黒田兵衛が長野県警課長から警視庁捜査一課管理官に栄転したため、松本清長は現在管理官では無くなってしまっています。
階級も昇進し警視正となっていますね。
家族構成
松本清長の家族構成ですが、妻は既に亡くなってしまっているようです。
娘の小百合は工藤新一や毛利蘭の中学時代の音楽の先生で年齢は27歳となっています。
コミック第8巻「6月の花嫁殺人事件」では犯人に毒を盛られてしまいますが、なんとか一命を取りとめ、2ヶ月後には無事退院しています。
松本清長も小百合に対しては優しく、娘思いの一面を見せています。
声優
松本清長の声優は加藤精三さんが担当しており、「巨人の星」の星一徹役としても有名です。
加藤精三さんは惜しくも2014年1月17日に亡くなってしまっています。
松本清長の名シーン・名台詞
松本清長の名シーンはどのようなものがあるのでしょうか。紹介していきます。
松本清長の初登場時の名シーン
コミック第8巻「6月の花嫁殺人事件」より松本清長が娘の結婚式に現れた時のシーンです。
娘の小百合は毛利蘭や鈴木園子の中学時代の音楽の先生であったため結婚式に招待されていました。
松本清長も父親としてもちろん式に参加しますが、毛利蘭や鈴木園子は小百合の父親の姿を初めて見たようで、その強面の顔から不審者だと勘違いしてしまうシーンです。
松本清長の初登場シーンですが、たしかに警察官には見えない見た目をしていますね。
小百合にも似つかないところから、勘違いする理由も解ります。
まさかおまえ・・・まだあの事件を引きずってんじゃないだろうな・・・
コミック第28巻「閉ざされた秘密」より目暮十三に釘を刺す名シーン。
「閉ざされた秘密」は若い女性が次々と被害に遭う事件で、目暮十三は過去の女子校生連続ひき逃げ事件を思い出し、苛立ちを隠しきれず、冷静さを失ってしまっていました。
目暮十三の異変を一早く察知した松本清長は、目暮警部に冷静さを取り戻すように諭しています。
部下の異変に一早く気づき指摘するといった管理官らしい松本清長の名シーンですね。
松本清長のまとめ
松本清長は警視庁捜査一課の管理官という立場から、部下を統括する大事なキャラクターです。
惜しくも声優の加藤精三さんが亡くなってしまっていますので、あのドスの利いた声がもう聞けないのは悲しいですね。
また管理官は黒田兵衛が引き継いだので、今後松本清長が登場する回数は少なくなるかもしれません。
しかし警視正に昇格したので、今後警視庁の重役としての登場を楽しみに待ちましょう。
今後の松本清長の活躍に注目していきましょう。