【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は病気を患っていた?死亡した理由、妻や子供は?跡継ぎは誰になったの?

『鬼滅の刃』で鬼殺隊を統率する”お館様”という存在であった産屋敷耀哉は一体、どのような人物だったのでしょうか。

産屋敷家の97代当主について、よく知らないという方にも、ご存じの方にも、さらに彼の事を知ってもらえたらいいなと思います。

産屋敷耀哉の基本情報

【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は病気を患っていた?死亡した理由、妻や子供は?跡継ぎは誰になったの?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

産屋敷耀哉の特徴

【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は病気を患っていた?死亡した理由、妻や子供は?跡継ぎは誰になったの?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

黒髪が肩よりも少し上くらいまで伸びていて、顔の上半分は火傷のような病気のような紫色の痣のようなもので覆われています。目も黒目ではなく白目で描かれていて、柱合会議の際には童子に手を引かれながら現れていたり、不死川実弥が禰豆子を試すために流した血から禰豆子が顔を背けた時など、同時に状況を尋ねていたところから、目は見えていないようです。しかし、不死川実哉が鬼殺隊に入隊し柱になった頃はまだ両目共見えていなかったわけではないようで、右目のみ黒目が描かれています。さらに遡り、行冥が18歳の頃に出会った耀哉はまだ両目とも見えている状態でした。

さらに、耀哉の動作の律動や声音は話す相手を心地よくさせるもののようで、これを現代では1/f(えふぶんのいちゆらぎ)と呼ばれています。これを証明するような場面が第47話にあり、炭次郎が耀哉の声を聞きながら「頭の中がふわふわする」「不思議な高揚感だ」とモノローグの中で語っています。

この声だけではなく、産屋敷家は代々凄まじい程の”勘”がある一族だったようで、無惨が自分の所へ襲撃してくることも予期していたようでした。これを”先見の明”と呼んでいます。さらには無惨が既に頸を斬っただけでは死ななくなっているということも行冥にのみ伝えており、実際に行冥が頸を破壊しても無惨はすぐに再生し、死ぬことはありませんでした。

耀哉自身、鬼と闘うためにと刀を振ろうとしたことがあったようですが、すぐに脈が狂ってしまい10回も振るうことはできませんでした。耀哉自身も体一つで人の命を守れるようになりたかったと発言しています。

産屋敷耀哉の性格

柱合会議の中でも伺えるように、何が起きていても淡々と言葉を紡ぎだすような人です。柱達を”子どもたち”と呼び、とても大切にしている事がわかります。さらに、耀哉は自身が当主になってからというもの、亡くなった鬼殺隊の隊士の名前と生い立ちは全て記憶しています。また匡近の死後、実弥に対し「兄弟のように仲が良かったから」と発言するなど、名前、生い立ちだけではなく隊士同士の関係も把握していたのではないかと考えられます。

鬼殺隊の隊員たちの事を「捨て駒」としか思っていないのだろうと、実弥に指摘された時には「君たちが捨て駒なのであれば自分もそう」と言い、「既に代わりはいる」とも発言しています。”呪い”の影響で代々短命である産屋敷家は、男の子が生まれたその時から当主として任せても良いように厳しく育てられているようです。

耀哉は病気が進行して足腰が自由に動かなくなってしまうまで、亡くなった鬼殺隊の隊士たちのお墓参りを欠かしたことはありませんでした。

産屋敷耀哉の最期

彼の最期は無惨と最初で最後に対峙したその瞬間でした。無惨に対し、一族がこれまで辿ってきた道を語りはじめます。一族の中で無惨という鬼を生み出してしまったが故に、産屋敷家は短命な一族になってしまったこと。そして、自分を殺したとしても受け継がれている自分の意思は不滅であること、さらに鬼たちは無惨を殺せば滅ぶということ。

無惨に対し、自分の言いたかった事をすべて語りつくした後、耀哉はなんのためらいもなく、妻と子どもを巻き込んで爆薬を爆発させ、この世を去ります。この爆薬の中には殺傷力を上げるために撒菱を入れられていました。この爆発がきっかけとなり召集がかけられていた鬼殺隊たちの奇襲が始まります。

産屋敷耀哉の声優

声を務めるのは森川智之さんです。1967年1月26日生まれの神奈川県出身の声優さんです。現在はアクセルワンの所属していてそこの代表取締役も務めている長きにわたり声優界を牽引してきた声優さんです。

代表作は『NARUTO』の波風ミナト役、『犬夜叉』の奈落役、『BLEACH』黒崎一心役など作品を支える重要な人物が役どころとして多い印象ですね。

産屋敷耀哉の名言・名シーン

ここからは産屋敷耀哉の名言や名シーンについてご紹介していきます。

「我が一族唯一の汚点であるお前は・・・!!」

【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は病気を患っていた?死亡した理由、妻や子供は?跡継ぎは誰になったの?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

病床につき、血を吐きながらも無惨を必ず倒すという決意した言葉を吐露する場面です。無惨が産屋敷家の一族から出てしまった鬼であることは後々耀哉の言葉によりわかります。余談になりますが、耀哉と無惨は顔が双子のように瓜二つに描かれています。

「ごめんね」

【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は病気を患っていた?死亡した理由、妻や子供は?跡継ぎは誰になったの?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

柱合会議に初めて参加し、耀哉を目にした実弥が耀哉に対しこれでもかというほどに罵声を浴びせましたが、耀哉はただそれを聞き、上記のように発言しました。この場面での耀哉の表情は悲し気でもあり、微笑んでいるようでもあり、形容しがたい表情をしています。実弥はこの出来事がきっかけで、耀哉に対し心服するようになります。

「永遠というのは人の想いだ 人の想いこそが永遠であり不滅なんだよ」

【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は病気を患っていた?死亡した理由、妻や子供は?跡継ぎは誰になったの?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

永遠を求める無惨に対し言った言葉です。代々短命であった産屋敷家が1000年にも渡って鬼殺隊としてあれたのは、その時代にあった人々の想いが繋がって今にあるからという意味のある言葉です。この言葉は最終回目前でも作中に登場しました。無惨が死にたくない、自分の血を途絶えさせたくないという思いから、この耀哉の言葉を思い出し、自分の意思を炭次郎に受け継がせようとしましたが、結果的には失敗に終わり、無惨は永遠の不滅を手に入れることはできませんでした。

産屋敷耀哉は先見の明で未来を見据え、人心掌握術で鬼殺隊を従えた当主

【鬼滅の刃】産屋敷耀哉は病気を患っていた?死亡した理由、妻や子供は?跡継ぎは誰になったの?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

産屋敷耀哉は、当主として柱や鬼殺隊隊士たちから絶大な信頼を得ていました。それは、短命であるが故に持っていた特別な能力や、純粋に代々受け継がれてきた思いを途絶えさせないという強い気持ちの表れだったのではないでしょうか。

それでも、子どもや妻を道ずれに死ぬことに対してどんな思いだったのでしょうか。作中で語られることはありませんでしたが、産屋敷耀哉のカリスマ性はきちんと息子にも受け継がれているようです。